マタニティマークを付ける事が怖かった【流産経験より】
(やや暗いお話になりますので、苦手な方はスルーしてください。)
現在 無事出産をして、子供が一歳になるタイミングだからこの記事をアップすると決めました。
記事は、流産直後に書いた物です。
マタニティマークを付ける事。
妊娠報告を仕事関係、お客様、友人にする事。
ベビーグッズを買う事。
ベビー用品店へ行く事。
↑
私にはハードルが高い時期がありました。
できる限り、妊娠を隠したい。と思っていました。
だってもし、また流産したら辛いから。
妊娠報告をしないこと、ベビーグッズを早々買わない事は私にとっては護身でした。
(またあの悲しみをパートナーと共有するのが辛くてしょうがなかった。心を守るにはそれしかなかった。)
流産は一定数あること
人はそんなに気にしない。
頭では分かっているけど、納得できてない私がいた。
今こうして、ブログにいろいろとかけるのは
幸せな事だし、普通ではない事もよくわかる。
そして、このブログを読んで少なからず、ショックを受ける人が居るんだろうなという事も。
そう考えるきっかけは
流産経験があるから。
この経験が無くても、妊娠〜出産までは
いくつもの壁があって、検診に行くたびにドキドキして、毎日膨らんで無いお腹を撫でて、大丈夫かなあって不安になっての繰り返し。
妊娠あっての流産な訳だし、
不妊治療もあるし、病気による不妊だってある。
あからさまに、周りに言えないいろんな理由で
マタニティマークを見るのがややしんどい人がいる事を私は体感しているから、あの時は辛かった。
思い出すと今も辛い。
マタニティマーク羨ましいと思ってしまう自分も。
素直に2度目の妊娠を喜ぶよりも、不安と恐怖が超えそうになってる自分が嫌でしょうがなく、
とにかく、仕事に打ち込むしか無かった妊娠初期と中期。
母体を労わっていい時期なのに、
流産が怖くて怖くて、労われない。
仕事休みたく無い。
つわりで吐きながらも働いて、顔色悪いとお客様に教えて頂いても、笑顔でそんな事ないですよ〜とシラを切る。
そうしないと、妊娠継続をするメンタルがもたなかった。
そんな不安定メンタルの私に、パートナーは
好きなように仕事をする事、体調には気を遣って欲しいけど、やりたいように生きて良い。と思ってくれていたようで、妊娠前と変わらず働き続ける事を理解してくれていました。
(本当は、心配で仕事休んで欲しかったんだと思う。)
でも、そんなこといったら私が壊れる。
と察して居たのだと思う。
すごく今思うと申し訳ないけど、
理解してくれて感謝しかない。
吐いて体重減っていくことを誰にも言えなかった。
今考えると、かなり私は不安で塞ぎ込んでいたのかも。
もっとこの記事を早く書ければ良かった。
でも気持ちの整理がずーーっとつかなかった。
少し前の私と同じように、マタニティマークを付けることに恐怖を感じたり。
なかなか妊娠報告ができない人が居るだとしたら
そう思うのは、あなただけじゃないと伝えたい。
みんな何かしら辛いって思う思い出抱えて
毎日、ご機嫌で生きようとしている。
経験しないと、解らない痛みがあるな、と改めて考える時間ができました。
そして、この辛さを抱えるのが
夫で本当によかったと思えたから、今は幸せなのかなと思います。
こうブログに書けても、
実際妊娠、出産について友人等に話す時、
積極的に流産のことを話す機会はきっと無いと思います。
そんなに私は強く無い。
赤の他人の記事だからこそ、
心配でネットで調べて、たまたま見つけて読んで、ああ私だけじゃない。って思うぐらいがちょうどいいと思ってます。
とある誰かの悲しい経験が、
どこかの誰かの救いに少しなるのなら
それがネットでサクッと見れるなら
それぐらいがちょうどいい。
この記事を1年以上寝かせていました。
公開しようと決めたのは、流産をするママを
1人ではないと知ってほしいから。
なんで私?だけ?
と思う気持ちがとってもとっても強くて
寂しくて悲しくてしょうがなかった日々があるから
そんな時に出会う記事であって欲しいと思うから。