世界パラ陸上に行ってきた
5/25が最終日となる世界パラ陸上競技選手権・神戸大会。もともと駅の広告などで見かけていたものの、「忙しいし、まあ良いか」と思っていた。しかし、親と弟の絶賛を聞き友達と行くことに。
ちなみにパラ陸上は今回で11回目にして初の東アジアでの開催。市民としてはパリ・ドバイという大都市でも開催されている大会がなぜ神戸に!?という疑問もある。だが、誘致に尽力して貴重な体験を届けてくれた人たち、そして選手の方たちには感謝したい。
総合運動公園駅に着くと、選手以外にもペルーやブラジルなど様々な国から多くの観客が集まっていた。
一昨日(最終日夜の部)見れた競技は200m走・400m走・1500m走・投槍・円盤投げ・車椅子陸上(他にもあったかもしれない)。
この中で特に印象に残った競技は投槍。投槍自体初めて見たが、中国の選手の48mを超える投擲と全6回も槍を投げきる選手の姿には驚くと同時に尊敬の意が湧いた。
ただ、今大会には少し個人的に引っかかる部分も少しあった。1つ目は、競技開始時に、世界(大会)記録保持者に加えて日本人選手をアピールするような実況をしていたとこと。確かに観客の大半は日本人だ。応援しやすい日本の選手を解説するのは合理的だし、他の開催国でも同じような実況が行われているかもしれない。だが、せっかく観客にも選手にも外国の人がいる、国際的な大会にできているのにも関わらずこのような偏向気味の実況をする必要性はあったのだろうか。2つ目は、大会メインロゴなどのデザインだ。メインロゴのデザインは迫力の中に神戸らしさもあるデザインで、かっこよかった。しかし、現在活躍しているヘラルボニーのような団体のアーティストの作品を取り入れたりすることでより大会のコンセプトに合わせると同時に、そういう団体を応援することができたのではないか。3つ目は、広報があまりうまくいっていなかったのではないかという疑念だ。各競技の決勝戦が行われて、かつ休日の最終日はおそらく一番盛り上がっていたと思う。しかしそれでも空いている席がたくさんあった。確かに駅にはたくさん広告が貼ってあったし、パラ陸上開催のテロップを表示しながら回送している市バスも何回か見た。だが、一緒に行った友人がこの大会を全く知らなかったり、自分も「まあ、いいか」となっていたりした。具体的にどう広報すれば良いのか自分にはわからないが、もっとこの大会が貴重な機会であることを伝えられたら良かったのではないかと思う。
とはいえ、全体的には本当の行って良かったと思える大会だった。今後この大会がどのように変化していくのかに注目したい。
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