人は必然に導かれる。

自分の子供や、知っている人たちを見て、常々思うことがあります。
「その人の生き様は、生まれた時には既に決まっている。」

「子供の可能性は無限大」なんて、宣伝文句以外の何者でもありません。
子供の性格も、生き様も、その子が置かれた「構造」も全て生まれた時には決まっています。

おもしろいことに、親が決めた道や線路に載せられたとしても、いつか外れていきます。もしくは、鬱病や双極性障害などを発症して、強制的に外されます。

自分が歩むべき道と違う道を指向しても、強制的に連れ戻されるようです。

医者の家に生まれても血を見ると卒倒してしまうとか、医師の道に行こうとしても邪魔が入るとかそんな感じです。

そして自分が生まれた時には決まっていた道に進もうとすると、支援者が現れたり、絶体絶命と思われた事態が急展開したりと、安易な道に逃れない限り大丈夫になっているようです。

こうしたいと思ってそうなるわけでは無い。

どうやら生きると言うことは、そういう事のようです。
その中でどこまで陰徳が積めるのか。
それだけが勝負なのかもしれません。