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シンクロニシティ
セレンディップの次は、シンクロニシティである。
カール・グスタフ・ユングの造語とされている。
日本では「共時性」とか、「同時性」とか言われる概念で、虫の知らせの様なものだ。
実は私は極めて個人的なことで、この「虫の知らせ」を経験している。
だからこの現象は存在すると、断言する。
"Atom and Archetype:The Pauli/jung Letters, 1932 - 1958"(『原子と元型』)は難しいとっつきにくい本ではあるが、スピリチュアルが流行り始めるこの時期に、一度基礎は固めた方が良いのでご紹介する。
なんちゃってスピリチュアルを排除していかなければ、被害者が増える。
所謂スピリチュアル系の中でも、あまり素性の良くないものがかなりある。
こういう素性の良くないものは、二次情報、三次情報を出典の紹介なくしてカタカナで使い倒す。
大体において使っている本人もちゃんとわかっていないで使っている。
その為、元々の出典はどれで、誰がどの様な状況で言い出したのかを押さえておくことは極めて重要なのだ。
大体において「右脳」とか「左脳」という説明を今でも良く見かけるが、そもそもは第一次世界大戦での脳の損傷箇所によって性格の変異や、言語、視野、味覚、触覚などの不全によってなんとなく分けられたものに過ぎず、脳の中央部での左右の連関性についての知見がなかった頃の話だ。
この辺りも鵜呑みにしないで、きちんと調べるべきなのだ。
今は信用に値するWEB情報や、学会論文も公表されているので億劫がらずに読むべきだ。
この何回かのシリーズでは、これから隆盛するスピリチュアル系についての対処の仕方をお話ししてきたつもりだ。
1)「常識」で判断する。少しでも「おかしい」と感じたら離れる。
2)使っているカタカナ用語には気を付ける。ほとんどが出典を明らかに
しない、二次情報、三次情報に基づいており、信用に値しない。
スピリチュアル系の人が良く使うカタカナ語や、言語には出典を明らか
にしてもらい、明確な定義を文献で確認する。
3)一般に流れている通説を疑う。
このくらいしなければ、弱い私たちは簡単に丸め込まれてしまう。
依存心のない人間など存在しないからだ。
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