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The Goonies 'R' Good Enough
なんかね、noteにいろいろと書くようになって、あらためて僕はたいしたことが上手く書けるワケでもないな…なんて自覚して失望することしきりなんですけれども。まぁ、それはそれとして、今週も適当な文章を垂れ流しておきますよ。
好きな人と映画を観るのが好き。基本的には「映画は1人で観に行くもの」だと思ってますが、小学生〜高校生の頃は友だちと話題作を観に行くのが普通だったし、初めての異性とのデートは関内に「いまを生きる」を観に行ったし、奥さんとの初デートは新宿で「リベリオン」を観たしと、「好きな人と観る」という行為も愛してる(そして観た後に感想を話し合うのも好き)。奥さんはあまり映画に興味がない人だから、なかなか一緒に劇場へ足を運ぶことがないのは残念だけど、とはいえ、もし彼女が映画鑑賞を趣味にしていたら、僕が年間100〜200本も1人で観に行くことは間違いなく許されないと思うのでね、それはそれで良かったんでしょうな。ちなみに昨年、奥さんと一緒に「ラスト・クリスマス」を観に行ったのは大正解でした。
さて、僕の娘のマナ子(仮名/9歳)の話。自分の子どもに趣味を押し付けるのは良くないと思うから、こちらから強制的に映画を見せたことはありませんが、しかし。彼女のリクエストによって、「アンパンマン」やら「スーパー戦隊」やらを一緒に観に行くようになって、なんと昨年は短編を合わせれば劇場で13本観た…ということで。「三角絞めでつかまえて」の方で勝手にランキング記事をアップしたりするぐらいにはなったのでね、現在の彼女は、それなりには映画が好きなんじゃないかなと。
だから、「子どもだったら観られるかな」と思った作品をマナ子のDVDの棚に何本か勝手に忍ばせていたら、先日、なんと「グーニーズ」を観ていたから、シメシメ顔ですよ。で、僕も途中から一緒に吹替版を鑑賞したんですが…。思い出の中では傑作認定していたんですけど、ウン十年振りに観る「グーニーズ」は、ううむ、「片目のウィリー、あの仕掛けをどうやって作ったんだよ」的なツッコミは置いとくとしても、なかなか脚本が忙しないというか、展開と編集に「間がない」というか。残念ながら今では差別的に感じるギャグも多めであり、ちょっと脳内で美化しすぎてたのかな…なんてね。
ただ、当時の僕は、体は大きいものの役立たず扱いされることが多かったから(ちょうどいじめられてた時期だったし)、顔が崩れた巨漢のスロースに自分を勝手に重ねていて。僕もいつか“みんな”(特定の人たちではなく概念的な感じ)の前で“活躍”(具体的な行動ではなく概念的な感じ)して認められたいな…なんて思ってたことを思い出して涙が出て来たし、「サニー 永遠の仲間たち」ライクに過去の自分を抱き締めたくなった。そしてラスト、かなりバタバタ気味ではありますが、海賊船が海に出るシーンは相変わらず感動的でね、ちくしょう、やっぱり良い映画だし、こんな作品を娘と観られただけでも僕は十分幸せ者だな…なんて思ったり。あと、久しぶりにファミコンの「グーニーズ」がやりたくなりましたよ(あれもエンディングで海賊船を観ると泣いちゃう)。
で、鑑賞後、娘に感想を聞いてみたら「顔が変な人が怖かったからあまり好きじゃない」とけんもほろろだったので、「スロースは良い子なんだよ!」「可哀相な子なんだよ!」と力説しましたけど、ちくしょう、まだ9歳なので仕方なし(というか、確かにスロースはビジュアルが不気味な上にテンション高めなので、子どもが怖がるのも分かる)。今度は一緒に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観ようと思っております。おしまい。
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