リアリティ
街頭紙芝居屋として、
お芝居とか、映画とか、漫画とか、
他のジャンルとは違う、
強みは
リアリティやと思ってるんです。
だって、本物の人(役ではない人)が介在する演劇系ジャンルってあまりないじゃないですか。
近いのが上方漫才。
(パーソナリティな部分をいじったり、テーマにしたりの漫才をするから)
こないだ、テレビで千鳥さんの漫才を見てて、
「嘘の中にこそリアリティが際立つんやな、へーーー」
って思ったんです。
どういうことかと言うと。
コント漫才の中で、リアリティ(パーソナリティ)出すと(思わず出ちゃった体)、よりリアリティが増す。
ノブさんが役に入らないといけないとこで、思わず地が出てしまう(という体)。
なるほどなー、と思いました。
ようは、あれですよ。
怖い話とかで
「これは親戚のお兄さんに聞いた話やねんけど…」というやつ。
「これは自分が体験した話やねんけど…」と話すよりリアリティが増す。
ちょっとちゃうかな?
親戚のお兄さんの話が嘘っぽい、という世間の共通認識が浸透してるからね。
ミルクボーイさんの漫才も、もともとは駒場さんが忘れた体やったけど、オカンが忘れた体に変えてリアリティが増して面白くなった。
そんな感じ。
というように、構成、構造で、リアリティが増し、面白さが断然変わりますよ、そんな話。
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