ITセキュリティにおいて、日本語という天然の要害は、突破されてしまった。
インターネットセキュリティにしろ、ローカルなITセキュリティにせよ、
英語で書かれた本で所謂ハッカーという人達の思考や、手口を理解しておかないといけません。
ところが、残念ながら日本語で良い訳がないのが現状です。
この手の本を読む人はそもそも英語文献で平気なのです。
だからわかっている人が翻訳本を作ることはほとんどありません。
忙しいからと言うことと、本人に必要性がないためです。
翻訳作業はとても大変です。
昔、某外資系のコンピューター会社の日本語マニュアルに、こう言うものがありました。
「伝送制御手順/網間手順」
何のことかわかりますか?
Transmission Control Protocol/Internet Protocol = TCP/IP ですよ。
無理矢理すぎでしょう。
このように、その分野である程度理解がある人が翻訳しないと、却って分かり辛いのです。
これが技術系文書の翻訳で良いものが少ない理由です。
では、何のためにこの記事を書いているのか。
英語の勉強をしたくなければ、セキュリティ関連に強い会社なりと契約するしかありません。
お勧めなのは、機械翻訳を使っても良いから英語の文献を読んで、自衛しなさいです。
機械翻訳のおかげもあって、ハッカーは日本語の壁を簡単に超えてきました。守備側はもう日本語という天然要害に守られているわけでなないと、
自覚しないといけないのです。
LINEの個人情報に対するガバナンスの欠如などを見るに付け、個人情報が安易に海外に流出し、インデックスが付けられて国際的な詐欺に使われるのが、私には近い将来として見えます。
そういう事を理解するためには、日本だけを見ていてはいけないのです。
サポートいただき感謝します。いろいろ困難な時ですが、人様のお役に立てる事を考え、行動していく所存です。宜しくお願いいたします。