レコード針飛び四方山話1
今回は私が針飛びリペアマンになったきっかけ話など。
インターネット普及前は個人にせよ業者にせよ『海外買い付け』が一般的で、
買い付けが不可の場合は国内ショップなどの購入場所が限られていました。
しかしネットという世界ボーダーレスがもたらした文明の力が一気に解き放れ、
国内でも某オークションが加わり入手がしやすい状況になりました。
しかし国内実店舗で購入するよりもネットで海外というのもあり、ebay等では
リスクも伴うのも事実です…
以下が主な
『リスキーランキング』のベスト3になります。
① 商品が未着
② 盤質問題
③ ①②に伴う返金や返品
※ebayには補償制度があるのでトラブルの場合安心ですが、いろいろなやり取りが
億劫かつ面倒になります。
何枚も購入してると・・・・
あちらの盤質感覚とこちらの盤質感覚がかなりズレているのに気が付きました。
当たり前ですがわざわざ針飛び盤を望んでビットしてるわけもなく、説明文を
踏まえてのビットです。入札前は…
画像とキャプションを信じる他ありません。
また『オーディオ環境問題』の因果関係もセラーとしての言い分や確信犯的な
ケースも少なくありませんでした。
最初の頃はセラーに連絡し返金/返品を依頼してましたが、何度も似たケースが
増えると英語でのやり取りもあり、だんだんと面倒になり始め
『自分で治してみようかな』と思ったのが動機でした。
早速ネットで調べ、私がこちらで紹介した通りの方法
を全て試しました。それら一長一短は全て経験値からのものです。
いろいろ遠回りしながら『マチ針』での修復がベストと判断、
今日に至っております。
リペア仕立ての頃はそりゃ酷いものでした…(笑)
とにかく最寄りに針飛びマスターが居るわけもないですから全て自分の
感性/感覚に頼る他なく、それだけに失敗を重ねました。
枚数を重ねるにつれ、針飛びの原因特定が分かりだすと感覚でなくその要因を
理解した上での修復ができるようになり、成功確率が上がり始めました。
とまぁ以上がきっかけですが、針飛び料金はそういうことを踏まえての設定に
なりますのでご理解いただければ幸いです😅