読解問題の専門家が考案した読解力がつく勉強法
みなさんこんにちは。
私はカミノと言います。
普段は読解問題を作成してYouTubeに投稿しています。
読解力は老若男女を問わず重要です。
それは皆さんも何となく感じていると思います。
でも読解力をつけるのって難しそう。
そんなイメージがあるのではないでしょうか?
ですが実際、読解力をつけることはさほど難しいことではありません。
私が運営する読解問題のYouTubeチャンネルでも、
共通テストの現代文で9割をとったというありがたい話をもらいました。
ですがただ普通に読解力を鍛える勉強をしても読解力がつきにくいのは確かです。
なぜ読解力がつきにくいかというと、テンポを掴むのが難しいからです。
YouTubeなどの動画サイトをイメージしてみてください。
最近はshortsやTikTokのような短い動画が人気ですよね。
一分未満と動画の尺が短いうえに見たい動画だけ見て、見たくない動画は飛ばす。
そんな視聴スタイルだとテンポよく動画を視聴できますよね。
そして気づいたら30分や1時間も夢中になって動画を見ていた。
そんな人も多いのではないでしょうか。
読解問題も同じです。
一問解くのに一分もかからないような問題をテンポよく解いていく。
わからない問題はさっさとすっ飛ばして解けそうな問題だけ解いていく。
そうしてテンポよく問題を解くうちに気づいたら30分も1時間も勉強していた。
こうして解く習慣さえつけば必然的に読解力がつく、というのが私の考えです。
実際私はこの勉強法を活用して英検1級に合格しました。
※厳密には1次試験を通過しただけ※
英検1級はもちろん英語力を測る試験ですが、国語のようなレベルの高い読解力も要求されるんですね。
当時私は読解力があまりなかったのでかなり苦戦しましたが、上記のような勉強法を実践したら長文読解で9割を取れました。
よく『読解力をつけるために読書すべき』という情報が流れていますが、これは逆効果だと思います。
動画で例えるならば『どこぞのYouTuberの1時間以上ある動画を見ろ』
と言っているようなものであり、そんなの誰だって乗り気にならないですよね。
読書にしても読み終わるのに1時間以上はかかる作業です。
こうしたテンポがつかみにくい学習手段はむしろストレスになります。
それを無理に強要すれば読解に対する拒絶反応が生まれるのも当然です。
読解力を上げるコツはとにかくテンポを掴みやすい勉強をすること、
そうして学び続けるサイクルを生み出していくことが重要なのです。
その際に特に注意したい点は主に三つ
見直しをしない
ミスをしても開き直る
文量の短い読解問題を解く
以上の三つについて具体的にお話ししていきます。
①見直しをしない
『間違えた問題は解説を読んでなぜ間違えたのが理解するのが大切だ』
とちまたではよく言われますよね。
数学などの勉強の際はそれが最善なのかもしれません。
ですが読解に関する勉強では解説を読むのをおススメしていません。
間違えた問題は一度ほったらかしにして次の問題に進んだ方が良い。
と私は思っています。
何度も言うように、読解問題を克服するうえで重要なのはテンポよく解くことです。
テンポが崩れてストレスなどの負担が大きくなる。
そして学習を継続する意欲が削がれる事態だけは何としても避けたいのです。
正解したときと不正解だったときで対応を変えているとテンポがつかみにくくなります。
だったら正解しても不正解でも次の問題に移るという方針で一貫させる。
その方が勉強のテンポがつかみやすくて学習を継続しやすい、
というのが私の考えです。
もちろん解説を読んで間違えた原因がすぐに理解できるならした方が良いです。
ですが解説を読んだところで必ずしも原因が理解できるとは限りません。
問題を解くテンポも崩れたうえに理解できない。
そうなったら時間の無駄ですし、ストレスで学習意欲が失せかねません。
それに問題を解いた直後は解説を読んでも理解できないかもしれませんが、
しばらく時間をおいてから再び同じ問題に挑戦してみると、
なんでつまずいたかもわからないほどあっさり問題が解けてしまう。
そんな事態も珍しくありません。
だったらやはり無理に解説を読んで間違えた原因をすぐに知ろうとする必要もないな、
というのが私の考えです。
②ミスしても開き直る
読解問題を解いていると、以前間違えた問題のことを気にする人が一定数います。
ですが誤答してしまっても一切気にしないでください。
『次の問題で正解すればそれでいいや』と開き直る姿勢を持つことが大切です。
何度も言いますが、大事なのはテンポです。
正解しても間違えても、同じリズム感で問題に取り組んでいくことが大切です。
ミスをしたからってそれをいつまでも気にしてテンポ感を失うのは自滅行為です。
自らテンポを崩そうとしないでください。
そのときできなくても未来の自分ができるようになれば良いんです。
継続さえしていれば、着実に力はついていずれは解けるようになるものです。
だからそのとき解けなくてもまったく気にしないで次の問題に挑んでください。
③文量の短い読解問題を解く
その文量が長すぎると後回しにしたくなりますよね。
例えば数学なら簡単な計算問題もあったりして『これくらいならすぐ終わりそう』と軽い気持ちで始められます。
ですが読解問題は文量が長すぎて終わる気がしないから後回しにしたくなる、
というのが読解力が上がりにくい根本的な原因です。
例えば共通テストのような何千何万語も読まねばならない読解問題を出されて『今すぐこれ解いてみて』と言われたらどうですか?
すごく嫌な気分になる人が大半だと思います。
挑んだところで精神的にストレスになりそうなのが目に見えていますもんね。
だからこうした問題にいきなり挑戦しても効果はあまり期待できません。
では次にこちらの問題をご覧ください。
若干の抵抗がありながらも『これくらいならやってみてもいいかも…』と思えませんか?
この問題は一分もかからずに解けますから、軽い気持ちで始められることでしょう。
では次にこの問題に挑戦してみてください。
これもまた何となく『やってみても良い』と思えるでしょう。
一問目で正解していたら気分が良いからやってみようと思えますし、
不正解だったとしてもリベンジしたい気持ちが湧いてきてやってみようと思えます。
『やってみようかな』と思える。
これこそが重要だと私は思っています。
特に読解問題という後回しにしたくなる問題においてはなおさらです。
そして次々に解いていくうちに気づいたら何十問も何百問も解いていた。
テンポよく解くことでこうした状況を作っていく。
それが結果として学習の継続につながり、読解力の向上につながると私は思っています。
最後に
以上が読解力がつく勉強法でした。
何度も言いますが大切なのはテンポです。
テンポよく解くことでストレスなく解いていく。
ミニゲーム感覚で次々に挑戦していくのが読解力を上げる一番の近道だと私は思います。
難点なのは文量の短い読解問題がほとんどないことです。
市販のどの参考書でも文章問題は文量が多いものばかりですよね。
そんな人はぜひ私のYouTubeチャンネルに来てください。
一問につき一分もかからないような読解問題をたくさん公開しています。
受験生などの学生さんだけでなく、社会人の方もたくさん使用してくださっています。
気兼ねなく来てください。
そしてぜひ読解力を上げていきましょう!
読解力が上がればすべてが変わりますよ。