【自己PRが苦手な人のための自己PRのススメ】第3回-後編- エピソード探し
こんばんは!かみやです。
このコンテンツ初の作業があります。
みなさん紙とペンをご用意ください。
最大の山場も今日で終わりです。本日もよろしくお願いします!
前回の振り返り
前回はダイヤモンドの事例から「能力だけでなく、希少性も価値になる」という仮説を立てました。
今回は自己PRに有効なエピソードの見つけ方を提案いたします。
いざ作業!の前に、、、。
その前に確認です。
今、わたしたちは「能力でアピールすることが難しいので、希少性をアピールする」という状況に置かれています。
本当に能力でアピールすることができないのか念のため確認しておきましょう。
下の写真のように3つスペースを区切ってください。そして左下に「自分の学歴・職歴・資格(技能)・部活で達成した大会の記録」を書いてください。
もし書いているうちに「自分の学歴って日本国内だとけっこう上位だ」とか「この記録ってアピールできそう」と思った方はこちらの記事に書いてある方法が向いているかもしれません。ぜひご覧になってください!
上位互換の存在
できましたら、一度ペンを置いていただいて構いません。
これから就職活動をが進むにつれて、わたしたちは「自分の上位互換」とたくさん出会います。
「上位互換」とは「下位の人間と同じ能力を持ち合わせていて、さらにそれ以上の能力を持ち合わせた人間」という意味です。
今から「自分の上位互換の人の学歴・職歴・資格(技能)・部活で達成した大会の記録」を想像して左上のスペースに書く作業を行います。
想像で構いません。自分よりスペックが高い就活生を作ってください。
このような感じになりました。
学歴は自分の大学より偏差値が上の大学を書き、資格は自分より等級が上のものを書きます。今自分がアルバイトしているのなら、その上位互換は「バイトリーダー」でいかがでしょうか。大会の記録は順位でも規模でも構いません。
状況説明
できましたでしょうか。ここで抑えておくべきポイントがあります。それは
この上位互換の学生と自分の間に「互換性」が成り立っている限り、自分の能力をアピールしたとしても「自分よりすべて優れている人」には勝てない
ということです。
上の写真を例に説明しますと、「学歴PR対決」した場合は相手を超えることができず、印象が残りません。「部活での功績PR対決」した場合も相手を超えることができず、印象が残りません。
さらに「学歴と功績PR対決」したとしても相手は「自分の上位互換」ですから、またしても相手を超えることはできません。
※「印象のハシゴ」イメージ図
ですので、「全体でいうと中レベルな学歴」や「取得している人が多そうなな珍しくない資格」をアピールしても「自分の上位互換の人の印象」を越えられない可能性がおおいにあります。また上のイメージ図のように、「学歴」のような「誰でも登れるハシゴ」のエピソードでは自分が埋もれてしまう確率も増えます。
自分が勝てる場所を作る
ここでいう「勝つ」とは「印象を残す」ことです。
上のイメージ図のように、「学歴」や「資格」といった「自分が勝てそうにない場所」でずっと戦っていても印象を残すことは難しいでしょう。
そこで提案したいのが「勝てない場所からは逃げて、上の人を越えることなく、自分の印象を残せるハシゴを登る方法」です。
どんなハシゴかというと、「自分しか登る人がいない珍しいハシゴ」、不戦勝を狙います。
ハシゴを変えることで上位互換の人との「互換性」から外れ、「絶対勝てない、この人より強い印象を残せない」といった関係から逃げることができます。
それでは今からそのハシゴを見つけていきます。先ほどの図の右半分を使います。ここには
自分の人生における数々のエピソードの中から「上位互換の存在の人が経験していなさそうなエピソード」を書きだしてください。
これで希少性が高いエピソード、印象に残りやすいエピソードを並べることができました!
ちなみになぜ「希少性」にこだわるのかはこちらの記事で詳しく説明していますのでぜひご覧ください。
解決できないパターン
しかし、この方法は万能ではありません。
上位互換の人がすでにやってそうな経験を自分もやってきた場合、希少性のあるエピソードが書き出せなくなってしまいます。
この問題の解決方法として、就職に向けた残りの準備期間で
「上位互換の人がやってなさそうなことに挑戦する」
もし「上位互換の人がやってなさそうなこと」がわからないのであれば、自分が少しでも興味が湧いたものにとりあえずいろいろ挑戦してみて、その後続けていけそうなもの一つだけに絞るのも手です。
次回予告
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回の作業で自己PRに必要な希少性のあるエピソードを明確にすることができました。
作業で使った紙は部屋の壁に貼っておくことをお勧めします。
次回は希少性のあるエピソードを使って実際に自己PRを書いていこうと思います。
本日はありがとうございました!
かみや