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チャジャンミョン 짜장면
チャジャンミョン――それは韓国における国民食。日本のラーメンのような存在です。
外国人の一部は、その味に嵌まり、韓国を離れたあとでもチャジャンミョンが忘れられず、インスタント食品などで欲望を満たしているが、発作的に本場のチャジャンミョンを求め、韓国行きの航空券を予約してしまう――そんな魅惑の食べ物がチャジャンミョンです。
2015/4/14に下記の呟きをしました。
韓国では日本と同じように、2/14はバレンタインデー、3/14はホワイトデーです。しかし、その他に4/14はブラックデーとされています。
要は、恋人ができなかった者同士が黒い服を着て、チャジャンミョンやコーヒーなど、見た目が黒い飲食物を食べる日です。
私が最初に韓国に行った90年代前半にはなかった記念日なので、近年定着したようです。まあ、ブラックデーでなくても食べたくなります。
分類としては中華料理です。かなり韓国独自の中華料理です(まあ、日本もそうですね)。他にも韓国独自の中華料理としてチャンポンなどもあります。これは日本のチャンポンと違って、むちゃくちゃ辛いです。韓国で食べる時はお気を付けください。
両方とも街中至る所にある中華料理店で食べられます。配達もしてくれます。日本でラーメンが店によって味が違うように、チャジャンミョンも店舗ごとに微妙に味が違います。写真のように、たくあんと玉ねぎが付いてきます。たくあんは酢漬けにしてあり、チャジャンミョンにとても合います。
麺の上にかける黒いたれは「チュンジャン」と呼ばれるとろみを付けた黒味噌です。豚肉や玉ねぎが入るのが基本ですが、じゃがいもやイカなどが入ったりもします。見た目はあまりよくないですが、うまいです。また、韓国料理としては辛くなく、甘めです。辛い物に疲れた時にはお勧めです。
このたれは、ご飯にかけてもおいしいのです。その場合はチャジャンミョン(짜장면)ではなくチャジャンパプ(짜장밥)と呼びます。ミョン(면)が麺で、パプ(밥)がご飯です。
また、チャジャンミョンは安いのです。今は物価も上がり5,000ウォン(500円)以上しますが、昔は2,000ウォン(200円)くらいでした。貧乏学生にとってはありがたく、ただで곱빼기(コッペギ、大盛り)にしてくれるお店もあり、韓国での食生活の1/5は間違いなくチャジャンミョンでした。
ちなみにジャジャンミョンと呼ぶよりはチャジャンミョンという呼び方の方が主流です。짜장면の「짜」は濃音と呼ばれ、声帯を緊張させて発音します。「チャ」ではなく「ッチャ」という感じの発音です。また韓国語は先頭の言葉は有声音化(濁音)しません。日本だとジャージャー麺と呼びますから、なおさらややこしいですね。
皆様も韓国に行かれた際にはぜひ、
「아저씨 짜장면 하나 주세요.곱빼기로!」
(アジョッシ チャジャンミョン ハナ チュセヨ コッペギロ!)
「おじさん、チャジャンミョン一つください。大盛りで!」
と注文してみましょう!
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