お客さまから「市販のシャンプーでオススメを教えて」……と言われた時に……美容師が知っておきたい★ケミ用語集
美容師は必須、お客さまも知って損はない!
「シャンプー&トリートメント」に関するケミ用語(ケミカル用語)をまとめました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これで完璧☆プロのケミ会話集⑩
お客さま「美容室のシャンプーっていいのはわかるけど高いのよね。市販のシャンプーでオススメがあったら、こっそり教えてくれない?」
美容師「お客さま、残念ながらそれはできません。市販のシャンプーは「サラサラ」「しっとり」「硬毛用」など、髪の●●●●別に売られていますね。髪の●●●●別に売られている中から、ご自身の●●タイプと状態に合った●●●や●●●●●●●●●成分のモノをご自分で適切に選ぶのは不可能です。私たち美容師が適切な判断の上でオススメするものをお使いいただきたいと思います」
お客さま「確かに、自分で頭皮は見れないものね。でも、値段がやっぱり気になるわ……」
美容師「サロン専売品は●●の●●60円程度、市販品は20円程度です。それなのに、基礎化粧品だけで1日130円近く使っているんですよ! それに加えてお化粧品にも使っていると考えると……。頭皮は●と1枚皮でつながっています。もっと頭皮をいたわってあげることで、基礎化粧や高級化粧品に頼らなくても健やかな肌と髪で若々しくいることができるのですよ」
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●●●に何が入るか分かりましたか?
分からない方は下記のキーワードをチェックしてくださいね!
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[シャンプー&トリートメントの構成成分]
シャンプーとトリートメントはそれぞれどんな働きをするのでしょうか。
【シャンプー】
頭皮の汚れを落とし、清潔に保つ目的で使用される。洗浄作用のある界面活性剤、きしみをなくすコンディショニング成分などで構成される。
洗浄成分の界面活性剤は、水に溶けながら汚れ(油)を吸着するのに特化したタイプのものが用いられ、泡立てて使用するものが一般的である。
※湯シャン、ノーシャンプーとは……シャンプー頻度が高いと毛髪損傷を進めるとして、シャンプー剤を使わずお湯で洗い流すだけの洗髪や、2~3日おきのシャンプー習慣を推進する近年のブーム。欧米の気候風土で生まれたシャンプー習慣である。
【トリートメント】
頭皮の外部・内部それぞれの損傷に対し、有効成分で補修したり、補修成分を閉じ込めてコーティングしたりする目的で使用する。シャンプーと同じく界面活性剤を使用するが、有効成分を効率よく付着・定着させる目的で用いられる。洗髪による髪の膨潤・摩擦の負担をリカバリする役割も果たす。塗布して洗い流さないものもある。
※シリコンフリーやパラベンフリーって?……シリコーンやパラベンを害だとして、使用していないことをセールスキャッチにする商品。これらに問題があるのは過度の配合量の商品であり、適切な配合量で害がある物質ではない。
こちらには、界面活性剤、無添加シャンプーについてもまとめています♪
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