富山空港・活気を帯びた鉄道
北陸新幹線ができるまでは、富山は片道1時間の飛行機もしくは夜行バス、かつては急行能登や寝台特急北陸といった夜行列車で行く場所と言うイメージを持っていました。
関西からは、特急サンダーバードで約3時間位で着くことができます。
しかし新幹線ができたことにより、東京から2時間少々で着くことができるようになってしまいましたし、関西方面からですと金沢で新幹線に乗り継ぐ必要が出てきてしまいました。
その結果、東京と富山を結ぶ空港路線は機材が小さくなりなおかつ1日6往復から4往復と減らされてしまいました。
富山空港は、神通川の河川敷を生かしたような作りになっているのが特徴的で、細長いところによく作ったものだなと感心します。
就航路線は羽田 4往復、千歳1往復、週に何便か台湾韓国中国へと飛んでいます。
空港のメリットとしては、高速道路のインターまで車で5分位、そこから富山駅までは1直線の道路で15分位で着くことができるアクセスの良さです。他の空港ですと50分ぐらいかかるのが普通ですから。
もちろん各方面への観光はレンタカー中心だと思いますが、鉄道の良さを生かそうと各路線工夫をこらしているのでそれに乗るのもいいと思います。
まずは富山ライトレール、もともとJR富山港線だったものを改良したという初めてのケースです。
JR城端線、世界遺産の白川郷が近い場所にありながらそれを生かしきれていず、いかにもなローカル線風情が出ています。
しかし、観光列車べるもんたを走らせています。
事前予約をすれば、車内で握ったばかりのお寿司をいただくこともできます。
ただこの日は雨模様だったこともあり、本来雨晴駅あたりから見られるはずの立山を見ることができませんでした。
その場合は氷見まで行って新鮮な魚をいただくのも良いでしょう。
もう一つが万葉線。
高岡市内を走る列車も、高岡駅前まで乗り入れることに成功し、作者が出身地であることを生かしたドラえもん列車を走らせる事での需要の掘り起こしにも結びついています。
ゆくゆくは富山駅も北と南の線路が結ばれる日も来るようですし、この高岡駅も万葉線や氷見線と城端線が結ばれると、北陸新幹線の新高岡駅が生きてくると思います。