【デュエマ】デュエマ瓦礫王決定戦(flat-工房主催) イベントレポート
こんにちは、神結です。
今回は4/29に開催されました「デュエマ瓦礫王決定戦」(flat-工房主催)についてのレポートとなります。
瓦礫王決定戦とは?
このイベントはnoteさんに協賛いただき、東京青山の「note place」にて行われました。私はカードオタクなので表参道とか青山には中々縁のない人間なのですが、街全体が秋葉原とは全く違いました。それはそう。
そんなわけで「note place」も非常にお洒落な場所にあり、内装も綺麗でやはり秋葉原のカードショップとは別の世界でした。それはそう。
さて、このイベントは「瓦礫王決定戦」の名が付いていますが、これはどういったものかと言いますと、flat-工房(富山)に置かれていたノーマルのジャンクカード(値段が付かないようなカードや、売り物には出来ないような状態のカードのこと)たち約2万枚をブルーシートに放流し、その中からデッキを作って対戦しようというものになります。
パッとイメージが湧きにくいかもしれませんが、こんな感じです。
この写真の段ボールの中に、夢のジャンクが詰まっているわけです。ちなみにこの段ボール、イベント開始前には対戦卓として八面六臂の活躍?を見せてくれました。
ジャンクたちの中からお宝を発掘したり、或いは普段あまり使う事のないようなカードたちを組み合わせて奇跡のコンボを狙ったり……といった思い思いの楽しみ方をしていただくのが今回のイベントの趣旨になります。
カードゲーム的に言えば特殊なリミテッドということになるわけですが、事前にカードプールも不明で文字通り“開けてみてからお楽しみ”ですし、主催側も何が入っているかよくわかっていません(一応、光り物のカードは入っていても一律禁止になっています。なんか時折ポケカや遊戯王も混ざってたけど、それも禁止)。
その中で直感的に強そうなカードを探して(制限時間もあるので、当然全てのカードに目を通せるわけもありません)、上手くコンセプトにしてデッキにするわけです。難しそうですが、ワクワク感もありますよね。
そして当日、そんなワクワク感を求めて51名の方に来ていただきました。ありがとうございます。
ワクワク、デッキ構築タイム!
当日の会場風景は後日動画で上がると思いますので、お待ちください。なんか私がカメラマンみたいなことをやっていましたので。
さて、参加者の受付も終わり、いよいよイベントの始まりです。当日のイベントはVDuel主催などでお馴染みらふぁにぃさんが主に運営を担当してくれました。
そのらふぁにぃさんからイベントのルールや注意事項、そして手順が説明されます。
さて、今回の瓦礫王決定戦ですが、デッキ構築の手順はだいたい以下のような感じです。
1.ブルーシートを4区画に分けて、参加者も4グループに分かれてそれぞれの区画に集まる
2.それぞれの区画に置かれた段ボールからカードを解放し、制限時間5分間の中で10枚のカードを選ぶ
3.制限時間が来たら参加者は時計回りに移動し、次の区画で2の手順を再び行う
4.これを繰り返し、4つ目の区画で最終的に40枚のデッキを完成させる(なお、最後の区画ではデッキの調整のため制限時間が10分となる)
……といった説明がらふぁさんよりなされ、参加者は段ボールの周りに集まっていきます。
そしていよいよ、デッキ作成開始です。
カードがどさっと飛び出し、プレイヤーたちは最強のカードを求めてカードの海へとダイブしていきます。
これだけの量があるので、シールド戦以上に構築(特にカラーリング)については自由度があります。
私が参加者にちょっかいを掛けながら見て回ったところ、大枠して幾つかのデッキタイプに分類されていました。
まず一番多かったのは、《凶戦士ブレイズ・クロー》を始めとした火の小型クリーチャーを軸に戦うアグロ系のデッキです。
なんか《小さな勇者ゲット》が《機神装甲ヴァルボーグ》に進化するという、私が小学生のときにやっていたデュエマがそこにあったりしました。
この手のデッキは当然ながらスター進化クリーチャーが強力で、全体的に除去が弱い(この手のルールは、「殴り返し」というシンプルな方法の除去になりがち)こともあって対処に四苦八苦していた印象です。
またこれらの火単系のデッキの人気が高かったことから、白の受け系のデッキがプールに余りがちになったこともあり、単体でゲームを破壊するようなブロッカーこそ少ないものの、白を使った【ヘブンズゲート】系のデッキも見られました。
また殿堂自体は通常フォーマットのものを参照していたため、殿堂カードは需要を上回る供給があり、《Dの牢閣 メメント守神宮》などは色が合うデッキにはそれこそ全員が入れていましたね。
そしてもう一つは、少ない枚数のディスペクターたちを的確にピックアップしたディスペクター系のビッグマナ、或いはビートダウンといったデッキはかなり活躍していました。
中でも印象的だったのは《飢動混成 ガリィングマール》、そして《呪帝電融 カーペラー・キリテム》でしょうか。
↑ の記事はイベントの全体的な雰囲気もわかってオススメです。
ディスペクターはとにかくEXライフの存在がビートにもコントロールにも強く、ササゲールを持つカードも豊富なんですよね。中でもアンコモンなため大量にジャンクに含まれていた《歪悪接続 ヨー・バルディ》などは、強力なグッドスタッフカードとして色んな人のデッキに入っていました。
その他個人的に印象に残っていたのは、《至宝 オール・イエス》を3枚ピックに成功した【ドロマーイエス】や、頑張ってドラゴンを掻き集めた【連ドラ】なんかもいましたね。
私も折角なのでこっそりデッキを組んで見ようと思ったのですが、残念ながらその時間はありませんでした。次回こそは……。
(こちらは、40枚適当に取って参加者と遊んでいたときに見付けた奇跡の《怒りの影ブラック・フェザー》)
いざ、対戦!
ワイワイしながらデッキを組んでいた皆さんも、対戦が始まると一気に真剣モード……というわけでもなく、やはり皆さん楽しそうにプレイしてくれていました。
中にはCSプレイヤーのような雰囲気を漂わせていた方もいましたが、どちらかというと目の前でプレイされたカードたちに一喜一憂していることが多かったと思います。
対戦中には実際に奇跡のようなプレーが起こったり、逆に構築段階で使えると思ったものがいざ実戦に持ち込んだら出来ないとわかったりと、程よくカオスで面白かったですね。
さて、イベントは51名のスイスドローで、5回戦を実施。全勝の2名で決勝戦を行う、といったルールで行われました。
序盤は上位卓にアグロ系のデッキも多かったのですが、それらは先に挙げた天門系のブロッカーやディスペクターのカードパワーの前に屈していき、最終的な上位卓はそんな感じのデッキで埋まっていきました。
そして決勝に残ったのは【シータディスペクター】と【ヘブンズゲート】。
特に前者のデッキには《呪帝電融 カーペラー・キリテム》の他、デッキを回すための《電磁 アクアン-2》や《妖精 アジサイ-2》などの優秀なディスタスも搭載されており、傍目に見ても滅茶苦茶強力なデッキでした。
実際試合も常にディスペクター側のペースで進行し、ヘブンズゲート側が苦しい展開となっていましたが……しかしこの一番で《インパクト・アブソーバー》+《閃光の守護者ホーリー》の無限ブロッカー耐久とかいう奇跡のようなコンボが決まり、【ヘブンズゲート】が優勝!
ユミヤさん、おめでとうございます!
決勝の模様は後日動画で上がると思いますので、お楽しみに。
ビンゴ大会、そしてイベントの終わり
その後、皆でビンゴ大会を行いました。
今回のビンゴは「デュエマ単語ビンゴ」という少し変わったビンゴで、一般的なビンゴの数字に該当するものがデュエマの単語(キーワード能力)になっています。
そして5×5の白紙に「自分で」デュエマのキーワード能力を埋めていく形式(キーワード能力の方は、候補一覧がありその中から選択して埋めていく)です。
そしてflat-くんが事前に用意されたデッキからカードを引き、そのカードに書かれたキーワード能力をチェックする……といった形式でゲームが進行します。例えば《光陣の使徒ムルムル》を引いたらブロッカー、《轟く侵略 レッドゾーン》なら侵略とT・ブレイカーの両方をチェックする、という感じで、あとは一般的なビンゴと同じです。
要するにメジャーなキーワード能力を要所要所に配置することが求められるという、結構プレイの出るビンゴ大会なわけです。
そしてこのビンゴ大会で最速上がりを決めたのが……本戦で優勝をはたしたユミヤさんでした。どんだけ強い?
というわけで最後は皆で参加賞を開封したり、flat-くんとの記念写真を撮ったりして、イベントは終了となりました。
一日ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
おわりに
というわけで、デュエマ瓦礫王決定戦は無事終了となりました。
予定通りに終了出来て何よりです。参加者の皆さん、ありがとうございました! 楽しんでいただけたのなら、何よりです。感想ツイートについても、ハッシュタグが付いてるものは全部見させていただきました。
次回以降のイベントにつきましては、また今回の反応を見て……ということだったので、まぁ気長にお待ちください。
また後日上がるだろうイベントの動画もお楽しみに。
そしてそして6/17に開催されます「工房祭」の方もお越しください。お待ちしております。
それでは、また。