すれ違いを生む原因は「当たり前の不一致」
みなさん、こんにちは。かみのみかです。
先日、私は文面で人に誤解を与えて、相手を傷つけてしまいました。
詳しく話すことは控えますが、初めてこちらからSNSで個人的にコンタクトを取り、私の拙い日本語(純日本人ですがとにかく国語が苦手)とせっかちな性格ですれ違いを生み、相手方を少し嫌な気持にさせてしまいました。
今回、私の言い方が良くなかったのもありますし、それが最大の理由でもありますが、原因はもう一つ。
「勘違いという名の基準の違い」
です。
誤解やすれ違いが生じるのは
お互いの当たり前がそもそも違うからで
スタンダードや基準が一致していないからで
あなたにとっての当たり前は
私にとっての当たり前じゃないし
私にとっての当たり前は
あなたにとっての当たり前じゃない
そこをきちんと理解した上で
人と関わっていくことが必要なのだと感じました。
そうでないと思わぬところで
人を傷つけてしまうから。
先入観とも似ているかもしれない。
女子だから文系だとか、髪色が明るいから不真面目だとか。
知らず知らずのうちに偏見や誤解を生んでいる可能性は十分にあるんですよね。
当たり前とか普通とか基準とかスタンダードとかは、もしかしたら主観で作り上げられたものかもしれない。もしくはそれが多数派であるからというような思い込みが理由なだけなのかもしれない。
自分の考えや意見が必ずしも相手にとって「当たり前」でないことを自覚する必要があるんだと思います。
友達と話していて、なんか話の辻褄が合わないなって感じたこととかないですか?
それはきっと、言葉にしていない前提をそれぞれが持っていて、それが一致していないから。
後々話してみると、そういうことか!そもそも○○だからこういう話になってるのね!みたいなね。ありますよね。
そう考えると、発言するのが少し怖くなりますよね。
私が思っていることはもしかしたら的外れなことかもしれない。
未熟な考えかもしれない。
より専門的な話になると特に、です。
ただ、でもそれで自分自身を押し殺したりしないで。
もしあなたの意見がスタンダードでなかったとしても
それはあなた自身の考えであって貴重だから。
私も人とズレていたり他人と比べて考えや知識が未熟なところがあるから外れる怖さがよくわかる。
ただそこで自分を責めちゃいけない。
どちらが悪いとかではないんです。
ただ、コミュニケーションが足りてなかっただけだから。
次、また同じことを起こさないように。
そして自身の精神を病まないように。
主張と受容のバランスを保って
人間関係を構築していかなくちゃ。
偉そうに話してしまいましたが、とても大事なことなんじゃないかと思っています。
相手が理解していないことや、相手に基礎知識がないことをわかっていてコミュニケーションを取れる人は本当に素晴らしいと思います。
そしてそういう人はきっと相手の立場に立って物事を考えられる。
私もそんな人間になりたい。
大学の講義を聞いていてよく思うんです。
この先生、頭いいんだろうし専門的で高度な知識を語ってくれているんだろうな、とはわかる。でも、学生である私たちには微塵もその話の内容が理解できない。
理由は簡単、先生の前提と私たちの前提が一致していないから。
そしてそのことを先生が気づいていないから。
先生の中でその知識は「知っている」ものであって。
それをそのまま話しているだけでは、「知らない」人に伝わりはしないんです。
教えるのが上手い人は相手に基礎知識がないものと理解・把握できている。
できない人の気持ちを知っている人の方が、教えるのが上手いって感じたことありませんか?そういうことなんですよね。
私が高校生の頃、倫理の授業が楽しいと感じたことがありました。
それは先生の話が面白かったのもありますが、とても話が分かり易くて理解し易かったから。
そして聞くとその先生は、倫理苦手だったらしいです。
苦手だからこそ、どうして興味を持てないのか、苦手と感じたか、どう話したらわかってもらえるかを弁えていたのではないかと思いました。
情報・知識0の人とコミュニケーションを取るときに、前提の導入や基礎の提供は非常に重要だと思います。
「量子」の意味を知らない人にシュレディンガー方程式は理解できません。
「リンゴを空中で手放すと落ちる」という現象を見たことがない人に重力は理解できません。
「数字」を知らない子に足し算引き算は理解できないんです。
常識って案外、常識じゃないのかもしれませんね。
ちょっと今回、抽象的な話でわかりにくかったかも。
要は、人と関わるときに、あなたの「当たり前」が相手の「当たり前」と一致しているとは限らない、と意識してみてほしいんです。
というかこの記事は、相手にとっての当たり前を知らな過ぎて相手を傷つけてしまったという出来事に対する私なりの反省。
何かしら思うものが伝わってくれたらいいのですが。
ああ、文章を書くって難しい、骨が折れる。
ではまた。かみのみかでした。