ヤヤ・バラードデッキの道のり【331】
今週は調整期間ということで、いくつかデッキを回しつつ、その要素を1.1.2に取り込んでいきたい、あるいはそっちをメインのデッキにしたいと考えている
昨日の3つのデッキから、取りあえずエッセンスを取り込んで1.1.2をバージョンアップしたので、まずはそこから
前回はこちら
調整デッキメモ
…の前に、3つの調整デッキに対しての所感をメモっていたのでそっちから先に
昨日の記事と合わせて考えていく
《復興の領事、ピア・ナラー》型
正直、ここはあまり参考にならなかった
《復興の領事、ピア・ナラー》と《戦導者の号令》は相性悪くはないけど、2ターン目→3ターン目に置ける、ピア→号令の流れにあまり魅力を感じられない、というのもある
ただし、2枚でも結構機能する《トカシアの歓待》が手応えとしては良かった
コレは2枚採用してもよさそう
《千番目の月、アニム・パカル》型
↑でも書いてるけど、《千番目の月、アニム・パカル》とヤヤがシナジーはするんだけどタイミングが悪い
パカルのトークンは攻撃している状態で生成されるため、ヤヤ-2のダメージ源として扱えるのは次ターンから
大量展開後ならヤヤ-2でなんでも割れるとはいえ、その1ターンの間に《危難の道》などでトークンだけ吹き飛ばされると盤面取り返せなくなる
また、パカルのトークン生成のためのアタッカーとしてヤヤ+1からのケルド人を期待する場合も、パカル→ヤヤ+1と動いた場合はパカル自身でアタックする必要が出てきてしまい、やはり1ターンズレる
能力そのものは噛み合ってるのに、いかんともしがたいタイムラグにやきもきする、というのが正直な所だった
パーツとしては、《月皇の古参兵》がやはり優秀
アグロ/ビート系のキルターンを1ターン~遅らせることができるうえ、《トーテンタンズの歌》での大量回復なども見込めるのは、今のデッキコンセプトにとても合致している
ヤヤはどうしても泥仕合になりがちで、そうなった時に盤面にいてくれるだけで毎ターンヤヤ+1からライフゲインしてくれるのも高評価
《瞬足光線の大隊》型
《スランの蜘蛛》《瞬足光線の大隊》が争点になりそう
蜘蛛は、3-2/4到達というスペックが素晴らしく、《精鋭射手団の目立ちたがり》《フェアリーの黒幕》などの飛行を止めたいタイミングでストップしてくれる
ただ、パワーストーンを有用に活用してくる、《上機嫌な解体》を有するボロス召集や、ミシュランの起動コストにしてくるゴルガリやアゾリウス系のミッドレンジ以降のデッキなどには、後々厳しくなったりもする
《瞬足光線の大隊》は、正直早出ししてもあまり嬉しくなかった
正確に言うと、《戦導者の号令》が無い状態ではイマイチだった
今の環境、たとえ4ターン目に2/2が3体出てきた所で適当に相打ち取られて目減りしてしまうし、何なら相撃ちどころか一方負けする
それならまだ、《家の焼き払い》の方が火力を飛ばせる分、仕事をする
号令や《婚礼の祭典》などが重なっていれば流石のトランプルダメージになるんだけど、そこまで盤面が整っているなら何でもよかったりするのだ
やっぱ、ランプして5ターン目に4/4で出してこそって感じする
あと、コレはオマケ要素ではあるものの、《家の焼き払い》と違ってクリーチャーであるがゆえに、ヤヤ紋章との相性が悪い
逆に、クリーチャーであるがゆえに《否認》は躱せる、とも言えるけど…
《三歩先》《喝破》などが環境にある中、サイド後の《否認》追加を躱せるという点が大きなメリットかというとそこまででもない感
そして、ここでは《最深の力、オヘル・アショニル》を推したい
《千番目の月、アニム・パカル》などが居なくても、不意のダメージ源としてとても強いことはわかっている
7マナあれば《戦導者の号令》→アショニルで盤面空っぽからでも5点撃てる上、すでに号令が盤面にあれば6×2=12点撃てたりする
また、号令がある状態から7マナあるとして、《最深の力、オヘル・アショニル》→《反逆のるつぼ、霜剣山》で15点とか、色んなところからいきなりダメージが飛ばせるのはやはり夢が合ってよい
複数枚入れるとなると、いよいよ4マナ域を圧迫するけど、1枚ならトップして勝っちゃうなんてこともあったりするし、《強迫》でも落とされないしで、持っておいて損はないかと思われる
ただし、破壊後の復活はあまり当てにしない方が良い
どうやっても7マナ以上の土地と複数の火力元が必要になる上、復活後に飛ばす火力を復活の為に消費してしまうためだ
交渉人の号令[トークンズ]1.1.3
デッキ
IN
メイン:《トカシアの歓待》×2
メイン:《最深の力、オヘル・アショニル》×1
サイド:《塔の点火》×1
サイド:《ウラブラスクの溶鉱炉》×1
サイド:《兄弟仲の終焉》×1
サイド:《法の超越者、オレリア》×2
OUT
メイン:《塔の点火》×1
メイン:《ウラブラスクの溶鉱炉》×1
メイン:《兄弟仲の終焉》×1
サイド:《救済の波濤》×2
調整デッキから、まずは《トカシアの歓待》と《最深の力、オヘル・アショニル》を採用
《月皇の古参兵》については、数を揃える必要がある都合上、入れ替え先が《完璧な一射、タイイ・ワキーン》の枠しか無くて断念
3枠丸々入れ替える案もあったんだけど、取り急ぎはこの形で
火力がメインから減ったこともあって、ワキーンが生かしにくくなったようなら、改めて検討したい所
《救済の波濤》については、撃ちたいときに撃てないストレスの方がやはり大きかった
初手に入っている場合は概ねハンデスに対して使うことになる上、そのハンデスを乗り越えた所で《温厚な襞背》などに物のついでで《戦導者の号令》は除去されがち
むしろ、失った後の攻め手を確保する方がやはり優先が高いと判断した形だ
特に、ゴルガリなどに対する際は、トークンズに対して単体除去を抜いて《温厚な襞背》《危難の道》などで対策をしてくると思われ(やったことないからわかんないけどさ)、そうなると今度は飛行4点で打ち抜けるチャンスが出てくるオレリアに分があるのでは…? という考え方だ
一度、勝ち筋に対して尖らせた上で、少し丸くなる調整となっていること、除去が減ってデッキ回す難易度が上がっていることがあるんで、この辺は練度でカバーしたい所
今までのように適当に除去を振っていると痛い目に合うかもしれぬ
ということで、昼休みなのでひと回し
対戦記録(トークンズ1.1.3)
ダイヤモンドTier4-2から
昨日は勝ったり負けたりでトントンだったので、ここからが勝負
ただ、流石にミシックは辛そうだし、気楽に回して調整進める
基本的にはスタンダード:ランク戦(BO3)
先/後:先攻か後攻か
毒x(y):毒・カウンターによる勝敗、xは積まれた、yは積んだ毒カウンター
〇x(y):勝ち、xは勝利時の残りライフ、yは相手投了時の相手残りライフ
×(x)y:負け、xは投了時の残りライフ、yは敗北時の相手残りライフ
△:開戦前に相手が爆発して勝利など、ノーカン
Sxty:マナスクリュー、xマナの数、yは止まったターン数
Cc:cは色偏りで足りなかった色
F:マナフラッド、主に後半になって3ターン以上連続で土地引いた場合
M:ミスプレイあり
m:ミスプレイあったけど大きな影響なし
?:バグあるいは不可解な動作
ディミーアミッドレンジ:先○○
先○
相手の積極的な展開に対して、何とか《ウラブラスクの溶鉱炉》が通せて、後はヤヤでライフを守りつつ押し切った形
溶鉱炉+《ドラニス遺跡》はホントに頼りになるのでよい
青黒には《ウラブラスクの溶鉱炉》を追加する、と決めていた
《分派の説教者》《不穏な浅瀬》が見えているし、フィニッシャーとしての《黙示録、シェオルドレッド》も怖いので、《邪悪を打ち砕く》も追加
《大洞窟のコウモリ》対策に1マナ除去も積んで、後は《放浪皇》とヤヤを入れ替えて受けを強くする構え
後×
リソースを使っての殴り合いを制して、後は殴るだけ…と思ってたら、突如ライフが半分になって唖然とした
《戦慄の奔出》マジで怖い
とはいえ、ライフは十分だったので何とか受け切り、ラストは準備済みの《戦導者の号令》×2からの《家の焼き払い》で6点と盤面で殴って勝ち
オルゾフミッドレンジ:後×○○
後×
盤面硬直してて、それでもこちらが押せ押せの展開だったんだけど、《放浪皇》の連打で盤面が覆り、《野心的な農場労働者》が変身して絆魂持ってしまったので困ってしまった
結局、ライフゲインと警戒侍で盤面掌握されてしまって負け
あと1マナあれば、《最深の力、オヘル・アショニル》→《反逆のるつぼ、霜剣山》トークンで15点リサールだったなーと思ったら、よく思い返せばマリガンで土地送っとるな?
アレがキモだったかー
相手は打消しが無いので、《戦導者の号令》《トーテンタンズの歌》を軸に、置物除去を重視して《邪悪を打ち砕く》《告別》の追加
横展開に《兄弟仲の終焉》と、下手にサイズが上がったら対応できなくなるので保険に《石術の号令》を添えて
横展開を許してしまった場合でも《法の超越者、オレリア》で対応する気持ちで《ウラブラスクの溶鉱炉》を抜いたけど、ここまで全体除去入れたならむしろ溶鉱炉の方が良かったかもな
先○
相手もゆっくりだったし、じっくり盤面を作れた
除去の応酬がメインになりつつ、突如降ってわいた《機械の母、エリシュ・ノーン》が《戦導者の号令》→《家の焼き払い》を否定してきたんだけど、ヤヤ-2と《石術の連射》で落とし切り、後は相手次第、という所で相手が投了、勝利
サイドチェンジは無しで、このまま3本目へ
後○
コレ、先に言っとくとラストでプレミが2回あった
でも勝てた
良かった
1回目のプレミは、《完璧な一射、ワキーン》《戦導者の号令》×2、土地5枚からの《トーテンタンズの歌》の計算間違い
ワキーンのX=1のダメージを計算ミスで少なく見積もってて、ブロッカーの状況を加味すると4点ほど損してしまっていた
その上で、ラストターンの攻撃に《完璧な一射、ワキーン》を添えてるんだけど、コレ相手がブロック諦めてくれたのでよかったものの、まだリーサルじゃなかったので返しのトップ次第では怪しかった
ワキーンは残し、隙を突いて《ミレックス》起動にワキーンX=1を添えて《戦導者の号令》から2×2点で4点撃ち込む方が丸かったと思う
勝てたのでよかったけど、コンバット計算苦手過ぎるのはいつか克服できるのだろうか
今日のまとめ
戦績
2戦2勝でよい感じ
そして、勝ってるのがおそらく現状のTier1なので申し分ない出来
新要素はそこまでまだ強さを実感するところまで行けてないんだけど、それでもちょいちょい勝ちにつながりそうな匂いは見せてくれている
もうちょい回したうえで、《月皇の古参兵》をどうするか――同時に、《完璧な一射、タイイ・ワキーン》をどうするか、でもあるが――を決めていきたい所
後は、メタがミッドレンジに寄っているなら《太陽降下》と《家の焼き払い》についても考慮したくはある
ここは実は、《白の太陽の黄昏》も絡んでくるのでややこしい
とはいえ、白黄昏は全除去したいなら7マナだし、ちょっとこのデッキでは悠長な感は否めない
素直に7ターン7マナに至れるわけでもないし、何より7ターン目まで全除去撃てなかったら、もうそれは負けてるに近いのだ
ところで
交渉人の号令[コントロール]4.0.0
デッキ
ヤヤが泥仕合が得意なのなら、こういうのはどうか?
ということで、《エイヴンの阻む者》を採用したコントロールも作ってはみた
作ってはみたが…これ、回るんかしら?
今んとこ、1.1.3が調子いいので、負け出したら遊びで回してみようかと思う
コレでハマったら、面白いんだが
次回はこちら
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