【ミシック到達】ヤヤ・バラードデッキの道のり【344】
やりましたわ
11か月ぶり2度目のミシック到達!
ということで、前回と同じく、ミシック到達を祝う回です
つまり、内容なんてないよ!
前回はこちら
前回のミシック到達祝賀会はこちら
交渉人の号令[トークンズ]1.4.7
デッキ
最後まで、《神憑く相棒》だけが気になってたんだけど、後はしっくり来てる状態だった
残り期間考えると練度を上げるべき、ということで《神憑く相棒》は残してきていたけど、ココは
・《毅然たる援軍》で展開力の増強
・《婚礼の発表》で展開とドローの確保
・《トカシアの歓待》でリソース獲得力の増強
など複数の改修プランが残されていた
これが功を奏したか、ラストは4連勝でミシックまで到達、しかも4戦全部2タテである
正直、当たり方と初手がよかったと思う
ボロス召集などに轢き殺されて流れを失っていたら目も当てられなかっただろうし
取りあえず、このバージョンでの戦績などもまとめ直してみよう
…そんなに強いデッキではないな、というのが正直なところだ
後攻勝率とメイン勝率が悪すぎる
とはいえ、先手有利なのは間違いないので、後攻/後手勝率はもうちょい上げれたらな、くらい
デッキ相性としてもアグロにそこまで強くないのが見えてて、ボロス召集のや赤単アグロが強いこのメタにおいては、ちょっと不利目って感じではあった
このVer.にしたのはダイヤモンドTier3-0だったので、そこからの戦績で考えても26戦14勝、勝率53.85%とギリギリの成績だった
これのベースになったのは、今月頭にマルドゥから改めて切り替えた1.4.4で、その時の記事がこのあたり
ダイヤモンドまでの道のりを開き、現在の形のベースになったわけだから貢献度はとても高い
この形に気が付いたのは、ふとしたことで見つけた、345の流れだった
3ターン目《戦導者の号令》、4ターン目ヤヤ→ヤヤ+1、5ターン目《トーテンタンズの歌》X=4でリーサルに至る道があることに気が付けたのだ
コレは大きかった
1.4.7においても、初手でこの流れが見えていれば、再序盤の展開はさておいてもキープする基準となっている
また、ココまでするなら《上機嫌の解体》を絡めたボロス召集の《ひよっこ捜査員》《ヴォルダーレンの美食家》のパッケージを入れれるんじゃないか、と考えた時に、以前参考にしようとして、このパッケージを入れる隙間が無いと断念していたリストを思い出した
そう、このリストには先人がいたのだ
中道 大輔さんの、ボロス・トークンがそれ
こっちのリストは《婚礼の発表》《忠義の徳目》もフル採用で、中盤からのトークンサイズで盤面を圧倒できるのが魅力
どこまで削ってヤヤを4枚入れるかと、《トーテンタンズの歌》を4枚挿すことが課題になり、結果1.4.4の形になったのだった
これにより、より前向きに《戦導者の号令》からの《トーテンタンズの歌》でのリーサルを安定させることが可能に
また、サイド後の除去プランを取っても、メインの勝ち筋にはほとんど影響が出ないのも大きかった
所で、今シーズンのメタにおいて、一番の追い風になったのは、アゾリウスコントロールとエスパーミッドレンジが減ったことだったと個人的には感じている
環境に打消しがほとんど存在してなかったのだ
コレは、ボロス召集と赤単アグロの時代が長く続いていることが大きく影響していたものと思う
結果、コントロールとランプが数を減らしており、《トーテンタンズの歌》を打消しを気にせずに撃てる環境だった、というのがとても大きい
そういう意味では、ボロス召集と赤単アグロには感謝しかない
ただし、当たりたくはない相手ではあった
後攻でこれらに当たったら、もうメインではほぼ勝てない状態だったし
結局の所、ヤヤを擁する以上は純アグロには速度で対抗しきれないのだ
除去で対策するしかないわけだけど、火力が届きにくくなっている現状では、それもかなわないことが多くて厳しかった
最後まで、この2種のデッキは目の上のたんこぶだった、と言える
さて、ざっくり1.4.7を振り返ってきたんだけど、ココからはこの1年の振り返りを
正直、もっとミシック行けるようになってると思ってたので、この1年は長く厳しいものだったぜ
1年の振り返り
初のミシック達成
去年の8/19に初のミシック到達
正直、コレで後はミシック到達祭りだと思ってたんだが
現実は厳しかった
ミシック達成後はほとんど勝てずに83%くらいまで順位を落としたのだ
当時のメタは、エスパーミッドレンジを筆頭として赤単アグロ、ドメインランプ、ラクドスブリーチ、黒単ミッドレンジあたりが流行ってた印象がある
コントロールが少なくて、除去が腐ることがあまりなくて、そしてやっぱりクリーチャーが強い時代だったかな、と
『エルドレインの森』
新弾が来て、早速イロイロ試していた時期はこんな感じ
先日当たった祝祭ビートダウンの匂いがほんのりとする
《パーティー破り、アッシュ》がとても好きだったのを覚えているんだけど、なんせクリーチャーが強い環境で除去も強いので、なかなか育つこともなく…
この環境では、やっぱり《巨怪の怒り》がとにかく強かった
赤単アグロの隆盛はココからって感じがあるし、上手く乗っかろうとしているのは先見の明があったといっていいんじゃないか?
その後、やっぱ除去がキツイってことで《ウラブラスクの溶鉱炉》をメインにした除去コントロールに戻してみたりしてる
そういや、『エルドレインの森』で出たのか、《トーテンタンズの歌》
ただ、今見ると結構迷走してる感もある
とにかく除去が多いのも、当時のメタなのかビビってるのか、見てて面白いものがある
とはいえ、このデッキは月半ばでダイヤモンドTier1-4まで行ってたりするのだった
正直、あと一歩だった
ただし、ここであるデッキが立ちはだかる
5Cアラーラだ
このデッキ、5ターン目に決まるともう逆転できなかった
正直、今でも出てきたら困る
《ゴバカーンへの侵攻》を盛ることで対応しようとしてたんだけど、結局ダメ
ズルズルと、ダイヤモンドTier2まで落ちていって、そして浮かび上がることは無かったのだった
とか言ってる間に、メタは回るしシーズンも変わる
次シーズンの最初はこんなデッキだった
凄いチグハグなデッキ組んでる
今ならわかるけど、《僧院の速槍》《ウラブラスク》が邪魔だ、コレ
勝ち筋を広くとろうとして、結果中途半端になっている
プレイしてて気が付かなかったのか
《僧院の導師》については悪くないんだけど、結局のところ除去に弱いことは変わりないし
そこで、とうとうトークンズの原型が生まれたのだった
思ってたより早いな
悪くないと思うんだけど、よく見たらヤヤが3枚採用である
凄いモヤっとする
《骨化》を降ろしてヤヤと《稲妻の一撃》を4枚ずつにしたい
とか言ってたら全然勝ててなくて、また祝祭ビートに戻したりしてるうちに、気が付いたらマルドゥ握ってた
で、イロイロやってる間にこんな感じに
そして巻き起こる、ヤヤ不要論
マルドゥでデッキ回してると、毎回起こる
結局、白黒赤の3色で4マナPW使うなら《不笑のソリン》《大天使、エルズペス》《放浪皇》で良いよねってことになるのだ
赤いスペルも《稲妻の一撃》のみの採用で、はっきり言って赤を入れる意味がほとんどないのだから仕方ない
そして、時代は次の弾へ
『イクサラン:失われし洞窟』
新弾来たら、とにかく新弾カードで遊ぶのが楽しいので、この時期はとても不安定である
致し方ない
で、翌日にはこうなっていた
でも、まぁイロイロあって(主に負けまくって)、そして《天才のひらめき》が降りてくる
とても強い
ただ、コレがデッキになるまではちょっとかかってて、その間はヤヤ・オジュタイだのヤヤ・玉座(ジェスカイ果敢)だのを回したりしていて、それはそれで楽しかったりはした
なお、ヤヤ・オジュタイは精一杯回したうえで、結局ヤヤ要らない病に罹患して、ペンディングとなった
そして、一時代を作ったヤヤ・バーンの登場に至る
このデッキ、最終的には丸2か月かけて1.0.7までいじり倒し、白単コントロールなどを参考にして最終的に面白い形になっていた
『カルロフ邸殺人事件』までは遊び倒したのだし、悪くはなかったんだけど、同時にダイヤモンドにも上がれない、冬の時代でもあったりしたのだった
『カルロフ邸殺人事件』
来ましたわ
《戦導者の号令》との強烈な出会い
事前レビューでも評価を高くしていたけど、ここまで使うことになるとは思ってはいなかった
最初に組んだのはヤヤ・ビート
その後も、基本的には《戦導者の号令》とヤヤの組み合わせを中心に組んでる
後は、やはり《稲妻のらせん》の獲得がデカかった
とにかく、この2種はリリース以後、デッキから抜けることはほとんどなかったんじゃないかしら
あと、このあたりで中道さんのボロス・トークンに感化されてたりする
そしてできたのが、ヤヤ・バーンという名のヤヤ・トークンズ
これも楽しかったんだけど、気が付いたらビート方面に流れてたり、なんだかんだあって結局トークンズに落ち着いたりしていた
あと、《曙光の騎士》の強さに気が付いてみたりとか、《千番目の月、アニム・パカル》の展開力に舌を巻いたりとか
このデッキは久々にダイヤモンド到達したってか、Tier2-2くらいまで行けてて、メチャクチャ手ごたえを感じていた
当時、世界魂ランプや解明者コンボなど、墓地対策がメチャクチャ重要で、インスタントタイミングで墓地を処せる《クチルの側衛》への絶大な信頼が半端なかった時期でもあったのを覚えている
この後、長い間サイドに《クチルの側衛》が3枚投入され続けることになる
『サンダージャンクションの無法者』
この時期、サイドボード編集にバグがあったのが記憶に新しい
しかし、イクサラン以降は行けてダイヤモンドTier2、基本はプラチナ上位帯ということが多くて、低迷の時期でもあった
ここで新しい力を得られるのか、というのはとても気になっていたのを覚えている
そして、デッキ名をとうとう『交渉人の号令』として、改めてバージョンを整理し始めたのもこの時期だ
フィーリングでバーンって付けたけど結局ビートしてたり、ビートって名前にしたけどトークン出してるだけだったりしてたんで、ちゃんとルール決めることにしたのだった
で、こいつの更新を重ねていくフェイズに入る
ちなみに、この頃はグルールランプが出だしてて戦々恐々としていた
あくまでも「遅いビートダウン」くらいの速度しか出ず、5ターン目からテンポを取り返して殴っていくデッキだったので、ランプやコンボにクソみたいに弱かったのだ
逆に、アグロとコントロール、ミッドレンジにはそれなりにやれたので、もうランプは見なかったことにしていた
そして、コレは結構好きなデッキだった、バーンVer.への転換
ここから長く付き合うことになる、《完璧な一射、タイイ・ワキーン》との出会いが決め手だった
この後、《完璧な一射、タイイ・ワキーン》はその枠を3枚まで増やして存在感を見せつけるようになっていくんだけど、ホントに地味に強くて好きだった
《塔の点火》を《ウラブラスクの溶鉱炉》のトークンで協約して、ワキーンで+1すると4点になって《策謀の予見者、ラフィーン》を都合3マナで落としつつ、占術で見たカードをドローする流れが好きだったな…
あと、この時期はちゃんとサイドチェンジを考えようとしていて、結構頑張っていた
特に気にしていたのは、実際にサイドボーディングによって入れ替えが起こっているかどうか
「〇〇の時に入れ替えよう」と、過剰に除去を積む傾向にあって、それらが本当に全部使われているのか、という視点を持てたのは大きかった
ただ、これちゃんとやるとメタ上の全てのデッキに対してちゃんとサイド入れ替えの構想を持つ必要があって、メチャ時間喰うのでしんどかった
正直、この後のデッキ全てでコレやってるか、というとやってなかったりする
ちなみに、1.4.7は除去プランにする際はほぼ全とっかえなので、メタのデッキごとに応じた入れ替え構想がほとんど必要なかったりする
助かる
ただ、ここまでやっても5月シーズンはダイヤモンドTier2-2止まり
悪くない形にまとまっていたとは思うので、もうこれは乗り手が悪かったとしか言いようがない
ただ、メタも回ってきており勝ちきれず、どうにかしなければ…と考えた末に出した結論が、バーンからの脱却だった
ここでとうとう、現状の1.4.7につながる流れとなっていく
この頃、赤単やボロス召集のサイドに《ウラブラスクの溶鉱炉》を3~4枚入れるのが流行っていて、その対策に青いデッキがこぞって《ティシャーナの潮縛り》を採用するケースが増えてきていた
なんなら、メインから1枚くらい入っている
…《ウラブラスクの溶鉱炉》《戦導者の号令》で戦っているこちらとしてはいい迷惑なんだが?
そして、7月シーズンが始まった
去年の8月からの不調続きから、何とか調子を上げてダイヤモンドまでは行けるようになってきてもいたタイミングだった
あと一歩、という手ごたえ自体は常に感じており、後は回数とティルトしないことが課題
そして、今期はなんとしても勝ちたかった
なぜか?
3年ローテの締めとなるこのシーズンは、この3年の総決算である
ここでミシックになれたら、ヤヤの強さが本物で合った証明になる、そう確信していたからだ
勝ちたい、ではないのだ
なんとしても、勝たねばならぬ
7月開始時点のデッキはこんな感じ
1.4.x系の始まりのデッキでもあった
その後、《栄光のドミヌス、モンドラク》を入れたVer.を試してみたり
とか試してる間にマルドゥに浮気したり
そして、運命の出張
ここで、マルドゥから脱却して、ボロス・トークンへの転向に至る
1.4.4の登場である
この時点で、プラチナTier2-2だったんだけど、出張の移動に合わせてできるだけプレイしたのがメチャクチャ連勝してくれたのだった
青の打消しが少ないメタにも合致したのだと思う
気が付いたら、7/9時点でダイヤモンドTierに到達していた
正直、夢でも見ているのかと思った
このペースなら、ミシック到達を現実にできる
…と思っていた
なんか、ダイヤモンドTier2に入ったあたりから全然勝てなくなっていた
少し勝っては、ズルっと負けるの繰り返し
一時はTier4まで戻ったりとかもあって、やっぱミシックは夢だったか、と思い直しつつも、最後まであがこうとデッキの調整を続けていた
だって、ローテ最後くらいミシック行きたいやん
と、ここでサイドチェンジにおけるミッドレンジプラン(除去プラン)からフィニッシャー枠を削ってアグロ対策をするというブレイクスルーが生まれていた
コレは、毎日頑張って調整案考えてた自分を褒めてやりたい
結果、ちょっとだけアグロ耐性が上がり、サイド後の勝率が上がっていたはず
そして、サイドチェンジに悩みながら今の形に落ち着き、同時に1.4.7爆誕
勝ち筋を補足するサイドチェンジ、すなわち下回りの交換はよくないのでは、と考えていたのを、より自分の得意なプレイスタイルであるボードコントロールに寄せる形で、サイド以降は除去プラン振り切る判断に切り替えたのが、たまたまメタにもマッチしたのだと思う
そして、ラストは勝率5割強という情けない成績ではあるものの、無事ミシック達成!!
正直、コレは対戦相手に恵まれていた
Tier1と当たってないんだもん
ラスト4戦は2タテで終わらせれたけど、
1戦目:グリクシスミッドレンジ:後〇〇
2戦目:黒単ミッドレンジ:先〇〇
3戦目:シミックAF:先〇〇
4戦目:世界魂ランプ:先〇〇
と、Tier1.5~2という所と連戦、しかも先攻ゲームが3本もある
コレは運がよかったな?
まとめ
ざっとこの1年を振り返ってみたけど、やっぱ《戦導者の号令》以前/以後で世界が変わってる感は大きい
あと、《稲妻のらせん》
こうやって考えると、『カルロフ邸』が本当に偉かったのがわかる
ありがとう、WtoC
ありがとう、ラヴニカ
ありがとう、《戦導者の号令》
《戦導者の号令》《稲妻のらせん》《トーテンタンズの歌》は殿堂入りとして
これらを除いて振り返ると、通して活躍していたのは《ウラブラスクの溶鉱炉》、次点で《婚礼の発表》だった
《婚礼の発表》はローテ落ちしてしまうんだけど、《ウラブラスクの溶鉱炉》はまだまだ現役
どこかでまた採用することもありそう
その折にはよろしくお願いします
後は、《希望の標、チャンドラ》と《夜を照らす》のパッケージ
《夜を照らす》をプレイ済みで、さらに8マナある…という結構な条件を超えると、チャンドラ+2→夜を照らすFB(X=7)で14点フェイスに叩き込むリーサルが撃てたりした
ヤヤが生き残ってると、ヤヤの忠誠度もつぎ込んでさらにダメージが増えたりとかして、コレで勝った試合は本当に多い
《夜を照らす》がローテ落ちしてしまうので、このコンボはもう使えなくなるんだけど、お世話になった
ありがとうございました
終盤を支えたのは、サンダージャンクションから《忠実な馬、フォーチュン》と《完璧な一射、タイイ・ワキーン》のコンビ
勝率はそこまで上がらなかったけど、面白い動きを見せてくれていた
フォーチュンは、『ブルームバロウ』のボロステーマである雄姿ともかみ合うし…と思ったけど、フォーチュンと相性のいい雄姿持ちがいないのが残念
ワキーンはいつでもX火力になりえるので、期待大である
頼んだぜ
後は、いつでも強そうな《最深の力、オヘル・アショニル》とか、強力なリソース源になれる《勇気の徳目》とか
まだ発見できてない、その他のカードたちも気になる
新ローテ環境、楽しみでならない
そろそろ、『ブルームバロウ』のレビューも書かないとだし、楽しみは尽きないな?
ヤヤのスタンダードにおける賞味期限はあと1年
まだまだヤヤの正統性は主張し続けれそう
だって、3年ローテの最終シーズンでミシックになったんよ
コレはもう、3年ローテ最強のPWと言って過言ではなかろうもん
請う、ご期待!
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