ヤヤ・バラードデッキの道のり【197】
今シーズンもおしまいである
ちなみに、先週末にお試しで組んだヤヤ兵士
移動中メモすら取ってなかったわけだけど、まぁ理由はある
まずはそこから行こう
前回はこちら
デッキ
ヤヤ兵士
4戦3勝くらいだった
悪くないんだが
・このメタで早いわけでもない横展開するアグロ作る意味あるの?
・赤入れる理由ある?
の2点がめっちゃ引っかかる
ヤヤを使うためにアゾリウス兵士に赤を足しました、というのはお粗末すぎる
一応、《太陽降下》などには《交渉団の保護》で対応できるし、《アルガイヴの盾、ミュレル》が守れたら再展開も可能だ
どんなに強いクリーチャーが1体出てこようと、横展開から押しつぶせばいいわけで、そこまで悪い選択ではないのかもしれない
問題は、ヤヤを入れた意味だ
正直に言って、ヤヤはノイズに近い
だって、アゾリウス兵士って赤に頼らなくても除去できるし
ドローは《天空射の士官》《トカシアの歓待》で十分
横展開も盤面でできるわけで、特にヤヤを必要としない
赤入れたことで、むしろ安定感下がってるまである
コンセプトは悪くなかったけど、既存のデッキに組み込むならもっと他にあっただろうよ、という感じ
次に行こう
ウラブラスク溶鉱炉
ちなみに、ウラブラスク溶鉱炉もいい感じで勝てた
黒単に強いのと、アグロ少ないのがメタに合ってる感
こっちもヤヤを必要とはしていないのが分かってしまい、とても悲しい
というか、ウラブラスク溶鉱炉の形については結構な期間で擦っていたので、これでヤヤが要らないとか言われてしまうと、またイチからのデッキ作成になってしまう
まさか、ここにきて《光の消滅》を食らうとは
デッキ検討
ヤヤの有用性概要
何回やるんだ、という気分である
ヤヤは4マナ(R)(R)のダブルシンボル
忠誠度能力が
+1:1/1果敢のモンク(ケルド人)を生成
-1:トップ2枚追放して1枚をそのターン中にプレイ可能
-2:攻撃クリーチャーの数だけクリーチャーにダメージ
-8:赤のスペルを2回コピーする紋章生成
と4つもあるのが売り
よく似た所では《大天使エルズペス》がいて、
+1:1/1絆魂の兵士を生成
-2:クリーチャーに+1/+1カウンター2個乗せて飛行も付与
-6:墓地の3マナ以下のパーマネント全部リアニ
と、より盤面に影響を及ぼすことが可能
ただし、除去やドロー関連には影響しない
トークンとドロー補助、という点だけ見れば、《不笑のソリン》がいる
+1:デッキトップ見て手札に入れたら総マナ分ライフロス
-2:2/3飛行絆魂の吸血鬼を生成
-7:any1に13点ダメージ、自身は13点ライフゲイン
とライフも一緒にカバーしてくれる
ただし、除去に影響させるには-7と重く、1回きりと考える必要がある
除去が見たいのであれば、《レジスタンスの火、コス》だ
+2:基本地形山を手札に加える
-3:山の分だけクリーチャーにダメージ
-7:山が場に出たらany1に4点の紋章生成
と除去に特化していて、かつ紋章生成が安い
しかも、-3使ってなかったら紋章作っても忠誠度が1残るという優しさ
ただ、コスは除去しか見れないし山が無いと機能しないので多色化するとちょっとパワーが落ちる
4マナ域PWの中ではホントになんでもできる、というのが売りであって、その代わり
・+1のトークンは飛行やトランプル、威迫持ちに弱い
・-1使えばリソース不足は解消できる
・-1多用するとライブラリがどんどん削れるのでLOに不利
・-1のカードはそのターンのみなので使うタイミングが大事
・盤面に影響を出すには横展開が必要
・紋章を活かすには赤いスペルが要る…わりに紋章生成が重い
と、それ1枚では全然機能しない
特に、-2は横展開を求めるのに-8はスペルを多くしたくなるという逆のこと言ってて、全てを十全に活かすのが難しい
-1を使う場合も、重いカード使うならマナが要るのでデッキ組むときに意外に気を使う
+1:1/1果敢トークン生成
取り合えず4ターン目にヤヤをプレイした場合はコレ1択
次ターンの相手側アタックからヤヤを守るチャンプブロッカーとして有用
また、果敢を持つことから、《稲妻の一撃》と合わせればタフネス5まで相打ちが取れるので《黙示録、シェオルドレッド》のアタックを誘い、ブロック→《稲妻の一撃》で相打ちを撮るなども可能
攻め手に回れば火力呪文と合わせて果敢による強化からフェイスやPW、バトルへのダメージを底上げできる、攻防に優れたトークンといえる
ただし、上で触れたように
・飛行
・トランプル
・威迫
などの能力持ちに対してはチャンプブロッカーとしての役割を果たせない
最近だと、ファイレクシアンたちが威迫つけて殴ってきたりするのでとても厄介である
気軽に1/1トークンを生み出し続けられるので、《トカシアの歓待》などと合わせてドロー補助に回りつつ盤面取る動きが強い…と考えている
ただし、サクリファイスのタネに使うにはちょっともったいない
生け贄のタネを作るくらいなら、他の忠誠度能力を使いたいし、別途用意したほうがコスパがイイことが多いからだ
ケルド人自体は残しつつ-2に繋げれたらいいな、という気持ちで使いたい所ではある
盤面にクリーチャーが残ってるに越したことはないわけだし
ただ、盤面よりもリソース重視したいシーンも多いので、-1とのバランスが大事といえる
-1:2枚中1枚そのターン衝撃的ドロー
実は一番使いたい所ではある
盤面が抑えられているなら、+1も-2も必要ない
その場その場で最適なカードを探しに行ける、という柔軟性がヤヤの強みだ
とはいえ、いつでも当たりが引けるわけでもない
マナの状況も見つつ、適宜使ってリソース差をつけていく形がイイ
重いカードを多用していると、5マナストップなどした際に-1が利用しにくくなっていく
6マナ以上のカードは基本的にゲームを締めるために必要なので、ここを追放して使えなくなるのはよろしくない
もちろん、《太陽降下》を撃たないと負ける、というシーンなどでは使っていく他ないのだが
《復興の領事、ピア・ナラー》や果敢デッキを使って分かったのは、4マナ以下のカードでデッキを組む方が、やはり-1は使いやすい
少なくとも見えたカードが使用できるマナが確保できているという安心感は大きいし、ストレスもないわけだし
ヤヤを使うなら、コントロールに寄せてはダメだ
ビート寄りのミッドレンジが合うように思う
-2:攻撃クリーチャーの数だけクリーチャーにダメージ
最近になって、改めて強いなと思う
横展開できるようにデッキを組めば、《黙示録、シェオルドレッド》などのタフネス5までなら落とすチャンスも生まれる
うっかり、「-1で飛行機械出したら-2で落とせるな?」とか考えて-1から入って-2が撃てない、見たいなことがママあるので注意
上でも触れたけど、デカいダメージを出したい場合は全員で突撃しないといけない
相手が横展開してたら、返しでヤヤが落ちるのはほぼ確定してしまうし、何ならフェイス詰められてゲームが終わることもある
できる限り、相手のクリーチャーは減らしておきたいし、そういう意味では黒と組むとやりやすい…が、黒と組むと横展開は難しくなるジレンマ
そもそも、除去を盛るとクリーチャー展開は難しいし
-8:赤スペル2回コピー紋章
赤のスペルが都合3回撃てる
どこを打ち消されても2回は撃てるわけだ
強い
ただ、白は《骨化》、黒は《シェオルドレッドの勅令》、青はバウンスと、ヤヤを退ける手段がメタ上に多い
さらに、その上で忠誠度能力を4回起動してようやく紋章化と、実質4ターン忠誠度を増やし続けてかつ減らせない、という縛りがあって紋章化は中々に厳しい
積極的に狙うと、盤面にケルド人が出てくるだけで、それまでが強くない
増殖などで忠誠度を盛れれば実現も見えてくるんだけど、そうでなければお互いにリソースが尽きている間にじりじりと消耗戦をしているときに条件を満たしたりして、そうなるとそもそも手札がなくて紋章にするより-1使ってる方がよくね? ってなったりする
そして、デッキを赤に寄せていない限り、そもそもデッキ内に赤いスペルがなかったりもする
今だったら、《大勝ち》コピーして《多元宇宙の突破》を撃てたら嬉しいんだが
ただし、それは《希望の標、チャンドラ》で良いんじゃね? ってなったりしてそれはそれで難しい
そう、実は-8は弟子が互換性を兼ねそろえているのだった
弟子は常在能力で呪文をコピーする
ターン1回限りではあるものの、相手ターンに《大勝ち》撃って返しの自分ターンに《多元宇宙の突破》を撃てばどっちも2回起動する
黒スペルですらコピーできるのと、そもそも常在能力なのが偉くて、6マナあって生き残りさえすれば、こっちのが早いのだ
ヤヤが偉いのは、紋章化してしまえばヤヤの生死に関わらず永続効果になるという点で、それ以外ではコピーするという1点においてはチャンドラの方が有用性は高い
色について
赤は必須として
現状メタにおいては黒系ミッド、白系コントロールが多くて、要は《ファイレクシアの抹消者》と《ファイレクシアの立証者》がサイドから対策で入ってくるケースが多い
何ならメインから入ってる
こいつらが処理できないと話にならないんだけど、赤単では厳しい
せいぜい《焼炉の手綱》で奪うくらいだけど、それもリーサルまで持って行けないと危うい
となると、黒か白の確定除去が欲しくなる
青で打ち消す、という方向性もあるけど、その場合は盤面に出てしまうといかんともしがたい
何といっても、ヤヤを擁する以上、赤で戦うことはほぼ確定している
盤面に出してしまったらおしまい、というのは厳しい
また、今までの検証において、相性のよさそうなカード群も
・白黒:《残忍な巡礼者、コー追われのエラス》
・白:《トカシアの歓待》《僧院の導師》
・赤白:《復興の領事、ピア・ナラー》
と見つかっていて、この辺り踏まえるとマルドゥあたりがよさげ
ちなみに、《交渉団の保護》はヤヤとのシナジーって寄りは《僧院の導師》とのシナジーだった感があるので、青は未だにコレというものは見つかってない感じ
緑関連だと《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》などがあるけど、そこまでのシナジーは感じれなかった感
果敢消えちゃうのと、ヤヤ+1とのシナジーというなら、多分素直にトークン出してる方がいいんだよな
ちなみに、《祝祭の出迎え》は可能性感じた
でも、これも緑単でいいんじゃない? っていう気持ち
なんにせよ、色増やすと赤スペルの隙間が無くなるので、どういう方向性にするかが重要になる
ただ、今まで見てきたのがマルドゥだったこともあるし、黒に求めていることはある程度まで白でできる
赤白+αみたいな考え方がイイのかもしれぬ
コンセプトについて
A) 横展開からの-2でブロッカーを退けてリーサル
B) +1連打からの-8紋章化してスペルでリーサル
のどっちか、あるいは複合的にデッキを構築する
…まぁ、コンセプトを中途半端にするのは良くないので、どっちかに寄せる方がイイ
A>Bって感じのコンセプトでデッキを構築できればいいな、とは思うんだが
何にせよ、-1の有用性を上げるのであれば、マナ域は4を最大にしたい
その上で、気持ち赤スペルを多めにしつつ全体としては横に展開するビートダウン寄りのミッドレンジを構築する形か
そうなると、現環境では横展開を咎めてくるのは破壊ではなく追放――《太陽降下》、お前のことだよ!――なので、そのあたりに耐性ができればなおいいんだが…
その為に青を入れてスゥルタイにするのは悪くない選択肢ではあったとは思うものの、2マナ残さなければならないというのが展開を阻害していたのが気にはなる所
あるいは、《復興の領事、ピア・ナラー》《僧院の導師》といった横展開のキーマンたちだけを《とんずら》などで守り、再展開に繋ぐという方法もある
再展開をスムーズに行うためには手札リソースとマナが必須になるため、守った後の動きもカバーできる構成が重要
ヤヤ・ビートバーン1.0.3
もう一度、《復興の領事、ピア・ナラー》を試す
今度は《僧院の導師》も加えたうえで、《ウラブラスク》からのスペル連打も見る形
盤面の処理に時間をかけてもらえるなら、ヤヤ+1連打からの紋章化で《レンの決意》をコピーして一気に畳みかけるなども
《苦々しい再会》は、主に《僧院の導師》からのモンク・トークンを一斉に殴りかからせる用
《ウラブラスク》→《レンの決意》からのスペル連打》→たまったモンクと《ウラブラスク》に速攻付与→ヤヤ-2で《ウラブラスク》の脅威を落としつつ全員突撃or《ウラブラスク》変身ダメージと合わせて盤面除去して殴り切り
といった流れが期待できるかも
ちなみに、マルドゥだとこんな感じかなって
ただ、この時点で気が付いたんだけど、このデッキ《不笑ずのソリン》の方がマッチしない?
ヤヤである意味が薄い気がしてならない
黒を絡めると、どうしても優秀な除去スペルが多くなってしまって、ヤヤの-8の可能性を否定してしまう
その除去スペルのおかげでヤヤ-2を使うシーンも減るわけで、結果として横展開の必要も減ってしまう
なんかコンセプトがちぐはぐになってしまう感
残念だけど、今のアイデアだけなら黒入りは諦めた方がよさそうだ
ちなみに、スゥルタイならこう
コレはもうちょいひねる必要がある
青ねじ込んだ意味はあるんだろうけど、多分この《交渉団の保護》は使いこなせないと思われる
ピアとのシナジーが薄いんよな
取り合えず、今日は新しいデッキ回していこうかと思う
今シーズンはこの辺までかな
今日のまとめ
戦績
ない
気が付いたら一日終わってた
そういう日もある
明日からは新シーズンだし、頑張ってこう
デイリークエスト
…ジャンドにしてヤヤ試す?
とはいえ、さっき書いた通り、黒が混じると赤の意味がグッと減る
ヤヤの居場所を探すの難しいのよな…
増殖あたりで何とかならんか、試したくはあるんだが
次回はこちら
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