見出し画像

ヤヤ・バラードデッキの道のり【117】

休日なんだけど、ちょっと気になる記事を見つけたので、これをベースとして、家事の合間に思考をまとめておこうと思う
主に《永遠の放浪者》の是非を問いつつ、今後の調整について
隙間時間で書くので、まとまりきらないかもしれないけど


前回はこちら

デッキ

ヤヤ・ミッドレンジ3.1.5

《集団失踪》を増やした結果、勝率はともかく悪くない印象ではあったが

ミッドレンジ全般について

白単との戦績見てもそうなんだけど、白単に限らずTier1のミッドレンジに対してあまり得意ではない気がしていて、その原因はおそらくダメージ不足
序盤に《ウラブラスクの溶鉱炉》でダメージを重ねても、溶鉱炉のみに依存したダメージ源が止められると、後はヤヤのケルド人などを展開してチビチビとライフを削ることになり、結果として長期戦に入ってしまうと相手の方がリソース獲得手段が豊富で巻き返されてしまう
やっぱ、中盤以降のエースは用意したいな、というのが焦点になる

候補たち

ところで、《永遠の放浪者》

まずは、これを

「d」さんの記事なんだけど、ここに「あー、コレ俺も感じてたわ」ということがあったので引用させてもらう

リリース直後は強いという話も出ていた放浪者。
+1で時間稼ぎや銀行破りの再利用、0でダブストトークン、-4は布告全体除去とやってることはまぁおかしい。
特に-4は破壊不能を貫通しつつ残る1枚を自分が選べるので盤面を一気にひっくり返す事が可能。
ただこのデッキの場合コチラにクリーチャーが居ないことが結構あって、全体除去しても返しで殴られてあえなく轟沈する事か頻発。
その他の能力も勝ちに行けるものではないためデッキには合ってないと判断し、ケイヤと差し替え。

「d」さんの 完全なる統一環境 より引用

そうなんよ、《永遠の放浪者》って、事前にクリーーチャーを用意できてないと、-4撃った後で死んでしまう
劣化全体除去としてしか機能しないのだ

お強いのだが

現状のヤヤ・ミッドにおいては、0能力で侍トークンを生成できることで、《トカシアの歓待》とのシナジーを得つつ、相手の盤面ににらみを利かせることができるわけだが
そもそも、盤面有利な状況でなければこいつを場に出しても意味が無かったりするのだ
…ここ、ひょっとして変更できるのでは?

ドローパッケージを形成できるのは魅力的

ただ、これにはふたつの観点がある
1. クリーチャーが用意できれば《永遠の放浪者》を強く使える
2. クリーチャーが用意できないので《永遠の放浪者》は弱い
どちらも間違っていない
どっちを取るか、ということじゃないか
で、エース採用の話に戻る

改めて

ここで、左3枚はクリーチャーになる
これらを採用する場合、おおよそだけど、左から3/2/2枚の採用になるだろう
頑張っても4/3/2枚か
現状だと、《墓地の侵入者》3枚、ヤヤ3枚、《栄光のドミヌス、モンドラク》2枚で計8枚がクリーチャー換算だけど、それでも《永遠の放浪者》のタイミングでクリーチャーが盤面に残っているのは稀だ
《永遠の放浪者》を残すのであれば、クリーチャーはある程度欲しいと考えると、《怒りの大天使》がマッチするようにも思える
アグロに弱い、という状況への回答にも見える

飛行も止めつつ、絆魂でライフも回復できる
ただし、ヘイトも高いしすぐ死にそうではある
4マナということで、ヤヤやモンドラクとマナ域がバッティングするのも気になるところ

次点で《夜明けの空、猗旺》も魅力的
5マナまで耐えれるなら、アグロに対しては5/4警戒というスタッツが有効に機能するし、追放除去されなければPigで《ウラブラスクの溶鉱炉》を探しに行けるという点もよい
4以下であれば、溶鉱炉の他に《トカシアの歓待》《墓地の侵入者》ヤヤ《栄光のドミヌス、モンドラク》と候補もそれなりにある
ただ、特に白単においては追放除去がメインであり、Pigはそこまで友好的ではない、という所は注意が要る

警戒ついてるのがホントに偉い
生きている限りダメージを出しに行けるし、放浪者などのPWを守れる

そして、右2枚は非クリーチャーだ
《白の太陽の黄昏》であれば、
・トークン生成
・ライフゲイン
・全体破壊
を1枚で兼ね揃えることができる
全体破壊まで見据える場合はマナも必要になるが、X<5で撃った場合でもライフゲインとダニは確保できるので、《霊狩り、ケイヤ》《栄光のドミヌス、モンドラク》と合わせれば、エンドまで狙うこともできる
継続的なトークン生成には向かないまでも、《永遠の放浪者》との入れ替えを検討できる

何なら3マナからでも撃つことはできる
《トカシアの歓待》と合わせてドローとダニと小回復と考えれば悪くはない

《無形の処刑者、ケイヤ》は、一度は外したとはいえ、
・自分のライフゲインと相手のライフロスト
・ドロー
・エンチャント/クリーチャーの除去とトークン生成
と、こちらもなかなかのパワーを持ちつつ、呪禁まで兼ね揃えており、《永遠の放浪者》とは違う形での場持ちを期待できる
以前は7マナまで耐えることができず、採用を断念したけど、今なら除去も増えたし、再検討の余地がありそう

ケイヤ、帰ってくるのか…?
手札の除去と合わせれば、結構な量のクリーチャーを対処可能なのも魅力
+2でライフ詰めに行けるのも偉い

で、調整案だ

デッキ調整

ヤヤ・ミッドレンジ3.2.0a

《怒りの大天使》型

out
《稲妻の一撃》×2
《集団失踪》×1
in
《怒りの大天使》×2

クリーチャーを加える場合、除去を削らざるを得ない
ダメージを与える除去、という観点からすれば、《稲妻の一撃》の代替とも考えることができるのでこの形
ただ、これだとヤヤの意義が少し薄れる(-8的な意味で)
また、除去を盛ったことで手に入れたリズムが失われるという所も少し怖い

ヤヤのデッキである最後の主張でもあったわけで
あと、組み合わせると強いということもあったりはする
7マナ要るとはいえ、5点撃てば中盤以降のクリーチャーも対処可能だ
6マナあれば4点撃てるけどな?

ヤヤ・ミッドレンジ3.2.0b

《夜明けの空、猗旺》型
2枚目を持ってなかったので暗い

out
《稲妻の一撃》×2
《集団失踪》×1
in
《喉首狙い》×1
《夜明けの空、猗旺》×3

《喉首狙い》の枠を増やして序盤除去をちょっと盛れる形
状況によっては《集団失踪》と入れ替えにはなると思う
5マナ到達すればアグロはなんとかなる、ということになっているのだが
ただ、やっぱ序盤除去の薄さがネック
《稲妻の一撃》の存在は意外にデカい

ここは完全に役割が違う
序盤を薄くして中盤以降を強くする形になる
その分、確定除去が増えたともいえるか

ヤヤ・ミッドレンジ3.1.6a

《白の太陽の黄昏》型

out
《永遠の放浪者》×2
in
《白の太陽の黄昏》×2

全体除去の枚数自体は変化していない
ただ、全体除去を撃つ場合のマナが7まで伸びていることで、
・《かき消し》などのソフトカウンターに弱くなっている
・序中盤の攻勢を巻き返すものではない
という部分では役割が異なる
ただし、中盤に《霊狩り、ケイヤ》《栄光のドミヌス、モンドラク》を展開した上で5マナくらいで撃つことも可能であり、その場合は3ライフゲイン、6体のダニ生成となって、そこから2ターンでフィニッシュすることも可能ではある
ただし、PWと違って使えるのはカード1枚につき1度きりなので、手なりで撃つと意味のない結果を生むこともありそう

雑に場に出していても仕事をしていた《永遠の放浪者》とは毛色が違う
流石に《絶望招来》に弱くなった、とは言わない
忠誠度5の6マナPWと侍トークンを《絶望招来》されるのは流石にコストに見合わないからだ

ヤヤ・ミッドレンジ3.1.6b

《無形の処刑者、ケイヤ》型

out
《永遠の放浪者》×2
in
《無形の処刑者、ケイヤ》×2

全体除去の数が減る代わりに、条件付きとはいえクリーチャー/エンチャントの除去がずっとできるというのは魅力的
中盤以降のリソースについても、単体で補助してくれるしライフレースでもアドバンテージを稼げる
一番丸いな、という感触はある
そして一番の問題は、「このデッキケイヤのデッキだよね、2種入れてるし」って言われるとぐうの音もでないことだ
あと、7マナまではほんとに手札で腐るのも問題ではある

役割がそもそも違うから、元々どっちも入っていたのだったり
ただ、6マナと7マナの間には大きく高い壁がある気がしてならない

ヤヤ・ミッドレンジ3.1.6c

折衷案

out
《永遠の放浪者》×2
in
《白の太陽の黄昏》×1
《無形の処刑者、ケイヤ》×1

どっちも入れたれ、というのもあり得る話ではある
ただ、役割が違うものではあるので、1枚ずつ入れといて裏目を引くと泣きたくなる
なんか違う感はあるんだけど、BO3ならこれでもいいかなって思ったりはする

正直、こうやって記事書くまではこれかなと思っていた
でも、やっぱなんか違う気がする

今回の採用案

ヤヤ・ミッドレンジ3.1.6

a~c案のいずれでもない形というね
コレでダメならa案、それでもダメなら3.2.0系に移行する

out
《集団失踪》×1
《永遠の放浪者》×2
in
《白の太陽の黄昏》×1
《無形の処刑者、ケイヤ》×1

ということで、思考整理した結果、《無形の処刑者、ケイヤ》を戻す形で進めてみることに
これで長期戦にもある程度の耐性が付き、ミッドレンジとの戦いも優位に進められることが期待できる…はず

「助さん、格さん、参りましょう」という気分になる

《白の太陽の黄昏》はお試しで投入
《集団失踪》が減ること自体は不安はあるんだけど、3枚にしたからといってアグロに強くなったわけでもない印象ではあった
まぁ、試行回数増やせば結果が出たんだろうけど

《白の太陽の黄昏》試してすらなかったので、これを機に
上手く使えるようなら、改めて枚数検討したい

他、気になってるカード

先の「d」さんの記事読んで、ついでに気になったカードが2点ある
まずは、《第三の道のロラン》

ユーティリティの人

書いてある通りなんだけど、特にミッドレンジにおいて絶対に入っているといっていい、《鏡割りの寓話》《婚礼の発表》《勢団の銀行破り》を割れて、あとコレは完全に見落としてたけど、アーティファクト・クリーチャーも割れる
偉い
なんとなればドローもできるし
前々回くらいに、今じゃない評価した気がするけど、そろそろ考えてもいいのでは、という気持ちにはなりつつある

《喉首狙い》が届かない相手も割れる
まぁ、こいつら試作で出てきたら《稲妻の一撃》で処理できるけどな!

あと、もう1点が《カーンの酒杯》
今のヤヤ・ミッドはPWの多い構成だし《ウルザの酒杯》と合わせて考えたんだけど、《カーンの酒杯》ならX=2までにしておけば《ウラブラスクの溶鉱炉》や《トカシアの歓待》を残しつつ、下回りを一掃できる魅力がある
どうしようもない盤面なら、X=5とかで全部吹き飛ばしてもいいし、うまくいけばこちらの《無形の処刑者、ケイヤ》と《栄光のドミヌス、モンドラク》だけは残したりも可能
今引きで即時起動できないという点や、1ターン置いておくことで処理される危険性があるという点では《集団失踪》に劣るものの、アグロ相手に2マナ残して対応しつつ、こちらは次の除去を構えれるというのは魅力的に感じる

どっちも入れたい、というのが本音である

ただ、この酒杯、ファイレクシアマナの支払いを咎めてくる
《栄光のドミヌス、モンドラク》とのディスシナジーがあったりして少し厄介だったりはするのだ
まぁ、こちらのタイミングで使えばいい話なので、プレイング次第でどうにでもなるだろう、と思いたいところなのだが

破壊不能が欲しければ3マナ払え、と言われてしまう
2マナ2ライフくらいがちょうどいいんで勘弁してほしい

余談

そろそろ、息子が昼寝から起きてくる
この辺にしておこう
続きは、月曜にでも
では

そろそろなのだ

次回はこちら

注意表記

このページはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC

いいなと思ったら応援しよう!