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せつ子
はい。その通りです。
「火垂るの墓」の主人公の妹です。
でも、今日は「火垂るの墓」がお話ししたいわけではありません。
私の身の回りには、前世が「せつ子」ではなかったかと思うしかない人が割といます。
人間の重要な楽しみの一部は、食べる事であることに異存を唱える人はあまりいないだろうと思います。
先日も8月末で撤退するという北米のアイスクリームチェーン店に、結構な人がたかっていました。
結構な人気店だったと思うのですが、従業員数が多いような気がしていました。結局不採算事業として、日本からの撤退になったのかと思います。
世の中には良いものから消えるという不文律があります。
これは良いものにはコストがかかり、そのコストに見合った対価を頂戴すれば良いのに、いろいろな思いや事情から頂戴しないために起こるケースと、市場に合わなくなったというケースがあるように思います。
最近外食産業に元気がありません。
自粛警察や外出自粛の呼びかけによる影響もあるのですが、元々の安い人件費が前提のビジネスモデルにも無理があるように思います。
また、人口が縮小しているのに、店舗の新規出店はありえません。
昭和なビジネスモデルは、既に消費期限が切れています。そのことが端的な断面として見えたのが、今回のコロナショックだったのかも知れません。
それでもやり方はあるはずです。
戦時中にも宝塚歌劇は公演していたそうです。
同じように人口減少、消費減少、縮小経済の中でもやり方はあるはずです。
それを探るのが、現実を機敏に確認する態度として必要なのかも知れません。
どの時代にも「せつ子」は居ます。
人間生きていく限りは食べるということから逃れることはできません。
飲食関係の方には是非とも自分のコアな価値は何かをお考えいただき、生き残って欲しいものだと思うのです。
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