売れれば良い。金が正義の終焉。
「昭和」は遠くになりにけり。と言いたいところですが、実は「平成」は「昭和」の残照でした。
「昭和」がはっきりと終わったのは、「令和」に入ってです。
非常に象徴的だったのが、愛知トリエンナーレでの昭和天皇の写真を燃やす動画です。
私は決してあの行為や展示を支持しませんし、故人への冒涜であり、国家への冒涜であるとさえ考えますが、同時に「昭和」が漸く終わったのだと理解しました。
そしてそれは、「昭和」を代表する現象の終焉であり、逆転が起こるということを意味します。
「人口の増加」から「人口の減少」へ
「産業の発達」から「産業の衰退」へ
「労働人口の増加」から「労働人口の減少」へ
「近代資本主義」から「サステナブル社会」へ
「石油」から「電気」へ
とにかく「昭和」なことがすべて真逆になると考えて良いでしょう。
同時に「金」さえ払えば何をやっても良い、ということや「お客様は神様」と言われたことも全部真逆になるということを意味します。
天皇家について発言すると、いろいろな批判もいただくでしょうが、敢えて言えば、日本全国の神社取りまとめの総支配人としての「天皇」に戻っていただきたいと考えるのです。その上で国民の総意に基づき、国家元首としての「象徴天皇」となっていただきたい。
私はその様に思うのです。
さて天皇は傍において、実際の我々の生活について良く考えてみましょう。
「昭和」の逆とは何か?
車とか、家とか、自動車の保有とか、いろいろなものを買うとかいうことではなく、江戸時代の様な生活ということになるのかもしれません。
究極のサステナブル社会がそこにあったからです。
今私達が注目するべきは、江戸時代の中期なのです。
元禄時代が終わり、究極のサステナブル社会が成立した時期の制度や、習慣を研究するべきではないでしょうか。
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