【DELF B1】受験のためにやっていた学習内容
この記事では、DELF B1を受験するにあたって行った学習内容について書いています。
前回の記事でも少し触れたように、私が本格的にDELFの試験対策を始めたのは試験の1ヶ月ほど前からでした。基本的にはDELFの教材をベースに、試験2週間前だけ、ライティングとスピーキング強化のためにアンスティチュ・フランセに通いました。実際に私が取得したスコア、使用した教材、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの順に紹介いたします。
DELF B1のスコア
以下が私が取得したスコアです。
口頭試験は9割の22.5点を取得できましたが、聴解の点数が他の点数に比べて悪いですね。
各項目、それぞれどのような対策を試験の1ヶ月前から行っていたのか、記していきます。
使用した教材
Le DELF 100% réussiteを使用しました。私が当時勉強していた頃、この教材が最新のもので、大学の先生も勧められていたのでこれを選びました。中身は全てカラーです。模試が2回分載っていて、解答の前のページにはリスニングのtranscriptionsが載っています。スピーキングの際に使える表現なども載っているので、これ一冊でDELF B1対策は十分でした。
リーディング
私は圧倒的にボキャブラリー不足だったので、まずはリーディングのページにある記事の中で分からない単語を調べることにしました。単語を調べたら、他のノートに書き写すのではなく、その単語のすぐ上に直接オレンジ色のペンで書き込んでいました。
赤シートで隠して記事を読み、覚えられていない単語には印を付け…これをひたすら反復。
実際、単語だけ覚えるよりも文章の中で、文脈の中でどのようにその言葉が使われているかを知った方が、実際に自分で運用する時のためになるので、私は教材に直接書き込む形を取りました。
問題を解いても、正直筆記で解答する部分は、合っているのか合っていないのか、当時の自分では判断できなかったため、答えを丸写しして「こんな風に答えるのか〜」と参考にしていました。
リスニング
リスニングは4技能の中で一番諦めていた分野でした…短期間では伸びにくいからです…諦めてはいつつも勉強はしたので紹介します。
<教材を用いて>
transcriptionsを見て、分からない単語を見つけたら、リーディング同様、すぐに教材に意味を書き込んでいました。大方のtranscriptionsに意味を書いたら、CDを流してシャドーイングを行いました。試験2週間前ぐらいからは朝ご飯の時間にもCDを流して、とにかくフランス語に触れるようにしていました。聞き取れない部分があるとその場で確認し、何度もその音を発音して練習しました。
<その他>
主にラジオを聞き流していました。RFIのLe Journal en français facileです。
歯磨きをするときや電車に乗っている時など、とにかく「ながら」でできるときは常に流していました。Facileと言っていますが、当時の私には全くfacileではありませんでした。こちらのラジオにもtranscriptionsがついているので、分からなかったり聞き取れなかったりする箇所があればすぐに確認していました。
↓こちらのサイトです
ただ、このラジオはあくまで「息抜き」として「ながら」で流していたので、真剣に行ったのは教材についているCDの方でした。
ライティング
まず、教材に載っている例(答え)をノートにそのまま丸写しして、分からない表現を自分で調べたり、大学の教授に聞いたりしました。電車に乗っている時間などにそのノートを見返して、どのような表現を使えばよいか、ひたすら暗記。
そして、試験3週間前ぐらいから、自分で作文をし、ネイティブの方に添削していただいていました。私の場合、大学の教授、アンスティチュ・フランセの先生です。最低でも週に2回は作文を書いて、添削されたところがなぜ添削されたのか、必ず先生に理由を聞いて、それをノートにメモしました。当時の私は、フランス語を聞き取れる能力はなかったので日本語を話せるネイティブの先生や、日仏バイリンガルの先生からご教授いただけたのは非常にありがたかったです。おかげで、細かいニュアンスの違いなども知ることができました。
スピーキング
一人で練習するには限界があったため、スピーキング力強化のためにアンスティチュ・フランセのプライベートレッスンに通いました。試験前の2週間、週2回、2時間ずつレッスンを受けました(計8時間です)。プライベートレッスンなので、基本的に私のやりたいことを先生に当日お願いして行ってもらう形にしました。(この時にライティングの添削もしていただいています!)
授業ではライティングの添削以外に、実際の試験形式で先生とスピーキングの練習を行ったり、試験で配られる記事の読み方のコツや、始めの自己紹介のパートで使えるtipsなどを教わったりしました。
グループレッスンとは違い、自分の気になる点をいくらでも質問できるので、試験前にプライベートレッスンを入れて本当に正解でした!
あとは独り言をフランス語で言ってみたり、自分の視界に入るものをフランス語で言えるようにしたりしました。
以上が、私がDELF B1に合格するために行った勉強です。
誰かのお役に立てれば幸いです。
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