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人にやさしく

今回の記事は「ペイ・フォワード」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけてくださいな。本当は別の記事をアップする予定だったんですが、非常にショッキングな事件があったので、自分なりに書き残しておきますと。今さら僕が書くまでもないことですけど、木村花選手が亡くなりましたな…。

最近はすっかりプロレスを観なくなってしまったし、さらに女子プロレスはもともとそれほどチェックしてなくて。木村花選手については、むしろ母親の木村響子選手の試合を観たことがある程度であり、名前しか知らなかったんですけど、まさかこんなことになっちゃうとはなぁ…。いや、彼女については、ちゃんと応援していたファンが何よりもやるせない状況なんですから、僕ごときが何を書くわけでもないんですけど(汗)、「若者が死ぬ」というのは本当に悲しいことだと思います(もちろん、老人が死んでも悲しいけど、それはそれとして)。

彼女にはアンチの数以上にたくさんのファンがいて、温かい言葉をかけていた人も決して少なくなかったと思うんですが、それでも「悪意のある言葉」の方が破壊力が大きかったんでしょうね。悲観的になっている時って、優しい人のアドバイスは「自分のことが好きだから優しく言ってくれている→本当は違う」とか思いがちで、キツいことを言う人の方が「真実」だと思っちゃったりもするじゃないですか。「優しく言ってくれている」ことの価値って大きいのに、人間は難しい生き物ですな。前に「『環境をリセットするのも良いですよ』という知った風な駄話」という知った風な記事を書いたんですが、死にたいぐらいに辛いなら、逃げちゃった方が絶対良いですよ、マジで。

残念ながら、この世から「他人に悪意を投げつける人間」がいなくなることは絶対ないし、そういう人に注意しても高確率で無駄だから(もちろんファンが守ってあげることも大事だけど、本人は「正義」だと思ってやっていたりもするしね)、Twitterのブロック機能を駆使するのがベストなのは大前提として、さらに法律やらシステムやらリアリティ番組やらを改善するべきだと思いますが…。とりあえず、すっかりオッサンになって若いころよりも少しは分別がつくようになった身としては、そりゃあ「悪意」よりは効果が低めかもしれないけど、もっと人に優しくしていこうかなぁと。

僕からすると、どんなに大好きな有名人だろうと誰だろうと、こちらからコミュニケーションをとるのって、すごく苦手でして。なるべく自分からちょっかいは出さないようにしているんですけど(男女ともに何らかの下心があると思われたくないし)、たまに落ち込んでいるツイートを見ると「大丈夫ですか?」って声をかけたくなる。そういうのって、相手を背負うことにもなる可能性があるから、慎重になるべきだとは思うんですが、ただ、自分がフォローしている人に温かい言葉をかけるぐらいは良いんじゃないか? なんか、そういう姿勢が「ペイ・フォワード」的に巡り巡って、世界を良くすることに繋がらないかな…ってのは寝惚けた文章ですかね、そういえば主人公の子は死んじゃうし。つーか、もし読者の方で何か悩みを抱えていたら、気兼ねなく連絡していただければと思っております…お金は1円も貸せませんがー(台無しなオチ)。

何にせよ、僕的には「47歳のオッサン」として、なるべくポジティブなメッセージを発信していこうと思わされる出来事でした。木村花選手のご冥福をお祈りいたします。



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カミヤマΔ
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