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私の観察力の原点

みなさん、こんにちは。かみのみかです。

今日は私の観察力の原点について。

アルバイト先の店長に嬉しい言葉を貰ったという記事で少し触れました、
私の観察力の話をしようと思います。

はじめに。

観察力とは何ぞや?という話から。

Google検索してみました。

観察力とは、「注意深く物事を見て気づく力」。

ちなみに同義語として「洞察力」も出てきました。

観察力とは「目に見える部分を見る力」
洞察力とは「目に見えない部分を見る力」

だそうです。

・・・待って、私がいいたいのはもしかしたら観察力ではなく洞察力の話かも。


すみません。ここではあまり分類分けしないことにします。

私は周りをよく見ている人間だという話をしたいんだということだけ抑えて読み進めて頂けると嬉しいです。


中学時代「演劇部」

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(画像粗くてすみません、実際に私が舞台に立った作品の写真です。)

私は中学時代、演劇部に所属していました。

全国大会に出場経験もあります。
割と強豪校。


当時12歳の私は「お芝居」「女優」に憧れを持っていて
小学校の頃から仲の良かった友人に他の部活に一緒に入ろうと勧められたりもしましたが断り、
一人、未知の世界に飛び込みました。

元々大きくてはっきりした通る声を持っていたこと、
滑舌が比較的良かったこと、
恥を捨てて大きな演技をすることができたことが功を奏し、
光栄なことに一年生ながら役をもらうことができました。
しかも準主役的な、割と出ずっぱりの役。


先輩ばかりの中に混ざって、他の一年生と違う練習をすることもしばしば。
そこで感じるんですよね、明らかな未熟さを。

どうやったら先輩みたいにできるのか?
どうやったら足を引きずらないでいられるのか?
一年生だからって甘い芝居をしたくはない。

とにかく練習に練習を重ね、
ダメ出しを真正面からくらっても改善をし続けました。


一年生からありがたいことに役を貰えるということは、
他の同期よりお芝居をしている時間が長いということ。
(大会前などは一年生は演技練習をせずに音響照明を担うため)
つまりは舞台上にいる時間が長いということなんですよね。


本題です。
演劇をするときに大切なことの一つとして
「周りを見る」ということが挙げられます。

超大事。
これが無かったら動けない。

中学生の演劇に限ったことかはわかりませんが、
演劇って基本的に自由なんです。

何をしてもいい。
セリフの言い方、立ち位置、立ち方、表情などなど。
もちろんその時の役の心情に合わせた演技をしますが、
演出なんて自由自在なんです。


たとえば。
「ありえない」というセリフが台本に書かれていたとして。

ト書き(作者によって台本に書かれた演技に対してのメモや指示)がなければ

髪をかきむしって暴れて「ありえない!!!」と叫ぼうが
座りながら溜め息混じりに「ありえない…」とぼやこうが役者もしくは演出家の自由。

なんなら「ありえない、ありえない、ありえないっっ!!!」
とセリフを工夫して変えて演技したっていいんです。


これはセリフの言い回しとして一例をあげましたが、動きや立ち位置も同様。

上手(かみて)側に立つか下手(しもて)側に立つか。
舞台前に立つか後ろに立つか。
椅子に座るか寝転がるか。

基本的に、プロの演劇と違って比較的舞台装置はシンプルなので
(高台や椅子が数個置いてあるだけとか階段が数段あるだけとか)
舞台全体を使って動き回れます。

私なんか、バレエを習ってるって言ったら顧問の先生に
「そのセリフ、舞い踊りながら言って」なんて言われて
一人くるくる回りながらセリフ言ったこともありましたよ。


そんな自由な状況で何が大事かっていうと「周りを見ること」だという話です。


つまりは、全体のバランスを見て自分の動きを考えろということです。

上手に人が集まっていたら、次のセリフを言いながら下手に歩いてみようかなとか、
一人階段の上に座ったから私は下の方で寝転んでみようかなとか。

また、寝転んだ人にちょっかいを出す演技を入れてみようかとか、
比較的動きを小さくした演技の人が続いたから、
私は次のセリフを前に駆け出しながら言ってみようかとか。

もう例を上げたらキリがないですが、そんな感じ。


これを一年生の初期から先輩に混ざって実践的に学ばせてもらっていた。
そりゃあ視野を広く持って自分の行動を考えられるようにもなるよねって話です。

これが、中学時代の経験による、私の観察力の原点。


高校時代「バスケットボール部マネージャー」

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高校時代は、表舞台に立つ演劇とは打って変わって、
自分がプレイヤーではなくサポーターとなることを選びました。

何でまた急に全然違うものを?って感じですが、
まあいろいろ縁あってマネージャーをやることに。
このお陰で私の高校生活が濃厚なものになりました。


ここでの観察力は、「視野を広く持ち、プレイに最適な環境を積極的に整える姿勢」を指します。

私の高校のバスケ部は、男女一緒に練習をしていました。
顧問の先生も一緒。もちろんマネージャーも一緒。

プレイヤーは多いときで男女合わせて40~50人くらいいたかな?
三年生の引退後はもっと減りますが。

それだけのプレイヤー数に対して、マネージャーは各学年1~2人。
男女でメニューが違ったり遠征先が違ったりもして、
マネの仕事量はかなり多く大変でした。


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イメージしやすいように具体的に話しますね。
興味のある人だけ見てみて下さい。

・準備

 マネージャーはまず一番に体育館に着くことが理想。 

 タイマーや机を倉庫から出し、
 氷、お茶、スポーツドリンク、滑り止め用の濡れ雑巾を用意。

 プレイヤーが到着し次第、
 テーピングをしたり、タオルを畳んで整理したりする。

・練習中

 声出し、タイマー管理、メニューの補助、
 プレイヤーが奇数の場合はペアストレッチの相手。

 飲み物の補充、使ったタオルを畳んで整理する、
 脱いだロンTを畳んで整理する。

 ケガした人の手当て、テーピング。
 夏はうちわで扇いであげる。

 後輩マネージャーへの指導。

・練習後

 飲み物、雑巾などの片付け、ゼッケンの洗濯。

 アイシング用の氷準備、ストレッチ補助。

これは一般的な放課後の練習。
土日や遠征、練習試合、大会、筋トレなどなど、
その日によって仕事量はもっと増えます。

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てなわけで、とにかくありとあらゆる仕事を
同時進行で行う
んですよね。

タイマー管理しながら声出して、
お茶の減り具合確認しながら散らかったロンT片付けて。

ケガしたけどなかなか言い出せない人とかもいて、
でも見てればわかるので声掛けて軽くテーピングしてあげたり。

もちろんその中で優先順位等を瞬時に判断しながら
自分の今一番すべきことをしていきます。

そんな状態で二年ほどいれば、
私の観察力・洞察力・判断力は鍛えられてきますよね。


最後にまとめ。

中学時代:演劇部での経験。周りのバランスを見て自分の演技を決定することで身に付いた観察力。

高校時代:バスケ部マネの経験。男女どちらも見ながら多数の仕事を優先順位をつけて同時並行で行うことで培った観察力。

以上が私の観察力の原点でした。

もしかしたらもっと前から備わっていた力なのかもわかりませんが、
私が考えるにこれらの経験で自分に定着した力であるのは間違いではないかと。


おまけ。

観察力があることで、飲食店でのアルバイト先で先輩に言われた嬉しい言葉があります。

「かゆいところに手が届く存在」

周りをよく見て、自分がすべき仕事を積極的に取りに行ける。
そんな風に評価してくださいました。嬉しい。

私が周りを見て動くことで、
その場が円滑に回ればいいなと思ったり、
周りの人の快適さにつながるといいなとも思ったり。

この強みを持ち続けていきたいな、
そしてこの強みを最大限発揮できる人になりたいな。

そう思います。


ではまた。かみのみかでした。

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