ヤヤ・バラードデッキの道のり【336】
マルドゥ回して3日くらい
イロイロ見えてきたところもあって
まずは整理から
とかやってたら、週を跨いでしまった
週明けすぐに出張で、移動も多かったので週末の調整内容を存分に試せたのでよかったけど
ただ、機内ではスマホ使えないのすっかり忘れてて、移動の大半を無駄にしたのが悲しくもあったが
前回はこちら
交渉人の号令[マルドゥミッド]5.0.2
デッキ
どうにも連勝、というわけにもいかない状況が続いている
コレはちょっと、乗り手云々の話もあれど、別の問題があるのでは…?
そんな対戦メモから
対戦メモ(マルドゥミッド5.0.2)
グルールアグロ:後○×○
ラクドスミッドレンジ:先×○×
グルールランプ:先××
黒単ビートダウン:先××
白単毒性アグロ:先××
グルールランプ:先×○×
まとめ
6戦1勝と散々な結果に
正直、後半はティルトしてたと思う
土地の問題は多少なりともあれど、全般的に「強い」という瞬間が無く、コレはどうなの?
という印象が否めなかった
マルドゥの価値
今日はあまり時間もないので、構成など考えずに唐突に始めてしまう
《ヴェールのリリアナ》について
使いたくて使ってるんだけど、現状のデッキと相性が良くないように思われるのだ
《ヴェールのリリアナ》は、現状ではほぼ3マナ布告除去として使っている状況で、+1でのハンデスが回しにくい
原因はわかっていて、ウチのデッキは
・除去&火力がデッキ中9枚
・《別館の歩哨》も基本は除去運用したい狙いで3枚
と、相手に対して受けるカードが多く、引いたら即座に使う、というカードは《望み無き悪夢》を除けば3マナ以上の置物ばかり
ビート系のようにガンガン手札を消費する、というわけではなく、相手に合わせて除去を振りたいので、手札をガメておきたいのが正直なところ
また、《トーテンタンズの歌》のXは《戦導者の号令》の効果も相まって、高い状態で使えるに越したことは無く、ルーティングに使うならともかく、ただ捨てるだけの無駄な土地というのが基本的には存在しない
5マナ出れば基本的にデッキは動くけど、6マナあれば《怒りの大天使》が振る火力で出せることもあるし、サイド後にケイヤを見越すなら7マナまで伸びて欲しい
よほどのマナフラでなければ、デッキを十全に回すためには土地を捨てている余裕はない
唯一、《トルヴァダへの侵攻》でパーマネントは回収が可能ではあるものの、3マナの置物は早めに出してこそ強いので《ヴェールのリリアナ》で捨てる対象にはなりにくく、また5マナまで伸ばさなければそもそも《トルヴァダへの侵攻》が撃てないため、これを想定すると捨てていいパーマネントはダブったヴェリアナかヤヤくらい
《怒りの大天使》は《トルヴァダへの侵攻》で回収した場合はキッカーが払えず、少し損した形になってしまう可能性もある
またヤヤも、次ターンに出せる見込みがあれば出した方が強いムーブなのだ
そもそもパーマネントが少ないデッキなので、《トルヴァダへの侵攻》で回収するカード候補もまた少ない
それでも、布告除去を撃って盤面を整えた後でダメージを吸って墓地に落ち、後で《トルヴァダへの侵攻》で回収して盤面に影響できるというのは強いムーブだと思っていた
実際に助けられたシーンも多い
ただ、これって3色にしてまでやる価値があるのだろうか?
ハンデスと除去
ボードコントロールの観点から、さらにハンデスを絡めれたら強いよね、というのが黒を足した理由だ
タフ4以上の厄介なクリーチャーをサクッと倒せるのはとてもありがたいし、そこにハンデスができるなら、より強くコントロールできるのではないかという
所で、タフ3までのクリーチャーについては《塔の点火》《稲妻のらせん》などで倒せるとして、タフ4以上はどうかというと《邪悪を打ち砕く》で対応できていたはずだ
今の5.0.x系では、
・エンチャント面倒→《邪悪を打ち砕く》
・クリーチャー面倒→《苦々しい勝利》
を追加する形になっている
コレ、《邪悪を打ち砕く》を盛れば赤と白で十分に対応できるんじゃないか?
ハンデスは赤白では流石に難しいけど、《ヴェールのリリアナ》を上手く運用できていない状況では、特に強くハンデスができているわけでもない
《望み無き悪夢》を使ってはいるものの、1ターン目にやることないよりマシッてレベルで、どっちかというと占術2の方が本体だったりする
そして、占術がしたいだけなら《キャンディーの道標》など、もっと別の選択肢だってあるのだ
《トルヴァダへの侵攻》
《トルヴァダへの侵攻》での墓地回収にしても、割られた《戦導者の号令》《ウラブラスクの溶鉱炉》を取り返すのは強いんだけど、《セラの模範》などでも代用は効かないわけじゃない
模範を割られたら再配置は厳しいけど、可能性は残せるのだ
《無形の処刑者、ケイヤ》の回収はオプションに過ぎなかったわけだし
《トルヴァダへの侵攻》はトークンのダメージを上げて絆魂をつけれるのが強い、というのはわかっている
ただ、その絆魂が活きるシーンは実は少ない
なぜなら、絆魂が付いた状態で並んだトークンが殴れるシチュエーションは、もう勝ってることの方が多いからだ
《トルヴァダへの侵攻》を割る、一番楽な方法は《トーテンタンズの歌》X=5で、これが通っているというコトは相手盤面にブロッカーがいない
返しのターンまでこいつらが残っていたら、スピリットも含めて12点で殴れる盤面が出来上がっている
また、絆魂が欲しいシーンの多くは、相手盤面に展開で負けていて、残りライフも少ない状況だ
こういう時に、《トルヴァダへの侵攻》が《壊れた空》にできたとしても、そのターンは基本的に攻撃が終わっていて絆魂付きのトークンたちが殴れる状況ではない
そして、返しのターンで負けてしまう
トークンの強化については、《戦導者の号令》《婚礼の祭典》でも十分に可能(今回は《婚礼の発表》入れてないけど)で、あえて5マナからひと手間掛けてやるなら、もっと他の手段がある
ひょっとしたら、素直に《戦闘態勢》を入れる方が良いまである
やっぱ、トークンズじゃね
わざわざ3色にしなくてよかったのでは…?
悲しいけど、これが真実な気がしてくる
そんな中、新たな事実にも気が付いてしまった
ヤヤ強く使う、というなら、やっぱこっちに振った方がコンセプトに沿う
やるべきは、号令トーテンタンズ特化だったのだ
号令出して、ヤヤでトークン増やしつつダメージを伸ばして、トーテンタンズで勝つ
仮にX=3で4ターン目に《トーテンタンズの歌》を歌ったとしても、号令ダメージで3点と2/2ネズミ3体で9点、ここに事前にトークンを用意できていれば、さらにダメージは上がる
こっちで行こうよ
あれ?
ってことはあれか
トークンズってメチャ相性いいやん、やっぱ
《上機嫌な解体》って実は適正だったのでは…?
ところで、トークンズにすると、サイド後は
・置物除去多数
・全体除去モリモリ
で対応されがち
となると、サイド後はアグレッシブサイドチェンジによって、置物と物量に寄らない動きができると嬉しいってことだ
正直、ボロス・トークンって強そうだけど、現環境にはボロス召集もあって弱点が似通っており、サイド後の動きは違えど、今まで対応されてきたことを考えると正解ではないような気もする
いや、結果出してるデッキにこんなこと言うのはおこがましいんだが
せっかくヤヤを4枚投入しているのだし、そこをもっと生かせる形にもしたい
ミッドレンジとして振舞うことができることが強みなのだし、もっと大胆にミッドレンジにシフトできないか?
…例えば、《法の超越者、オレリア》をフィニッシャーに構えるとか…?
あとは、やっぱサイド後にこそ《救済の波濤》とかで全体除去や《戦導者の号令》への対策をケア出来ればよさげ
ただ、《救済の波濤》は構えるのが強いのでヤヤ-1との相性が悪く、基本的に外れになってしまう
対応して守るのは諦めて、《セラの模範》による再展開とかの方が良いのかもしれない
ここから、週末を経て週明けまで
その間に、イロイロと試してたんだけど、結局イロイロやってる間に、
・横展開して殴ってたら《戦導者の号令》無しで勝てるパタンがある
・《トーテンタンズの歌》4枚あると再展開も強い
・3→4→5の流れの再現ができると基本勝ち
と、そもそも《セラの模範》とか必要ないこともわかってきた
つまり、やっぱりオリジナルは完成されていた、ということだ
ちなみに、なんならフィニッシャーに想定していた《法の超越者、オレリア》はほとんど必要なかった
彼女が盤面に出れるときは、たいていの場合盤面がすっからかんだったのだ
速攻飛行警戒4/4という生のスペック以上の仕事は、そこには存在してなかった
そこで目を付けたのが《峰の恐怖》
生き残れたら、《トーテンタンズの歌》を展開した際に疑似的な《戦導者の号令》として働くし、コンセプトに合致する
いわば、5枚目以降の号令として機能させる狙い
そういう意味では、《イモデーンの徴募兵》も、出たターンに自身でダメージを上げつつ、展開済みのネズミたちを強化してくれるという点で、5枚目の《戦導者の号令》として機能すると言っていい
この辺のアイデアをまとめて形にしたのが、こちらだ
交渉人の号令[トークンズ]1.4.4
デッキ
デッキコンセプトは、《戦導者の号令》《トーテンタンズの歌》でフィニッシュすること
X=4で撃てば12点入るので、5ターン目を想定キルターンとする形
3ターン目に《戦導者の号令》、5ターン目に《トーテンタンズの歌》とする場合、空いた4ターン目に何をするか…?
そう、ヤヤのプレイだ
下回りの上機嫌パッケージを回していると、3ターン目までに手札が枯れていることも多く、《戦導者の号令》を出せていない場合や《トーテンタンズの歌》が引けてない場合などは、5ターン目の動きを-1で補強できるし、号令が出せているなら+1で盤面補強できるし、すでに横展開が終わっているなら-2で盤面を取りに行ける
めちゃくちゃユーティリティとして機能する
また、キルターンまでの間にパーツを探すには、《ひよっこ捜査員》の手掛かり・トークンならともかくとして、《ヴォルダーレンの美食家》の血・トークンを軽々しく使えるほど手札に余裕はない
そこで、2マナ域に《毅然たる援軍》ではなく《神憑く相棒》を採用し、3~5ターン目までのパーツを能動的に探しに行くようにした
で、サイドはミッドレンジへのシフトを意識して、主にアグロ~ミッドレンジに対しては下回りを抜いて全体除去など、機能する除去を追加する
この際、《峰の恐怖》を添えるとなんとなくフィニッシュしてくれたりするのでありがたい
ということで、こいつを月~火曜の移動に合わせてがっつり回してみた
その対戦メモを
対戦メモ(トークンズ1.4.4)
アブザンビートダウン:後○○
ボロス召集:後×○×
ナヤビートダウン:先○○
アゾリウスコントロール:先○×○
ジェスカイコントロール:先○○
プラチナTier1まで昇格
あれよあれよと、連勝が続いてあっという間にプラチナTier1まで
オルゾフミッドレンジ:後○×○
ここから翌日へ
アゾリウスAF:先×○○
グルールランプ:後○××
ディミーア毒性ビートダウン:先○○
ボロス召集:後××
アゾリウスコントロール:先○×○
ナヤエグザイル:先○×○
ダイヤモンド到達
エスパーコントロール:先○×○
グルールランプ:先○○
アブザンミッドレンジ:後×○○
まとめ
15戦12勝、勝率80.0%である
これが正解だったのか…やはり結果出してるデッキは強い
ちなみに、正直、下手にいじらずにオリジナル触ってる方がイイのかも…という恐怖はずっとあった
ただ、《毅然たる援軍》《婚礼の発表》《忠義の徳目》による展開についてはそこまで必要とせず、《トーテンタンズの歌》を4枚にしたことで足りている印象が強い
むしろ、中長期戦になった時に《戦導者の号令》がないことで、全体強化が足りずに打点が伸びないことの方が多く、《婚礼の発表》《忠義の徳目》を採用しなかったことのデメリットはあるな、という認識
それでも、再序盤から《トーテンタンズの歌》をX=2くらいで適当に撃ちつつ、除去を誘って再展開して…を繰り返してたら勝ててるケースの方が多くて、そこまで問題にはならなかった、というのがここまでのプレイフィールだ
まぁ、2マナ時点で《忠義の徳目》とヤヤどっちが欲しいか?と聞かれたら前者だし、3マナ時点でヤヤじゃなくて《婚礼の発表》の方が有用だよね、と言われたらその通りではあるんだが
4マナ時点なら、いずれもヤヤの方が強いムーブに繋がってくれる
コレはコレでアリじゃない?
ということでこのまま行くつもりだ
と、いうことで昼休みにひと回し
対戦記録(マルドゥミッド5.0.2)
ダイヤモンドTier3-2から
メチャクチャ調子よくて、逆に震えてる
このままテンポよく勝って行きたいんだけど、そろそろ一度谷に落ちそうでもある
さて、どうか
基本的にはスタンダード:ランク戦(BO3)
先/後:先攻か後攻か
毒x(y):毒・カウンターによる勝敗、xは積まれた、yは積んだ毒カウンター
〇x(y):勝ち、xは勝利時の残りライフ、yは相手投了時の相手残りライフ
×(x)y:負け、xは投了時の残りライフ、yは敗北時の相手残りライフ
△:開戦前に相手が爆発して勝利など、ノーカン
Sxty:マナスクリュー、xマナの数、yは止まったターン数
Cc:cは色偏りで足りなかった色
F:マナフラッド、主に後半になって3ターン以上連続で土地引いた場合
M:ミスプレイあり
m:ミスプレイあったけど大きな影響なし
?:バグあるいは不可解な動作
赤単アグロ:後○××
後○
相手の展開に対して、守るカードを引けなかったので真っ向勝負
《稲妻のらせん》が1枚だけ引けて、そこで3点回復できたのが大きかった
最後は《戦導者の号令》2枚に《トーテンタンズの歌》をX=4で歌って16点ぶち込んで勝ち
サイドは軽めの除去を盛って受ける形に
後×
ラストの相手の手札が強かった…
《巨怪の怒り》1枚残しから、トップでもう1枚引いていたようで
前ターン、手がかりからの《稲妻のらせん》の引きは我ながら見事だったんだけど、まぁ、ここから勝つのは流石にキツいか
サイドはヤヤまで抜いて速度で勝ちに行く想定
《上機嫌の解体》は《ウラブラスクの溶鉱炉》を意識して3枚に戻して、これに併せて下回りも戻した感じ
先×
《稲妻のらせん》1枚引いただけではなー
ちょっと土地が偏ってしまった
《眠らずの露営》とか保険で入れとくと、こういう時は嬉しいかもな…
赤単アグロ:後×○○
後×
また赤単である
そして、普通に殴り負けた
横に展開されると、メインではやはり厳しい
サイドは、先手番ということで速度重視でヤヤ全降ろし
コレで結果出すぞ、という意思
先○
こちらの展開に相手が併せる形で進み、その間に《戦導者の号令》を展開してからの《上機嫌の解体》で盤面を取って、殴り切り
相手の展開が弱く、受けに回ってくれてたのが幸いしただけ、ともいえるが
後手番ということで、きっちり受ける形にシフト
5ターン目まで行ければ、《峰の恐怖》で飛行も受けつつプレッシャーになるはず
後○
相手の引きも悪かったと思う
序盤の展開を《兄弟仲の終焉》で流した後の再展開がほとんどなく、またスペルも飛んでこなかった
こちらは順当に受け切った後で《戦導者の号令》から《上機嫌の解体》を撃ったところで、相手が投了して勝ち
今日のまとめ
戦績
2戦1勝でトントン
どっちも赤単アグロだったけど、ここの所アグロにそこまでであってなかったので意外でもあった
そろそろメタも意識した方がよさそうか
まだまだ、世間のメタが見えるような場所には行けてないらしい
Tier上げれるよう、頑張っていこう
課題
・《イモデーンの徴募兵》はメインに入れるべきでは?
・《婚礼の発表》の隙間はないか、あるいは《忠義の徳目》は?
の2点をちょっと意識したいと思っている
次の落ち目が来たら、《神憑く相棒》の枠を《忠義の徳目》3枚と《イモデーンの徴募兵》にしてもイイかも
ただ、何気にクリーチャー多いと《強迫》がスカることがあったり、そもそも《神憑く相棒》でハンデスにちょっとだけ耐性上がってる感もあって、悩ましい
結果出してるうちは、触りたくないってのが正直なところだ
もうちょい回してるうちにメタにも当たり出すだろうし、そうなるとイロイロと課題も増えてくるだろう
もちろん、乗り手側の問題も出てくるだろうし
邁進してまいりますわ
次回はこちら
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