香港旅行③-1 HKU
突然だが、香港の料理と言えば何を思い浮かべるだろうか。
広東料理?小籠包?雲吞麺?
いやいや、お粥ですよ。
お椀いっぱいに盛られた白いどろどろとした液体に沈む具材。
お世辞にも美味しそうとは言えない(今見たら美味しそう)。
魚入り(私は生姜が一緒に入っていておいしいと思ったが家族には不評だった)にピータン入り、豚もつ入り。具はわりとなんでもありだ。
家族のやつも食べさせてもらったが、ミンチ肉の粥が米と肉が調和している感じがして一番気に入った。
ずっと食べていると流石に飽きる人も多いのか調味料もたくさん。
ごまドレッシングと間違えてかけたピーナッツペースト(?)が予想外の美味しさ。
苦手な調味料かけた後でもピーナッツかけたらなんとかなる!ピーナッツすごい(脱線)。
しかし粥店は粥に限らない!!
周りの客もだいたい粥+何かを食べている。
Chinese dounutなるものを恐る恐る粥に浸けて食べてみるとこれがまためっちゃ合う。炭水化物×炭水化物。
別に食レポの技術があるわけでも舌が良いわけでもないから美味しいとしか言えないが…
今日の最初の目的地は香港大学(通称HKU)!!
海外大!!海外大!!と宣いながらもアジアはノーマーク(反省)であまりよく知らなかったが、調べてみるとあの孫文を医学部1期生として輩出した超名門大学!!
孫文自身も我が知識誕生の地と演説したそうな。
軽く入試方式を調べると
・SAT1350~(上位9%で京大帰国子女受験で要求されるのと同じぐらいらしい)
・IELTS6.5~(よくわからんがむずそう)
・GPA…学校評定平均 4.5~(しんどい)
が日本からの一般受験必須条件のようだ。
高考はないんや…でもしっかり難易度高い!
私は校訓とか校章の言われとか学校の古臭くてどうでも良い要素がなぜか結構好きだ。
高校もかっこいい校訓とか教育指針に夢見て決めたみたいなところがある。
だってラテン語の成句とかかっこいい四字熟語とかなんか崇高な感じするじゃないですか!!
香港大学の校訓は「明徳格物」。
この後の説明でも、自分の体や家族など近いところから整えるべし!というようなことが示されていてまさにこれ!!という感じだ。食べて寝て体力つけないとやりたいことがあってもなかなかできない…
ちなみに「四書」の他3つは論語中庸孟子とかいう高校漢文フルセットである。冬休みの課題に絶望(結局漢文課題未提出な模様)。
大学の場所はヴィクトリアピークまでの西側登山口すぐ南(昨日素通りしてた)。
もはや慣れてきた二階建てトラムのレールが工事中だった。通行止め感がすごいが、トラムがやってくると「わっ!きたきた、どこどこ!」みたいな感じで作業員が横に避ける。
まさかの浮いてるレール通過。レールの溝もかなり浅くて揺れもすごいが、パワフルで面白い交通機関だ。
坂道をどんどん登り、校舎へ。個人的にはJR沿線から神大六甲台キャンパスに向かう坂よりきついという印象(伝われ)。
とにかく土地がない香港にしては広い校舎に全部で10の学部が居を構えている。
理学部の公式キャラクターがかわいい↓
香港大学は国家自然科学賞なるものの受賞者が多く、特に自然科学の分野が強みらしい。その中核である理学部は学内でも一目置かれているように見えた。
工学部の前を歩きながら楽しそうな研究室を見ていると高校生ぐらいの集団がいくつか。どうやら見学中らしい。
外国人留学生45%という超国際的な大学なだけあり、学内公用語は英語らしいので説明の盗み聞きを試みたが中国語?広東語?で無理だった。
もう今更改めて言う必要もないが、今回の香港旅行、ただの観光!!
せっかく大学訪れるなら学会発表や見学を兼ねておくべきなのは間違いないが…暢気なものである。
もうそろそろ何らかの研究を始めたい!
とは言え全くの部外者が訪れても見どころはいろいろとある。
校舎のほとんどは新しいコンクリートの高層なものだが、おそらくイギリス植民地時代からのものであろうシンボル的コロニアル建築(植民地時代の建築)も残っていてかっこいい。
掲示板を見るのも建物めぐりと同じぐらい楽しかった。
学生演劇の募集、サマーキャンプ、講演会、日本への留学などなど大量の情報が(全部英語)!この若干乱雑に重ね貼りされてる感じが活力あって良い。
個人的に学内掲示板はその学校の情報収集に対する意欲を如実に反映するものだと思っているのでめっちゃ見た。
キャリアや大学での学びのサポートが充実しているという印象がある。
理学部は学部の掲示板を持ってたりして、やはりHKUを代表する学部となっている。
薄くにはなったが、初めて海外の大学を見に来たということで良い機会だったと思う。行ってみるもんやな…
香港大学のビジターセンターはほぼオリジナルグッズ売店だが、グッズのレパートリーがすごい!
私も学校の文化祭に向けてオリジナル商品の企画をしているがなかなか難しい…メモ帳とか紙袋とか意外と高いんですよ!!利益率20%も厳しい!
サマーキャンプなど、イベントのたびに作られてきたであろう豊富なグッズからも愛を感じる。
HKUを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。
→③-2九龍半島編へ続く…
読んでくださりありがとうございました!!