見出し画像

『赤い白球』刊行から1年です

『赤い白球』(双葉社)刊行から1年が過ぎました。
 お蔭様で多くの書評(下記はダ・ヴィンチニュース)や熱い感想をいただいております。

 戦争物なので敬遠している方もおられるかもしれませんが、鎮魂の願いと祈りをこめております。
 多くの方に読んでいただきたい作品です!

赤い白球 フリーペーパー表紙 下半分

重いテーマですが、前半は青春&野球小説です。
 平壌一中の1、2番コンビで鉄壁の二遊間を誇る朴と吉永は、朝鮮代表として夏の甲子園を目指します。試合結果や日程は史実をそのまま使っています。

1939試合

 
 今年の高校野球は中止になりましたが、彼らが甲子園に出場した翌年からは戦争で中断となりました……。

赤い白球 フリーペーパー裏

 
 2人は後半、陸軍に入り、憧れていた飛行機操縦士の道に進みます。
 朴はビルマで隼を操り撃墜王になりますが、戦局は悪化し、フィリピンに赴任した吉永は特攻をさせる側となります。
 2人の宿命は交錯し、沖縄戦が始まり、やがて運命の7/1を迎えます……。

画像4

 
 ぜひこの時期に読んでいただきたい作品です!
 よろしくお願い申し上げます!

いいなと思ったら応援しよう!

神家正成 (ミステリー作家、小説家)
第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞して自衛隊ミステリー『深山の桜』で作家デビューしました。 プロフィールはウェブサイトにてご確認ください。 https://kamiya-masanari.com/Profile.html 皆様のご声援が何よりも励みになります!