半年きりたん
去年末に株式会社AHS製品の「VOICEROID+ 東北きりたん EX」を購入していました。
それまでの私はVOICEROIDに縁浅く、特に興味も抱いておらず、ニコニコ動画でよく見るハイカラゆっくり程度の認識しかなかったわけですが。
ある日から『NEUTORINO』や『CeVIO AI』による歌唱動画にいたく感動し、合成音声に入れ込むようになりました。
めっちゃ自然な発音で凄いんですよこれ。
で、俄かに合成音声ソフトに興味が湧いて、クリスマスに買いました。
東北きりたん。
セルフ・プレゼントですね。寂しい。
きりたんを選んだのは、VOICEROIDと言えばこの子のイメージがあったからです。他意はありません。
半年くらいきりたんであれこれして、大体やりたかったことをやり終えたので、その内容と感想でも書いておきます。
とりあえずしゃべらせてみる
まずはHallo Worldから。
挨拶とか適当に思い浮かんだことを喋らせて使用方法を覚えました。
VOICEROIDを買った経験のある人からは同意を得られるかと思いますが、自分の打ち込んだとおりに女の子の声が出力されるという現象は、ヘンな興奮を引き起こすもので、これだけでも面白い体験でした。
もっと喋らせてみる
Wikipediaの記事や青空文庫をぶちこんで、作業ついでに聞き流してみました。読みやイントネーションなどに違和感を覚えることはしょっちゅうでしたが、この辺は辞書やイントネーションの操作で補正できるものですし、総じて聞きやすく、VOICEROIDの威力を感じるところでした。
人間の私よりよっぽど良く発音できとる。
きりたんの声になってみる
「ゆかりねっと」という音声認識ソフトを使用して、マイクに入力する声をテキストに起こし、それをきりたんが発声。めでたく美少女ボイスとなることができました。世界の色合い変わるよこれ!
身内のDiscordで配信の真似事したり、時報を作ってみたり。
楽しかったです。
きりたんにオペレーションしてもらう
『EliteDangerous』という宇宙船シミュレーターゲームがあるのですが、その船内オペレーションをちちんぷいぷいして、きりたんに発声させてみました。読み上げソフトの淡々とした喋り方がいかにもなAI感を出していてゲームの雰囲気と相性良く、ロールプレイ的にもばっちりでした。
実況プレイをさせてみる
VOICEROIDといえばこれ、VOICEROID実況動画の制作をしてみました。
動画制作は初めてだったので、きりたんもまあ凝ったこともせず淡々と喋らせました。ただ、立ち絵なんか作ってみたりして、それで好きなゲームの実況動画を作れたことは楽しかったです。
気が付いたら半年たっていた
そんな感じできりたんを半年動かして、最初に考えていたあれこれを大体することができ、一旦満足しました。私が音楽やってる人だったなら、Neutrinoとかにも触れてみたかったのですが。
他のVOICEROIDには手を出していないので比較はできないのですが、「VOICEROID+ 東北きりたん EX」はややUIが古いものの、落ち着いて聞き取りやすく可愛らしい、いいソフトでした。
この半年で合成音声への知見が大いに広がったようです。
VOICEROIDはこう、技術とキャラクター性を両方美味しくいただけるのが楽しいです。
近頃の合成歌声やVOICEVOX盛り上がりといい、今後も合成音声界隈の発展には注目したいですね。
おわり。
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