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デリケートに好きして

先週、日曜日に記事を更新したので、今週もまた日曜日にアップすることで、勝手な「週刊連載」感を味わおうとしているんですが、どうですかね?(「そんなこと聞かれても…」と思われそうな文章) 

昨年11月の話。僕のこのツイートがバズッたんですよ。

もともとは街頭技巧師として知られる高野政所さんが編み出した技であり、僕的にはそれを流行らせようと思って「政所さん」という名前を入れながらツイートしたのに、こっちの方が話題になってしまったということで、この「尻馬に乗った」感はなかなか気まずくて。いそいそとフォローするツイートをしたり、ネットメディアから取材が来た時も「政所さんを取材してください」とお願いしたりした…ってのは面倒くさい話。

ただ、それ以上に驚かされたのは、いわゆる「クソリプ」が来たこと。ありがたいことに僕にはフォロワーが9千人ぐらいいるんですけど、ほとんどが僕のアメブロを読んだり、ラジオでの活動とかを聞いたりして、フォローしてくれた人ばかりでして。そのせいか、今までは適当なツイートをしても、クソリプが直球で飛んで来たことはなかったんですよ(まぁ、まったくなかったワケではなく、特に政治的なことをつぶやいた時は、冷笑的な引用ツイートが飛んできたりしましたが、そんなに多くはなかった)。

ところが、このツイートがどんどんリツイートされて5千RTを越えたあたりから、「いい大人が立ち食いとかやめたほうがいいっすよ」とか「クソまずい」といったリプや引用リツイートがくるようになったからビックリ。いや、言いたいことはわからないでもないけどさ、正直、そんなことを「赤の他人」である僕にいきなり言ってきて何になるのか…とは思うじゃないですか。どちらの人もプロフをチェックしてみれば、決して聖人君子じゃないし、そもそも「いい大人がアホみたいなユーザー名を名乗って、会ったこともない人間に物申した気分になるとかやめたほうがいいっすよ」とか「お前のツイート、クソつまんねーな」とかいくらでも反論できるワケですが、ううむ、とりあえず初めてミュート機能を使ってみました。

というのは、ムカつく以前に怖かったからなんですよね。どちらの人もプロフをチェックしてみれば、決して聖人君子じゃないものの、別に悪人ってことでもないと思うんですよ(状況が違えば友だちにもなれそう)。でも、そんな普通の人が、たかが「食べ物が美味かった」程度のツイートに噛みついて留飲を下げるということを当たり前のようにやっちゃうことにゾッとしたというか。そりゃあ、僕もさまざまな炎上案件を見てきたけどさ、こんな「攻撃的要素ゼロの食べ物ツイート」にまで、物申したくなったりする人がいるってのはかなり驚いたし、とはいえ、この腐敗と自由と暴力の真っ只中にあるインターネット世界においては通常営業なんでしょうな…。

だから、前はツイートするたびにいちいち「バズらないかな」とドキドキしたりしてたんですけど(苦笑)、このことがあってからは、フォロワーさんが1人でも「いいね」を押してくれれば満足するようになりました。僕だけでなく、ほとんどの人がそうだと思うんですが、ブログやらTwitterやらインスタやら何やらは「仕事」じゃなくって、あくまで「趣味でやっていること」じゃないですか(本業がそういう人は別として)。もちろんツイートも「何らかの表現」の一つではあるから、それが批評されたりするのは仕方ないことだけど、やっぱり趣味でしかないんだから、精神的な負担はかけられたくないし、できる限り避けたいなぁと(そして自分もやらないように気をつけないと)。

以前、松本人志さんがラジオ「放送室」(TOKYO FM)で「俺の周りにはイエスマンがいない。(略)俺はそういうのせえへん、というか俺の周りにだけ何故かそういうのが来ん」などと語っていたそうで、プロとしては実に素晴らしい姿勢だと思いますが、僕レベルの賤しい人間だと、政治的な発言は別として(生活に関わる部分ですからね)、ネットではなるべく「イエス!」という意見を発信したいし、他の人からは「イエス!」と言われたい気分。だから、こんな文章をここまで読んでくれたアナタにも「スキ」を押してほしい…デリケートに「スキ」してほしいのです…。以上、「いい大人がこんなアホなことを書くとかやめたほうがいいっすよ」と思われそうな、47歳のオッサンの文章でした。おしまい。



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カミヤマΔ
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