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お茶仲間

去年ハマりにハマった烏龍茶作りですが、これにはとある出会いが深く関係しています。

数年前某SNSで知り合った笑美さん(喫茶陽時計)。
台湾にも住まれていて、台湾茶にも造詣が深い方です。
ご自身も台湾茶のようなお茶を作るべく静岡に移住され、手摘みでお茶を作られています。

その頃私は紅茶を手摘みで作っていたものの、模索中でした。
本物を知っておいたほうがいいよ、と美味しい台湾の紅茶や烏龍茶など送ってくださったり、私の世界を広げてくださいました。

美味しいお茶の味を知り、目指すところを定めておかないとブレる。
当たり前のことですが、紅茶に関して、中国茶や台湾茶などほぼ無知だった私は目指す目標もなく、こんな感じかなと手探りで作っていたのでした。
それでも美味しいと言ってくださる方がいて、続けていました。

笑美さんのお茶は、紅茶も烏龍茶も素晴らしい出来栄え。私と同じく1人で手摘みなので少量生産ですが、こんな香りが出せるのかー!と頂いた茶葉でとても驚きました。

私の試行錯誤の紅茶作りにも変化が生じました。

そこから、私も知識は本当にないですが、中国茶や台湾茶を取り寄せて飲むように。
今までは紅茶を作っていましたが、自分が好きだなと感じるものは烏龍茶が多く、去年烏龍茶作りも始めました。

…超難しい。
紅茶以上に成功と失敗の差が激しく、湿度や温度を管理できるような施設もないため、見極めを誤ると本当に香りが全然ダメだったり、半分以上は失敗作でした。

ただ、成功した時(と言ってもまだまだです)は本当にいい香りになり、美味しいお茶になりました。
そして、美味しいと言って購入してくださった方々も…!(以前のブログ記事から)

今年もまた更に安定させること、もっと美味しくなるように精進しようと思っています。

そんなこんなで、こんな風に手摘みのお茶への変化は笑美さんなくしては語れないものとなりました。

そして、京都のおちゃはかせ、笑美さん、と仲良くさせていただき、色々情報交換などしています。(おちゃはかせのお茶の知識ももうオタクですごいものがあります)

去年は3人(+おちゃはかせのパートナー)で岡山の海田園さんへ美作番茶作り合宿へも。

知り合って数年、実はこの時初めて会ったのですが、オンラインでも一緒にライブをしたりよく話していたからか全然初めまして感もなく、夜は酒もそこそこにお茶を飲むという…。

なんともいい時代になりました。

が、やはり人と人。オンラインとは言え、波長はわかるもので、すんなり仲良くなるというのはご縁があったからだなぁと思っています。

先日、袋井茶てもみ保存会にも所属されている笑美さん(さすが静岡〜)から、手揉み茶と笑美さんのセレクトの国産烏龍茶や台湾茶が送られてきました。

さすが笑美さんセレクト!
まだ全部は飲めていませんが、どれも非常にレベルの高いお茶。

先ほどシェアした過去のブログにも書いてますが、私自身も美味しい!!と思う国産の烏龍茶にまだ少ししか出会えていません。
でも、これは!美味しい!と凄まじい烏龍茶が…!
私もまだまだですので、頑張りたいです。

そして笑美さんの手揉み茶も、とても美味しい。
こちらは春の芽を冷凍保存したものをてもみ保存会で揉んだものだそう。

低温でゆっくり抽出。
嫌な旨みではなく、旨みもあって丁寧によられていて、渋みもなく丁寧さも感じる上品な味わい。

広がっていく茶葉も美しい…!
開き切ったところを見てもらうとわかるように、ちゃんと茶葉の形に戻ります。
これぞ手揉み!

住んでいるところも違うし、大人になってからの出会いですが、まさに茶縁。
もちろん茶以外の話も色々するし、本当に大切な茶友です。

本当に私は友達運が果てしなくいいです。

実はこどもの頃私はいじめに遭い登校拒否もしていました。
その頃は本当に辛かったし、こどもの頃は人間関係なんてなかなか選べないし学校がすべての世界。(この話はお茶とは関係ないですが、私のもう一つの仕事・学童にも関わるのでまた別の機会に記します)

でしたが、色々あって克服し、大阪の美術の学校で価値観の合う友達とたくさん出会って、そこからは本当にいい友達ばかりしか出会わなくなりました。(もちろん地元にもいい友達がたくさんいます。)

雲南に来てからも、友達に恵まれ、人(砂子原も含めて)に恵まれてなんとかかんとかやっています。

これからもご縁を大切に、お茶作りに精進していきたいと思います。
そして、私のお茶に限らず、美味しいお茶やお茶のおもしろさを伝えていけたらと思っています。

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