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YouTube登録者数:10,000人を達成するための考え方(前編)

こんにちは、かみたばです。
今回は「YouTubeのチャンネル運営」に関して書き連ねていこうと思います。最近はメールやDMで相談いただくことが増えてきたので、いつも僕が回答している内容を含め、ここにまとめていきます。

さて、僕は写真撮りの仕事の傍らで、写真・カメラ関係のYouTubeチャンネルを運営しています(紙束ログ/Kamitaba Log)。


このNoteを書いている時点で、チャンネル登録者数は16,000人以上
もちろん、YouTube界のスター的存在である『登録者ウン十万レベルの方々』とは比べるまでもありません。しかしこれぐらいの数字でも、それなりにブランディングにも役立ち、様々な仕事に繋がったりもしています。
個人的には仕事以外に、様々な分野で活躍する「凄い人たち」と交流するきっかけになっているのが大きいです(ありがたいです)。

なお、YouTubeチャンネル自体の運営歴は3年半ほど
しかしスタートして半年の間は、カメラとは全く別のジャンルのコンテンツを取り扱っていました。実は途中で「写真・カメラ専門のチャンネル」に大きく方針転換しているので、現在のようなカメラ系チャンネルとしての運用期間は実質「3年」となります。


本記事では、僕が3年間の間に自分のYouTubeチャンネルを伸ばすためにやってきたことを、包み隠さず公開していこうと思います。
きっとこの手のノウハウ記事は数多く存在していると思いますが、単なる成功自慢として書くつもりはありません。どちらかというと比較的失敗している方だと思うので、その辺りの失敗談や、最初に知りたかったことなどを正直に書いていきます。

自分の体験談ベースなのでどうしても写真・カメラ関係の話が中心になってしまいますが、ジャンルを問わず応用できるはずです。
これからYouTubeを始めたいと考えている方、伸び悩んでいる方に、この記事が助けになれば幸いです。


なお、記事は2本構成を予定しています。
今回は前編と題しまして、「やってはいけないこと」を中心に書き出しています。避けるべき悪手を把握しておくことで、具体的な成長プランを立てやすくするためです。全体で7,000字を超えるボリュームとなってしまいましたが、是非最後までお付き合いください。




まず最初に

チャンネル登録者1,000人。
YouTubeチャンネルを開設したのであれば、誰もがこの数字を追い求めるはず。というのも、多くの方がご存じの通り、この数字が「収益化するための条件」となっているからです。

【2025年2月現在の収益化条件】
・チャンネル登録者数:1,000人以上
・過去12か月間:4,000時間以上の再生
 または90日間:ショート動画再生 1,000万回以上

ここのハードルは、皆さんが想像している以上に厳しいものです。
普段YouTubeを開いたとき、TOP(おすすめ)に表示される動画の大半が「登録者:ウン十万レベル」の大きなチャンネルのものだと思いますが、それはほんの一握り。


噂によると、収益化条件を達成しているのは全チャンネルのうち15%程度だそうです。つまり我々が普段目にしている動画は、上澄みだけを掬って見ているようなもの。この上澄み以外の大半のチャンネル/動画は、ほとんど「人の目に触れることなく沈んでいる」と言っても過言ではありません。


また残念ながら登録者数1,000人未満のチャンネルは、アルゴリズム的にもおすすめ欄に表示されにくくなっています。そんな無慈悲な…と思ってしまいますが、これはYouTube側に立ってみれば至極当然の話。
YouTube的には広告を沢山観てもらいたい…つまり視聴が見込める人気動画をおすすめ欄に表示したいわけで、そうなると自ずと大きなチャンネルからピックアップされることになります。弱肉強食の世界。

…とはいえ、誰でも最初はゼロからスタートするわけで。厳しい戦いではありますが、知恵を絞って戦っていくしかありません。


もちろん、『動画投稿・配信をすること自体』がひとつの趣味や楽しみとなっている方もいます。マネタイズやチャンネルの成長を完全に無視しているのであれば、まったくそれで構いません。(そもそもそんな方はこの記事を読んでないと思いますが…)
ただ、チャンネルを開設したからには、誰もがチャンネルを成長させたいと心の中では考えているはずです。


しかしYouTubeチャンネルを効率よく成長させるには、とにかく分析を行い、戦略を立てて突き進んでいくしかありません。厳しい言い方になりますが。YouTubeは甘くなく、「あわよくば」はありえないと考えてください。市場とライバルを徹底的に分析して、計画を立ててその通りに進める。これが全てです。


個人的にはX(Twitter)やInstagramと比較して、YouTubeはフォロワー(登録者)1人を獲得する難易度が高い世界だと考えています。X(Twitter)のフォロワー1,000人とYouTubeのフォロワー1,000人では、達成難度が桁違いです。なかなか大変ではありますが、成功すればそれなりのリターンがあります。脳をフル回転させて頑張りましょう!


チャンネルのコンセプト設計

①見切り発車で始めない(重要)

「今からYouTubeを始めるぜ!」という方や、「これからのチャンネルの方向性に悩んでいるんだけど…」という方は、これから取り扱う(あるいは現在取り扱っている)コンテンツやテーマを必ず熟考してください。YouTubeチャンネルの運営には、チャンネルのコンセプト設計が最重要です。


チャンネルが成功するかどうかは、まずここに掛かっています。テーマの選定や研究、ブラッシュアップに数か月かけても良いぐらい。それぐらい「じっくり」考えましょう。
僕が実際に経験したことでもありますが、見切り発車で走ると本当に損をします。多少早くスタートしたところで、どうせ入念に設計されたチャンネルには後ですぐ追い抜かれるわけですから、時間をかけない手はありません。


なにせYouTubeというのはとにかくコストが掛かります
ここで言うコストは時間のこと。X(Twitter)やInstagramとは異なり、1つの投稿(=動画製作)にかける時間的コストは膨大です。せっかく時間をかけて動画を作っても、結果が伴わなければつらいですよね。


残念ながら結果がついてこずに辞めてしまう方は多いのですが、ほとんどの原因はチャンネルのコンセプト設計を行わないまま走ったからです。他のSNSで1万人以上のフォロワーがいるのに、YouTubeで伸び悩んでいる方を何人も見てきています。


②ターゲット層、どこを狙う?

考えるべき要素は数多くありますが、まずターゲットとなる視聴者層を明確にイメージしておくことは重要です。また取り扱うテーマそのものでも、戦略が大きく異なってくると思います。イメージしやすいのは、「人が多そうなところを狙うのか」、それとも「人が少なそうなところを狙うのか」です。

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