蔵をお借りしてちょっとお仕事@坂長 #古河
ある夏の日のフィールドワーク(下見)。
この日、わたしは仕事が入っていた。
学生メンバーやOBメンバーが集まるこのタイミングに、わたしが行かない訳にもいかない。どうする?どうしよう?一寸考えた上で、「そうだ、坂長だ」と思いつき、問い合わせてみた。
坂長とは、蔵を改築したこじゃれたスポット。
かつて城下町として発展し、まちの商いを支えた蔵が今でも点在している古河の中で、この坂長は、江戸時代に両替商や酒問屋として栄えた店の跡に残る蔵を改築し、ショップやカフェとしてオープンした場所だ。
以前ここでビアガーデンや演奏会をやったことを知っていたので、きっとレンタルスペースとしていろいろ借りられるはず…と調べてみると、ちょっと仕事するのにちょうど良さそうな”袖蔵”が空いていることが分かった。
用事は一時間少々で終わるけれども、どうせだからということで午後まるまる(13時~17時)借りて、500円。ワンコイン!
本当は、直接出向いて事前手続きをしないといけないところ、事情を話して特別に当日受付でOKとしてくださった。ありがたい。
フィールドワーク当日。AMの下見を終えて、一足早くわたしは現地入り。
施設の方に案内いただき、中に入ると、外の喧騒はどこへやら。一気に集中空間へ。
袖蔵は、袖という言葉の通り、脇にある小さな部屋なので、窓はない。
オンラインで繋ぐ場だったので、天井の小さな窓を全開して光を差し込みつつ、スポットライトやらあらゆるライトを点けて、仕事スペースを創り出してみた。
天井に顔を上げると、柱の組み立てが美しい。
天井裏に上がる小さな階段をのぼりたくなる衝動をおさえつつ、落ち着いてPCと向き合うことができた。
この袖蔵のほかにも、二階の和室スペース、そして外には石蔵という広いスペースが借りられる。
ちょっと疲れたら、並びのカフェでおいしいコーヒーを一杯。
小腹がすいたら、ショップで地元のお菓子を買って一息。
休憩時間は、古河のまちなみを散策。
近隣のお店からケータリングして、お食事だってできてしまう。
上野から電車で一本。マイクロツーリズムとしてお出かけを楽しみつつ、お仕事もはかどるステキなまち・古河。