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亭主元気で留守が良い
昔流行ったCMで連呼してました。
1986年の流行語にもなった様です。
まぁ、本音ですね。
この言葉が流行った時代は、まだ本音を大っぴらに語れる時代だったのかもしれません。今は耳障りの良い言葉しか語れない、まるで戦時中の言論統制が自主警察によってなされている様な時代です。その割には、インターネット上には「根拠のない正義感」や、自分の劣等感の裏返しで知りもしない人を事実確認なしに他人を追い詰めるなど、事実確認をしない誹謗中傷が散見されます。
テレビでやらせや過剰な演出のない番組は視聴率取れないので、切り取りを含む過剰な演出をしない番組は存在しないと私は考えるのですが、炎上商法とも思える演出で、切り取られたテレビ映像からインターネット上で誹謗中傷を受ける事件が発生するなど、自殺者も産む様な事態です。
世の中は灰色なのに、白黒つけてわかりやすい演出を好む「顔のない大衆」は、わかりやすい演出で炎上商法を取るテレビに食いついている様です。
テレビという媒体は映像を伴うために、強烈はプロパガンダ力を持っています。映画もそうですが、演出で作られた虚構がいつの間にか一人歩きして事実だと言い張る様な人々も残念ながらいます。
最初からなかったことを事実として作り上げるのも、映画ならではとも言えます。
放置しておけば、それが「事実」として定着してしまいます。
日本人はあまりにも無頓着です。
目の前の虚構と事実の区別もできない現在の日本人には、「事実と自分の考えを分ける癖をつけましょう」と言っても、おそらくは何を言っているのかさえ、言語的にはわかるけれども理解できないのかもしれません。
ありのままの事実を全て公表するという、「裸踊り」が正しいというわけではありません。そんなことやったら、ビジネスなんて成り立ちません。
「言わない事実」と「言う事実」を明確に区別して、推進する。
これはビジネスでの常識です。
ですが、「耳障りの良いことしか言わない」のはもっと良くない。
それをベースにさらにないことをあったかの様に吹聴する。
嫌な世の中になりました。
もっと本音で語っても良いのではないでしょうか。
「裸踊り」は見たくありませんが。
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