ヤヤ・バラードデッキの道のり【4】
前回はこちら
パーミッションの可能性
今日の青単パーミッション、およびヤヤ+8能力からの《爆発的特異性》でのバーストを軸にしてみたらどうかな、とか考えだすと寝れなくなったのでパーミッションデッキをざっくり作ってみた
その名も、「ヤヤ・パーミッション」である
デッキ
デッキ
4 焦熱の交渉人、ヤヤ (DMU) 133
5 島 (HBG) 296
1 爆発的特異性 (NEO) 140
2 呪文貫き (NEO) 80
4 山 (HBG) 304
3 かき消し (SNC) 49
2 軽蔑的な一撃 (GRN) 37
2 否認 (DMU) 58
4 傲慢なジン (DMU) 52
2 考慮 (MID) 44
2 発見への渇望 (VOW) 85
2 削剥 (VOW) 139
2 鏡割りの寓話 (NEO) 141
2 奈落のとりこ (DMU) 132
2 時の火炎嵐 (DMU) 147
1 反逆のるつぼ、霜剣山 (NEO) 276
4 シヴの浅瀬 (DMU) 255
4 嵐削りの海岸 (VOW) 265
1 日没の道 (VOW) 266
2 ザンダーの居室 (SNC) 260
2 ローナの渦 (DMU) 63
4 衝動 (DMU) 55
1 アダーカー荒原 (DMU) 243
2 本質の散乱 (DMU) 49
大前提として、ヤヤの-8能力を最速で決めて、そのターン中にできれば《爆発的特異性》を相手の顔面に叩き込んで勝利する、というのがコンセプトとなる
そのため、「ヤヤ・スペル」(昨日までのデッキの名前である)と違ってヤヤを4枚投入、またカウンターを増やして直接火力を最低限にしている
また、火力が減ったことで、カウンターを漏らしたクリーチャーに対処する必要があり、《ローナの渦》と《奈落のとりこ》は2枚ずつに
《傲慢なジン》は第2の勝ち筋と割り切る
それこそ、《秘密を掘り下げる者》を投入することも考えたんだけど、それだけでは流石にダメージが足りないし、《秘密を掘り下げる者》のレシピ見たけどしっかり《傲慢なジン》は入ってたので、色々考えたけどスロットが足りなかった
ということで、ざっと回してみたわけだが
ざっくり回した印象
ミッドレンジ相手だと、2枚ずつ投入した《ローナの渦》と《奈落のとりこ》がいい塩梅に機能して、(マナさえ伸びてれば)しっかりと相手のファッティを除去できた
逆に、思ったよりもクリーチャーがカウンターできてなくて、盤面に出てしまった軽量クリーチャーはいかんともしがたい印象
アグロに弱くなった代わりに、ミッドレンジや重めのビートダウンに強くなったような感じかなと
ただ、勝ち方が想定と大きく違っていた
2~3本程度しか回していないので、まだはっきりとは言えないのだけれど、その想定と違う勝ち方とは、
盤面の数的有利を取る
ヤヤが生んだケルド人・トークンが果敢で3/3とかになる
《傲慢なジン》も8/4とかになる
邪魔なブロッカーをヤヤの-2能力で処理する
全員で殴ったら20点くらい通る
という、これパーミッションでやる必要あった? というものだった
これなら、そもそも「ヤヤ・スペル」で十分に可能な気がするし、盤面を焼ける分、むしろそっちの方が横に並ぶデッキに対して有利になる
んじゃ、なぜ「ヤヤ・スペル」ではそのような勝ち方ができなかったのか?
これはデッキを比較する必要がありそう
デッキ比較
単体除去とカウンターの差分が最も大きく、あとは《鏡割りの寓話》のスロットがヤヤとドローサーチに入れ替わった、というくらい
カウンター
カウンターの差分部分は主にクリーチャー対策といえる
《軽蔑的な一撃》はクリーチャー呪文以外にも使えるが、基本的には4マナ以上のファッティ対策として起用している
単体除去:ダメージ
単体除去の差分部分も主にクリーチャー対策だが、より軽いクリーチャーをメインとしつつ、プレイヤー対象を取れることから-8能力からのとどめも視野に入る
また、《火遊び》はドローサーチでヤヤ・スペル側に存在しない《考慮》の代わりとして、ドローはできないものの占術によって主に序盤の土地を探すのに利用できる点で偉い
逆に言えば、《考慮》とほぼ同様の動きを期待できる…とはいえ、主に盤面の軽いクリーチャー除去に使用されてしまうケースがほとんどではある
とはいえ、-8能力からフェイスに飛ばして勝つ、というのであればそれは《爆発的特異性》に期待するところでもあり、実際のところ《稲妻の一撃》をフェイスに飛ばすのは《傲慢なジン》で詰めた後の最後のとどめとしての方がはるかに実用性が高いし、なんなら《傲慢なジン》を通すためにブロッククリーチャーを除去するために使う方がもっと実用性が高い
とはいえ、単体除去については明らかにアグロ耐性が高まっていると言えると思うので、ここについてはメタ次第じゃないかと思われる
《しつこい負け犬》はカウンターしてもどうしようもないし、《炎恵みの稲妻》などで焼く方が対応としては安い
重いフィニッシャーに対してどうするか、というのはバランスの問題だろうし、BO1で戦っている以上は言及したくはないが、サイドボードからの対応も考慮に入れられる
大事なのは、フェイスに撃てるということよりも序盤の単体除去として盤面を優位にできる、という点なのだ
この観点に立つなら、《稲妻の一撃》は《安堵の火葬》や《削剥》に変えてもいい(変える、とは言わない)
単体除去:その他
その他ってなんだよ、という所なのだが、要は《ローナの渦》と《奈落のとりこ》の枚数である
ヤヤ・スペルが1枚ずつなのに対して、ヤヤ・パーミッションでは2枚ずつと、差分は1枚ずつだが、ミッドレンジに向けて強く出るための意思が強くなっている
これ、どこから捻出してるかというと《鏡割りの寓話》を4→2にしてる部分になる
流石に2枚削ってるのはどうかと思うけど、その分ヤヤが4枚になってるんで、この辺で調整ができそうな気もする
ドローサーチ
ドローサーチについてはヤヤ・スペルが《胸躍る可能性》に対してヤヤ・パーミッションは《考慮》《発見への渇望》となっている
ヤヤ・スペル構築段階では-8能力からのドローを考慮しての採用だったわけで、確かに-8能力の紋章があり、かつ《傲慢なジン》が盤面にいる状態から《胸躍る可能性》を打てば、2:4交換であり差し引き2枚2:6交換であり差し引き4枚カードが増える
これは《発見への渇望》で土地を破棄した際の2:3交換に効率は上回るものの、-8能力が使用できたという状況で《胸躍る可能性》を打たなければならない状況になるくらいなら、-2能力など駆使して盤面を作っていた方がマシな気がしてくる
赤にドロー求めなくてもよかったのでは、ということだ
あと、やっぱり気軽に打てる《考慮》は《傲慢なジン》とのシナジーが高い
捨てるものが無いときに《胸躍る可能性》は打ちにくく、結果として《傲慢なジン》の打点を伸ばすのに躊躇してしまう
また、今のところ実は手札が増えるカードが候補に入っていない
《電撃の啓示》はフラッシュバックを考慮すれば手札は増えるが、そうでなければ2枚の手札入れ替えで、これは《胸躍る可能性》も同じ
《発見への渇望》も基本土地を捨てなければ3枚の手札入れ替えになっていて、よく考えたらこのデッキ基本土地が少ないので入れ替えになる可能性が高い
《考慮》は1枚見てからなのでデッキトップを都合最大2枚まで確認したうえでの1枚交換となるので効率としては《電撃の啓示》や《胸躍る可能性》よりも高い
カードを増やしたいなら、《銀の精査》などでマナを使って引くしかないけど、そうなるとケルド人の果敢を活かしにくくなってしまう
《傲慢なジン》のマナ軽減を考慮すると、指定マナ1で合計マナ2までのキャントリップ付きカードなら候補に挙がるともいえるわけだ
ヤヤ・スペル
と長々と書いてきたわけだけど、これは思考整理に必要だった
ということで調整後のヤヤ・スペルがこちら
デッキ
3 焦熱の交渉人、ヤヤ (DMU) 133
4 傲慢なジン (DMU) 52
2 呪文貫き (NEO) 80
3 かき消し (SNC) 49
2 否認 (DMU) 58
2 考慮 (MID) 44
4 衝動 (DMU) 55
2 火遊び (MID) 154
2 炎恵みの稲妻 (VOW) 158
2 削剥 (VOW) 139
2 稲妻の一撃 (DMU) 137
1 爆発的特異性 (NEO) 140
2 ローナの渦 (DMU) 63
2 奈落のとりこ (DMU) 132
2 時の火炎嵐 (DMU) 147
3 鏡割りの寓話 (NEO) 141
3 島 (HBG) 296
1 天上都市、大田原 (NEO) 271
3 山 (HBG) 304
1 反逆のるつぼ、霜剣山 (NEO) 276
1 日没の道 (VOW) 266
1 さびれた浜 (MID) 260
4 嵐削りの海岸 (VOW) 265
4 シヴの浅瀬 (DMU) 255
4 ザンダーの居室 (SNC) 260
カウンターor単体除去
カウンターか単体除去か、という面では単体除去を優先する形でそのまま残している
やっぱ、アグロ怖いし
また、《ローナの渦》と《奈落のとりこ》については2枚ずつの体制で取り急ぎは進めていく
ただし、これによってドローサーチが1枚減ってしまっているので、状況を見てどちらかは《考慮》などのドローサーチに変えてもいいかも(あるいは、ヤヤを2枚にするということも考えなくてはならない)
《稲妻の一撃》
悩んだ結果、《削剝》2枚との入れ替えでメインボードからアーティファクトにも触れるようにした
対クリーチャーという点では2マナ3点火力ということで仕事は変わってないし、いざとなったらフェイスに撃てるというのはやっぱり捨てがたい
何よりヤヤ絵面のカードを減らしたくないのだ
ドローサーチ
《胸躍る可能性》は、プレイのお手軽さと果敢との相性を《考慮》して《考慮》に変更してみた
ただし、赤からのドローサーチがヤヤの-1能力のみになるため、これで事故が増えるようなら改めて《胸躍る可能性》か《電撃の啓示》に戻す予定
どっちかというと、ケルド人の果敢との相性も含めて《胸躍る可能性》か
また、やっぱ手札きついということになるようなら《銀の精査》を検討する
相手ターンの終了ステップにX<=3で打てるようなマナを余らせれるなら、だけど
その他
《家の焼き払い》については、ヤヤや《傲慢なジン》を巻き込んでしまうし、トークン3体の方はヤヤの-2能力と相性がいいとはいえ、純粋に-2能力のダメージを3点伸ばす為に呪文を使うなら《稲妻の一撃》でいいわけで
やっぱ《時の火炎嵐》の方がマッチするんじゃないか、ということでこちらに差し替え
土地は…まぁ、ほら
《天上都市、大田原》はバウンス持ちだったということもあって、むしろ必要なパーツだったのではということで作成
《ザンダーの居室》については勢いとしか言えない
ということで、明日からはこの形でまた試してみることにする
せっかく作ったけど、もう眠くて頭回んないし
次回はこちら
注意表記
22/10/03 修正
デッキ比較>ドローサーチの記述で、《胸踊る可能性》をヤヤ-8能力下で打った時のドロー効率に誤りがあったので修正しました
2:6ならそりゃ胸も踊るけど、-8脳力まで行ってからの話なんよなぁ
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