北九州空港・人口島のエアポート②
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20時30分発の小牧行きは欠航!?
確かに空港に着く前から稲光がするなあと思っていたが…。
大半の乗客もまだ状況を飲み込めていない様子、係員が慌てて保安検査場を出るように促し始める。
こうなると、カウンターで手続きをするしか方法は無い。急いで自分も保安検査場を出て、 FDAの2つあるカウンターに並ぶ。結果的にこれが正解で、 JALのカウンターに並んだ人は、コードシェア便の親元であるFDAのカウンターに並ぶように案内されていた。
並んだのは前から3人目。
さてこの間にどうするか、自分の考えをまとめておかなければならない。
まず、今日泊まる予定だった名古屋のホテルに電話をしてキャンセルの旨を伝える。楽天トラベルで予約し決済済みだったので、ウェブ上でキャンセルしてほしい旨言われる。
結局80%の手数料をとられてキャンセル。
一人目の女性は途方にくれたようで、どうすればいい?と問いかけるような感じで、まだ時間がかかりそうだ。
選択肢としては単純明快で
① 1日1便しかない小牧空港行きに乗るために、明日の同時刻の便に変更してもらう。
②自分で福岡空港へ移動し、小牧空港行きの便に振替してもらう。同じ FDAなので可能か?
③まだ出発していない羽田行きの便に振替してもらう。
④飛行機の移動は諦め、小倉駅までバスで移動し、小倉あたりに泊まって、翌朝新幹線で移動する。
今回は、自然の影響によるものなので、航空会社ができることとすれば、④の購入価格を手数料なしで払い戻す事と、①、融通利かせて追加料金なしで②を行うくらいだろうか?③はあまり考えられないが、出発直前だから定価で購入することになる。
普通ならば④だが、今回の目的は、記憶はあるものの証拠のない北九州空港からの乗降であり、明日もまだミッションを抱えていたので、③しかなかった。
羽田空港行きは21時出発予定だが、天候悪化の影響でまだ着陸できていないようだ。少なくとも30分以上の遅れになるだろうと見込んでいる。それまでに手続きができれば何とかなるかもしれない。
一人目の方は、④を選んだようでしたが、払い戻し手続きなど FDAのスタッフはあまり慣れていないようで、かなり慌てている様子が見られる。
責任者と思しき方も出てきて、払い戻しをする場合は、ここでなくても改めて空港カウンターで行うことができる旨案内している。
それを聞いて、預けた荷物を受け取ってバス乗り場へ向かう人も出てくる。しかし並んでいる人は各カウンター20組はいそうだ。全員をさばくとなると何時間かかるのだろうか?
二人目の方は、②の選択らしい。これは若干ややこしそう。
そうこうしているうちに、自分の番を待って羽田便をとっていたのでは席がなくなるのではないかという危機感が出てきた。
慌てて携帯を取り出し、ネットで予約状況見てみる。
既に残数は『1』。定価だから 30,000円以上足が出る。しかし、乗り直しに来るのでは、それだけの金と時間を要する。
仕方ない、頼むから残っててくれよ!と思いつつ購入ボタンを押す。
何とか購入できた。
非常口座席の真ん中だが、贅沢は言ってられない。
欠航決まってからすでに30分、やっと自分の番が回ってきた。
とにかくてきぱきと済ませたいので、払い戻しをして、ネットで羽田行きを予約したのでそちらの荷物の預け入れをお願いしたいと伝える。
さっきの責任者とおぼしき人が対応してくれたので、オペレーターにてきぱきと指示をする。
FDAのカウンターで払い戻し、JALのカウンターで手荷物の手続きと少々バタバタしたが、 5分位で手続き完了、再度保安検査場を通って、カードラウンジへ行く。
幸いにも1つゴールドカードを持っているので、追加料金なしで利用することができるのはありがたいです。
既に羽田からの飛行機も着陸して出発準備が始まっているようだった。
となると、今日の寝床を確保しなければならないので、携帯のWi-Fiを確保し、その上で楽天トラベルを開く。
泉岳寺にあるアパホテルが安く確保できたのでラッキーだった。
空港で買ったおにぎりを食べ、ラウンジの飲み物いただいて出発を待つ。
明日のミッションへの影響も考え、計画を再考する。こちらは、乗る予定の新幹線を変更すれば何とかなりそうだ。
21時30分、定刻より30分以上遅れて搭乗案内が始まる。雷はすでに峠を越えたようで静かになっている。
フルパワーで飛んだ飛行機は、23時過ぎに羽田に着陸。
そこから手荷物を受け取り、やれやれと京浜急行に乗車。ほっとしたのもつかの間、京急蒲田の駅でやたらと人が降りる。
なんか変だなーと思っていたら、横浜方面から来た特急列車に乗り換えしないと泉岳寺までたどり着けないらしい。大慌てで荷物をまとめて乗り換える。
結局泉岳寺に着いたのは0時03分。本日の発着列車は全て終了しましたのアナウンスが流れる中、ホテルへと急ぐ自分であった。