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留学の貴重な時間をドブに捨てた男の話

こんにちは。かみやです。

コロナの影響で、留学に行けなくなってしまった方いませんか?

留学は本当に貴重な経験をすることができます。

貴重な留学の時間を無駄にしないように、日本にいるうちに準備と覚悟をしておきましょう。

私の失敗談を包み隠さず話していきます。


留学しようと思ったきっかけは「逃げるため」

私が留学するきっかけは、「嫌なことから逃げるため」でした。

英語を勉強することを第一の目的になるはずですが、私は違いました。

逃げるきっかけになったのは、研究室です。

私は理系の大学に通っていました。(4年制です。)

3年生後期になると、研究室配属があります。

研究室は成績順に選べることになっていました。

私は学科の中でも、勉強ができず成績は下から2番目とかでした。

つまり行ける研究室は選べないということです。

結局行きたいと思っていない、研究室に行くことになりました。

行くことになった研究室は、ブラック研究室と言われていて毎年学生が蒸発する研究室でした。

研究員の下で勉強することになったのですが、「そんなこともできないの?」と毎度いわれメンタルが病みました。

毎日研究室に行くことがゆううつでした。

逃げ出したいと思った時に、都合のいい言い訳が「留学」でした。


メンタルを病みながら留学へ

留学という言い訳をするための行動は早かったです。

とにかく逃げたい気持ちで、留学への申し込みなどをしました。

心の中に罪悪感を持ちながら、行動をしていました。

「留学することにしたんだー」といいながら、心の隅でいつもチクチクとトゲが刺さる感じでした。

留学をするときは、目的を間違えないようにしてください。

私は嫌な研究から逃げるためという、くだらない目的のために留学をしました。

このような目的で留学がうまくいく訳がないですよね。

留学中に勉強をしていたら、目的が変わることはあるかと思います。

私としては、留学に行く目的がポジティブな物の方が努力できるのではと思います。


語学学校に行けずに引きこもりがちに

留学している間にも、問題は山積みでした。

自分はダメな人間だと思いながら、過ごしていると本当にダメな人間になっていきました。

朝起きれない。学校をサボってしまう。人づきあいが険悪になる。

いろいろ問題を抱えていました。さらにゲーム中毒にもなっていたと思います。

英語の勉強そっちのけで、ゲームをずっとやっていました。

完全に引きこもりでした。

日本にいる家族との連絡もしなくなり、完全孤立状態でした。

この時期は他人の目が気になってしょうがなかったです。

「この人は自分を馬鹿にしているのではないだろうか」と。

自分のことではなく、他者からどう思われているのかばかり考えていました。

シェアハウスに半年ほど住んでいましたが、他の住人とはいい関係を作れませんでした。

シェアハウスの皆さんごめんね。

結局のところ留学中にいい友人を作ることもなく、何をしていたのかわからない留学でした。


自暴自棄な状態で1か月の旅へ

留学中に自暴自棄になる状態があり、もう自分なんてどうでもいいやと思っていました。

自分なんて事故にでも、なんにでもあってしまえばいいんだ。と思っていました。

周囲の人の目が気になって仕方がなく、周囲の目から逃げるためにまた言い訳を作りました。

それは、ホリデーで1か月旅に出るということです。

語学学校では、1か月のホリデーが取ることができました。

それを利用して、また嫌なことから逃げたのです。

誰ともかかわりたくない。そんなすさんだ気持ちで旅に出ました。

旅をしている間は、誰かと話す機会も少なく、自問自答の日々でした。

旅の間に、ずっと逃げ続けても仕方ない・変われるのは自分だけと思うようになっていきました。

自暴自棄で始めた1か月の旅ですが、自分のメンタルの改善にはつながったと思います。


帰国してからの大学生活1年間

こんなハチャメチャな留学をして日本に帰りました。

残りの大学生活1年間は、ブラック研究室に戻りパワハラ気質の研究員のもとで研究を続けました。

よく耐えられたなと今なら自分をほめることができます。

留学で大失敗を経験したからこそ、小さな失敗ではめげなくなったように思えます。

ろくに計算のできない理系のまま、言われたことをこなすだけの1年でしたが、何とか卒業まで行くことはできました。

適当な研究をしてしまってごめんなさい。

1年間逃げ出さずに向き合えたことだけでも、自分は前進したといえると思ってます。


これから留学をしようと思っている人へ

これから留学しようと思っている人へ伝えたいことが3つあります。

1.留学は素晴らしい経験を得られる最高のチャンス。

2.悩んでいたら家族や友達に話せる状況を作ろう。

3.未来の自分が今の行動をほめてくれるか考えよう。

私は留学という貴重な1年間を棒に振ってしまった人間です。

新しい価値観に出会ったりと、素晴らしい経験ができるはずです。

留学の時間を大切に使ってください。

私は留学中も悩み続けていました。しかし相談できる相手がいませんでした。

辛いときは誰かに頼ってもいいんです。辛い気持ちを聞いてもらいましょう。

私は友達を作るのが苦手で、友達と呼べる人はいませんでした。

心をいい状態に保つには、良い友人が必要です。

そして逃げ出したくなったときは、いったん自分を客観的に見て未来の自分が今の行動をほめてくれるか考えてください。

より後悔のない選択を選ぶべきなんです。

選択を失敗すると後から罪悪感が湧き出てきて、自分を責めることになります。


最後に

私の留学失敗談を読んでいただき、ありがとうございました。

私は今でも留学を「ああすればよかったな」と後悔することがあります。

しかし時計の針は元に戻すことはできません。

これから留学する人には、同じような失敗はしてほしくありません。

留学する人にとって、何か参考になれたなら幸いです。

コロナで留学がいけない状態かもしれませんが、流行はいつか収まります。

留学に行けたときは、ぜひ最高の経験を自分で勝ち取ってください。

それではまた。






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