【デュエプレ】レート1754到達報告あり!!! エンペラーキリコデッキ解説【New Division】
こんにちは。雷鳴神です。
今回はNew Divisionにおいて、1690まで伸ばすことができたエンペラーキリコを解説していきます。
エンペラーキリコは、紙の頃は、キリコマスターズと言われるほどに猛威を振るいましたが、デュエプレのキリコはかなり調整されました。
そのため、キリコと似たような性質のカードであるバルガライゾウと比較して、性質上、キリコのどこが強いんだという意見もTwitterでよく見かけました。
僕自身も、新弾リリース時からキリコデッキの調整を続けましたが、結論から先に言います。
デュエプレにおけるキリコデッキは非常に強力なデッキでした。
その他teir 1のデッキと肩を並べることができるくらいには強力なデッキです。
バルガライゾウデッキにない強さがあります。
しかし、構築とプレイングの難易度が非常に高く、構築やプレイングの質を高めないと勝率を高めることはかなり厳しいデッキであると感じました。
個人的には、難易度は青白メカオーにおいて、ガトリンガーで溜め込んだ手札を適切にプレイするかの感覚に似ていると思います。実際パズルです。
というか、考えることが他のデッキに比べて多いです。その分、使い応えのあるデッキだと思います。
実際僕自身もキリコを使い始めた当初の勝率は絶望で、ランクマッチにおいて、1370あたりまでレートを落としました。
けれども、実践経験を通じて、かなり構築質の高いキリコが出来上がりました。
実際にキリコの構築を作り上げてみると、紙の頃に近い形でリメイクされているように感じました。
中々に派手でデッキの回している感じも紙の頃に近いです。
今回は、この過程を通して出来上がったキリコデッキとキリコデッキの知見を記事を通して公開します。
レシピを渡した知り合いからも勝ち報告をいただいています。
(1690に載せた写真は撮り忘れてしまいました。なので、その前の写真を貼っておきます。)
また、レシピを渡した知り合いがレート1754に到達しました。
追記
ムムムさんのレシピとレシピの僕なりの感想と、僕自身の現在の構築について追記しました。
シーズン10日で1700に到達したレシピと軽い解説を追記しました。
環境最強デッキ決定戦において使用したレシピとレシピの解説を追記しました。個人的には、この形の結論構築です。
また、キリコを調整していたら直面するであろう悩みに対する個人的な見解をいくつか追記しました。
今回の記事の内容は以下になります。
1章の内容は、私自身も紙で現役でキリコ(全盛期、リペア)を使ってきたので、その視点も合わせて、解説をしていきます。
0 私自身について(目次用です。)
筆者の実績はこちらになります。
過去記事も何本か書いています。
僕のプロフィールなどからご確認していただければと思います。
(過去の有料記事も時期を見て公開しています。)
よろしければ、記事を読んでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
ご購入ありがとうございます。では早速内容に入っていこうと思います。
1 エンペラーキリコデッキの紙とデュエプレの性質の違い
最初に述べたように、エンペラーキリコデッキは、当時、キリコマスターズと言われるほど、環境において猛威も振るった。
私自身も、当時、キリコデッキを愛用して使ってきたが、カードパワーが高い上に、かなりの速度でゲームをフィニッシュに持っていくことができるこのデッキは、私の中ではトップクラスで好きなデッキであった。
しかし、紙とデュエプレのキリコ本体はもちろん、キリコの周りにあるカードや仕様も大きく異なる。これらについていかにまとめた。
紙のカードのテキストについては、ご自身でご確認していただければ幸いだ。
色々挙げたが、ここで抑えて欲しい点として、
1. キリコの着地難易度が上がっている。
2. リソース面をより意識する必要がある。
3. フィニッシュ手段がサファイアを除き、あまり安定しない。
サファイアでもそこまで安定しない。
これらが、採用カードを見る上で重要となってくるので、頭の片隅に入れて、記事を読み進めて欲しい。
余談であるが、紙でキリコを使ってきたこともあって、構築の限界とかがこんなもんだと割り切れたのも大きい。
2 構築の変遷
1番最初に試した構築。
構築などを考えながら回していたら、1300代の地底にいた。
シャバの空気が吸いたい。
色も安定するし、イカヅチデルフィンで大体のデッキ殴り勝てるんじゃねという思考であった。
サファイアを扱うとなると、ライゾウでいいってなるので、その路線は避けてトリーヴァキリコの形を模索していくことにした。
調整を進めたトリーヴァキリコ。
ここぐらいにトリーヴァキリコに限界を感じ始めた。
ここで、トリーヴァキリコの問題点についてここにまとめておく。
やはり、フィニッシュが安定しない。これにつきる。
後、強いて言うなら、デスドラゲリオンが無理すぎる。
まとめるとはいったが、本当にこれが大問題だった。フィニッシュがどうにかなるのなら、トリーヴァキリコの方がいい。
以上の点から、サファイアキリコの調整に舵を切ることにした。
最初のサファイアキリコのイメージは以下であった。
こちらは最初に作成したサファイアキリコのレシピである。
トリーヴァキリコは断念するに至ったが、トリーヴァキリコから得た知見は色々あった。これらを生かしてサファイアキリコを構築した。
ここでは、以下の2点が重要な知見であった。
そこから紆余曲折を経て、現在のレシピに落ち着いた。これについては、採用・不採用カードの項目で、カードごとに述べていきたいと思う。
現在の構築。1690に到達した時は、ノーブルが花籠。
これらの過程で発生した、各種カードの増減については、以下の項目で記載する。
3 各種採用カード、不採用カードの解説
採用カード
2コスト
ソルハバキ 1枚
軽コストの白の小型。このデッキでは1マナの小型という面を評価している。
探索が濁ることが渋いがそれでも十分に強力なカードである。
このカードの枠は元々緑のブーストクリーチャーの枠であったが、緑のクリーチャーを入れすぎるとキリコ事故が起こりやすくなるため、代わりに白の小型のカードとしてこのカードを採用した。
マナゾーンから聖域を持ってきたりと色々優秀だが、たまに探索事故が起こって負ける。
ファルレーゼと選択枠になると思われる。
ファルレーゼの方が、探索の濁りは起こりにくいが、ハバキの1コスという点と、探索がきまれば優秀ということで、ハバキを優先している。
フェアリーライフ 4枚
鉄板。
クサナギブレード 3枚
始めは4枚であったが、盤面を埋めるのと、多色がかさばるのが嫌で減量した。
しかし、ブーストをしないと厳しいデッキなキリコ。このカードを削ることがどうなのかと自分自身かなり悩んだ。
そこで、以下のような考えを持つことにした。
実際、このカードが手札などに嵩張って負けた試合があるのも事実なので、ブーストできない負けはある分、そういう負けを減らせると。
そういう流れでブースト8枚で割り切ることにした。
3コスト
青銅の鎧 1枚→評価変更
クサナギでもいいのかもしれないが、小型クリーチャーがもう少し欲しかった。その関係で、青銅を8枚目のブーストカードとして採用することにした。
本来は9枚目のブーストとして採用していた。
ブーストカードの枚数は、さきほど述べた通り、8枚で割り切ることにしたが、小型カードももう少し欲しいということで、青銅を1枚8枚目のブースト枠として採用した。
ちなみに緑のクリーチャーはこれ以上増やしたくないので、2枚目は入れない予定。その関係で、自然とブーストが8枚に。
神歌の聖域 4枚
最初は3枚であったが、イカヅチやキリコを出し入れしていると、ブーストや盾落ちの関係もあり、枚数が足りない。正直4枚でも足りないことがあるくらいだ。
以上の理由で4枚である。
4コスト
爆進エナジースパイラル 4枚
このカードを採用していないキリコを未だに見かけるのが個人的には理解不能。
エナスパを4枚採用していないキリコのレシピは、個人的には全部ゴミ認定している。
前述したとおり、デュエプレキリコはサイブレがない分、手札が薄くなりがちである。
実際、紙のキリコも、キリコが出せないときは基本的にはサイバーブレインをプレイする動きをとる。
つまり、キリコは1種のコンボデッキであるため、パーツを引っ張るためにドローカードをしっかりプレイするのは、紙の時代からそうなのだ。
話を戻すが、用途としては、手札を補充して、パーツを溜め込むのと、キリコを出した後のアマテラスで爆進ダブルでテンポを取ること、また、ビートダウンやミラーでの足止めがあげられる。
このカードは基本的にドロー効果の方をプレイするが、バウンス効果をプレイすることもそれなりにある。ただ、このバウンス効果を使うと、自分自身がジリ貧になったりするので、使うタイミングがかなり難しい。
例えば、NEX相手のコッコルピアをバウンスする場合は、次に手札にソーサラーがあるかなどによってかなり異なる。この辺りは実践経験を積んでいってほしい。
一応、オリジナル・サインの手札を蓄える役割もある。
ノーブルエンフォーサー 1枚
環境を見て。剣聖やBロマの小型などを止められるのと、サファイアを阻害するジャックやビューティシャンを止められる。
ただ、手打ちでノーブルを出すとジリ貧になることもあるので、使い勝手がいいかというと怪しい。探索失敗もあるし。
自由枠。
無頼妖精ワイルド・リリィ 2枚
キリコやイカヅチを埋められる小型。
3枚とか積みたいが、キリコ事故が怖いため、緑のブーストクリーチャーの枚数はできる限り減らしたい。
1枚だと少なく感じたので、2枚。エナスパとか他の4の動きもあるので。
5コスト
薔薇の使者 3枚
5コストで1番プレイしたいカード。本当は4枚積みたいが、緑のクリーチャーはデッキの性質上、数多く詰めない。そのため、3枚となっている。
元々はパンダフルライフと2・1で散らしていたが、パンダフルライフは探索濁りと、序盤使わない時に山札で探索事故に悩まされるという点、そして、2ブーストしたいのは、5マナでオリサイアマテラスをした時であり、それなら、ソーサラーの枚数増やす方がいいということになって、ソーサラーの3枚目に枠を譲った。白の枚数が少ないため、オリサイが打てないというのも大きい。
また、キリコを出す時にこいつを聖域で戻し、山札の調整をすることも多い。
基本的にサファイアが2枚マナゾーンにある場合は、サファイアを山札に戻し、2回目のキリコでサファイアを展開することを目指す。
オリジナル・サイン 4枚
別名、キリコ用の天門。ビート対面をこれをうまく踏ませられるかのゲームになったりする。
受けとしては、特に言うことがないのだが、キリコを展開後にイカヅチを出したり、アマテラスを5マナで出したりと、能動的に扱うことができるカードなので、4枚確定。
ブロッカー付与効果と1ドローも偉い。ブロッカー付与のおかげでアマテラスが2面守ってくれたり、キリコ展開後の受けを作ってくれたりする。
6コスト
アマテラス 4枚
核。キリコのつなぎ、ハンド補充、キリコ展開後の聖域、エナスパ連打要員と社畜すぎるカード。
後ほど述べるが、キリコ展開後は、爆進ダブルのエナスパを連打してテンポを取り、サファイアなどでフィニッシュするプランを目指す。
ナチュラル・トラップ 1枚
元々は花籠。キングやゴッドを除去、そして、トリガー枠を増やしたいという理由で採用。
単色ということで花籠よりも優先した。
自由枠。
7コスト
精霊王イカズチ 2枚→評価変更
リリィあるし、1枚でいいと思っていたが、キリコ後は基本的にこいつを展開したい、また、盾落ちやキリコ展開時にリリィの処理が後になることもあり、2枚にした。
役割としては、キリコ展開後にビート相手に蓋をすることとクリーチャートリガー主体のデッキに対するフィニッシャーである。
オリサイで出せるのと、エナスパの爆進ダブルが発動するのもポイント。
最後の方まで枚数に悩んだ。
9コスト
エンペラーキリコ 3枚
切り札。こいつを引けないと負けるので、4枚にしたい気持ちも強い。
10コスト
ボルメテウス・サファイア・ドラゴン 3枚→評価変更 4確
基本的には4枚採用のカードだろう。
しかし、このデッキはクサナギブレードがある関係上、初手で赤単色を埋めるのはかなりきついため、サファイアの嵩張りは負けに繋がる。
これについても後程述べるが、基本的には、イカヅチとサファイアを展開して殴るので、十分に勝つことができる。
なんなら、対面次第では、イカヅチとキリコで殴るだけでも勝てるときは勝てる。サファイアは使いたいカードではあるが、必ずしも使わないといけないカードではない。
また、サファイアをキリコから複数体展開することは、安定性にかけるし、構築を歪めてしまう。
よって3枚にした。
不採用カード
3コスト
オーガフィスト
勝ち筋を増やせるという点では魅力的であった。
しかし、出したい時にマナ落ちしていたり、ブロッカーで止められたりするなど、使いにくい盤面が目立った。
このデッキはサファイアに重きそこまでおいているわけではないので、不採用とした。
評価変更→追記にて
お清めトラップ
パンダフルライフと違い、こいつは序盤に打たないため、永遠に探索濁りするのが良くない。
Bはぶん回られない限り基本有利。
4コスト
ブレイン・チャージャー
優秀ではあるんだけど、探索濁りの関係で枠を譲った。
青枠はエナスパが一番強い。
フォーチュン・スロット
上記と同様。
パンダフルライフ
薔薇の使者における説明の通り。探索濁り。
バレットバイス
探索濁り。妨害するより、自分の動きを通したい。
ファルレーゼ
ハバキと選択枠。こちらは聖域と聖域を探索の関係上、回収しやすいのが強い。
お好み。
5コスト
エンシェント・ホーン
ビートに腐るのが渋い。
6コスト
花籠
1ドローは強いが、多色なので、ナチュトラに枠を譲った。色配分次第では採用してもいい。
ホーリースパーク
赤や白単色は邪魔になりやすく弱い。枚数も詰めないため、かなりご都合。
ネオングライド・オーラヴァイン
手打ちできる盤面処理要員としてはいいのだけど、キリコ事故につながるので不採用。
除去としてはエナスパがやってくれる。
7コスト
パーフェクトギャラクシー
こいつを7マナで手打ちすることが弱い。
そういうカードよりも、ブーストやドローとかにスロットを割きたい関係上抜けていった。
コルテオ
オリジンなのと、サファイアを通せるのはいいが、サファイアも一緒に出すとなるとかなりご都合。
事故要員にもなるため不採用。
ガブリエラ
試せてはいないが、盾0になる場面が局所的なのと、キリコの事故要員になることが想定される。
ただ、キリコで横におけたら強いとは思うので、試す価値はあるのかもしれない。
9コスト
スペルデルフィン
サファイアの横に、別にデルフィンまでおかなくていいので不採用。
→評価変更 追記にて
ディルガベジータ
ネオン・オーラヴァインと同様。
→評価変更。追記にて
14コスト
キングレムリア
ネオン・オーラヴァインと同様。
手打ちできないのがダメ。
ハンデス系のカード
出てきた小型カードを活かせないのと、スロット的に厳しい。紙の黒キリコはマウスがキングの進化元になった。
クリーチャー面で総じて言うと、あまりデッキのコンセプトにないカードをキリコ展開後を安定させるために採用したくない。
これらのカードは環境次第で十分に採用する可能性があるカードも含まれる。
ここに載せていないカードで気になるものがあれば、気軽にお聞きくださったら幸いである。
追記 ムムムさんのレシピについてと僕自身の現在の構築について
まず、特徴として挙げられる点としては、スペルデルフィンが採用されている点とオーガフィストが採用されている点です。
スペルデルフィンについては、この記事を執筆後、改めて僕自身も試していて、このレシピはその過程で編み出された一つのレシピになります。
先日の記事の内容では、大型ドラゴン枠は3体でいいという風に書いていましたが、あれから検討を進めていくうちに、大型ドラゴン枠が3枚だとコントロール相手に厳しい戦いを強いられることが多いということが明らかになりました。そのため、個人的には、大型ドラゴンは4枚採用するという方針に代わりました。
スペルデルフィンの採用理由としては、手出しをして強い。ナイトなどのコントロール対面、キリコミラーにおいて、有効カードであるという点です。
スペルデルフィンがサファイアに勝っている点についても解説します。
まず、サファイアの場合、小型ブロッカーにサファイアの攻撃をキャッチされて除去されてしまい、サファイアが除去された関係で押し切ることができずに負けということがコントロール対面で発生する傾向にあります。
デルフィンの場合は、それがなく、キリコを展開した後にブロッカーで耐久されても、持久戦に制しやすくなるのが強みです。
しかし、デルフィンはコントロール対面には強力ではあるのですが、ビート対面に捲ってしまうと、致命的な状況になる可能性があるというのも事実です。いわゆる、ここがサファイアなら勝ててたのにというパターンです。
つまり、デルフィンは環境に合わせて採用を検討するというカードになります。
イメージとして、
といった感じです。
私自身の現在の構築について
まず、変更点として、ハバキ→朧です。
ソルハバキは1マナという点は強力なのですが、探索の濁りなどが気になりました。
それに対して、朧に変更した理由としては、ハンド調整ができたり、キーカードを引っ張ったりすることができるという点が挙げられます。
また、フィストやサファイアを山札に戻せる点も着目ポイントです。
オーガフィストについてですが、現在イカヅチと1・1で試しています。
元々、イカヅチがあればフィニッシュは十分であると考えていたのですが、オーガフィストと1・1にするのも、フィニッシュの成功率はそんなに変わらなさそうだし、また、勝利パターンが増えるのは魅力的かなと思い、オーガフィストと1枠ずつにしました。
リリィとサラーの配分については迷い中です。好みが出ると思います。
トリガーについてですが、オリジナルサインが多色なのと、ナチュトラの方が単色で、キングやHDMに強くなる可能性があるのではないかということで、現在オリジナルサインとどちらがいいかを検討しています。
ホーリースパークは仮にトリガーしても、盤面にクリーチャーがいないとキリコ展開が厳しいという状況になる可能性があるため、現在採用は見送っています。
2月11日 追記 シーズン10日で1700達成リスト
1700に10日で到達したリストです。
トリガー枠についてだが、やはり後攻などを考えると、オリジナルサインは抜くことができなかった。デッキの回転が良くなるのも強み。
以前との大きな点としてはベジータの採用だ。
小型ブロッカーに対して強力な上、キリコから捲れたら大半の盤面を覆せる。
ベジータとサファイアのコントロールプランを取ることができるのも優秀だ。
以前はイカヅチを中心としたプランを想定していたが、そもそもベジータが出てしまえば、ブーストが捲れなくて動けなくてもなんとかなることが多い。
リストとしては、個人的にはセンジンスタリオンを除く39枠が確定枠だ。
センジンは、サファイアが苦手なブロッカーやキングアルカディアス、ネログリフィスなどに対して強い。
しかし、この枠はノーブル、キリコの4枚目、パラディンスピア、ブーストカードに当てても良い。
しかし、このデッキは捲りを重視しているため、ブーストは少なめにしている。実際は意外となんとかなる。
また、新弾リリース後、キリコをひたすら使い続けてきたが、引き要素はそれなりにあるが、プレイング難易度がかなり高いデッキだ。
分岐点も多く、時間制限もあるため、このリストで勝率を出すにはかなりの練習がいるのが事実だろう。
自分自身もよくミスるし、未だに練習中だ。
みなさんも是非練習を重ね、キリコデッキを楽しんでいただけたらと思う。
あと、個人的には、ブーストマシマシレシピとオリサイ抜きホーリースパークは本当にありえない。
2月22日追記 環境最強デッキ決定戦 使用レシピと解説、また、調整していたら起こりうる疑問を回答
かなり迷う部分もあったが、このレシピが個人的にはオリジナルサイン型の結論構築だ。
前回のレシピからの変更は、クサナギブレイド1枚を青銅、センジンスタリオンを薔薇の使者である。
変更に至った経緯についてであるが、まず、前回のレシピだとやはり小型の少なさが気になってしまった。また、クサナギの多色が気になっていたことも理由である。
・青銅の鎧→練って行くにつれ、評価が上がってきたカード。青銅でスタートできるとキリコを展開しやすくなる点はかなり強力であった。クサナギブレイドを4枚目の青銅にすることも考えたが、捲りが弱くなる点と、ローズキャッスルに弱くなりすぎる点、7マナ時に2コス+アマテラスなどのくっつきやすさを鑑みると、2コスブーストが5枚以上欲しいという理由から断念した。
・薔薇の使者→このカードは5ターン目のキリコに大きく貢献してくれるカードだ。
苦手に勝つためにキリコデッキは、速度の理不尽勝ちをすることが結局一番手っ取り早い。
パワーラインが4000のため、青銅を4枚積むよりもローズキャッスルに強くなる。
有利対面に対してもより強くなるため、枚数を増量した。というのも、元々3枚だったけど、捲り意識の構築をしていたため枚数を減量していた。今回は、安定構築の方向に舵を切ったため、3枚に戻ったが正しい。
その他の迷った点についても記載しておく。
ディルガベジータの3枚目→このカードはナイトやNEXに対して捲れると勝ちに大きく近づくカードだ。ナイトはかなりの不利対面で、キリコの捲りが中途半端だとそのまま負けてしまう。そのため、ネロを退かすことができつつ、シーザーのカウンターを防げるこのカードは大変優秀だ。
しかし、捲りを考えるより、まずはキリコを立てないと始まらないということで、泣く泣く3枚目の薔薇の使者に枠を譲った。
また、3枚目を光らせるためのプレミアムチケットが足りなかった。
ノーブルエンフォーサー→このカードは評価がかなり分かれるカードで、人によって意見がまちまちであった。そのため、改めて検証をした結果、このカードで拾える試合数はそんなに多くはない。相手の攻撃は止まるけど、勝ちに繋がるかというと怪しいという結論になった。
具体的に説明すると、ケンセイや赤白速攻、その他諸々のデッキにパワーライン意識でケアされたり、ノーブルを出すことによって自分の動きが鈍くなって結果的に勝てない、オリサイアマテエナスパで十分な場面が多いとかということである。
また、1枚でも多く緑の枚数を増やすことが重要であるため、青色のこのカードはあまり採用したくなかった。
初動9枚→5ターンキリコを考えた時、4ターン目にブーストクリ、5ターン目にソーサラー聖域で間に合うため、自分はソーサラーの方が、ブースト9枚目より優先度が高いと考えた。
オリジナルサインなし→このカードは人によって考えが分かれると思うが、このカードがないと相手の先行や強い動きに対抗することができない点が個人的にはあまり気に入らない関係上採用している。後、手打ちも個人的にそこそこ重宝する。
余談であるが、NEX対面などは、初手のオリジナルサインを安易に埋めるのは例え白がなくても考えものである。考えなしにオリサイを埋めるのではなく、一度そこは考えてプレイしてみるといいだろう。一つの判断点としては、キリコとリリィがハンドにあるか。この時は、マナにイカズチを置けるため、オリサイを打てる可能性が高い。
トリガー5枚目以降→体感、オリサイじゃないと止められない相手が多いし、あまり5枚も4枚もそう変わらないなというのが個人的な見解。
以上のような経緯で、この構築を使用した。
4 基本的なプレイングの解説とキリコデッキの目指す方向性について
基本的なフィニッシュプラン
まずは、基本的なプレイの方針から述べる。
基本的には、まずキリコを展開する。
その後、以下のフィニッシュプランから、その都度、状況に合わせて選んでほしい。
このフィニッシュプランの選択がキリコを扱う上で難しいポイントの一つである。
サファイアを基本的には絡めたいが、サファイアが捲れないときは基本的には、イカズチを絡めたビートプランになる。
イカズチでのビートプランについてであるが、ビート対面に対しては、コルテオとホーリースパーク、序盤のアクアサーファー以外はケアできる。
そのため、スパークやコルテオが採用されている相手には、エナジースパイラルで盤面を調整して、イカズチで殴ると良い。
除去カードが多い対面は、サファイアが捲れないと少し厳しい時がある。
そのような対面に対しては手札にアマテラスなど、2回目のキリコにアクセスできるプランを抱えつつ、キリコなどで、早めに殴ることを意識すれば、勝率を上げることに繋がるだろう。
キリコ展開後
まず、前提として、キリコは2回展開することを想定してプレイする。
展開する際に意識することは以下である。
その後、余裕があるのなら、2回目のキリコを展開し、サファイアを捲ってフィニッシュすることを目指す。
ないのなら、イカズチとキリコなどで殴り切る。
意識しないといけないことの一つとして、かなり時間が厳しいため、瞬時にプレイを判断していかなくてはいけない。それがキリコデッキの難しさの一つであろう。
正直、基本方針以外は、その都度正解が変わってくるので、実践経験を積んで掴んで欲しい。
ビート対面全般の立ち回り。
基本的にゲームの展開は2パターンに分かれる。
イカヅチをキリコから展開することを目標にする。
1に関してであるが、先行5ターンキリコなど、早い段階でキリコを展開することである。
2に関してであるが、オリジナルサインから、カウンターして、次のターンにキリコを展開するという流れである。
また、エナスパでバウンスを絡めながら、相手の展開する速度を遅らせ、自分自身がキリコを展開するという動きも意識していかないといけないプレイだ。
自分自身のハンドリソースなどと相談して、プレイを検討すると良い。
正直、キリコは剣聖やNEXに対しては、あまり相性が良くない。
ガントラに対しては、結構戦える。
コントロール対面全般の立ち回り。
基本的には、キリコはコントロール対面の方が有利。
基本的には、エナジースパイラルを連打して、ハンドキープをすることを目指す。
そして、目指すのはサファイアによるフィニッシュ。
しかし、よっぽどトリガーが強くなければ、キリコとイカヅチでも殴り切れる。
とりあえずハンドをエナスパを連打してキープすれば基本的には勝てる。
普通にキリコイカズチ展開からの手出しサファイアでも十分。
早期のキングアルカディアスとデルフィンはきついですが、これに関しては、割り切り。
5 終わりに
今回はキリコデッキの解説を行いました。
キリコデッキはとても強くて楽しいデッキなので、是非、良ければ使ってみてください。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
またの機会がありましたら、よろしくお願いします。
気になることについては、@kaminarizumuDMSまでお問い合わせいただけたら幸いです。
よろしくお願いします。
※この記事は、TwitterやYouTubeなどといった公的な場での公開は禁止します。
ツイッターを通した感想シェアなどはOKです。むしろ喜びます。
レシピに関しては、差がつきにくいものなので、ある程度は仕方ないとは思いますが、故意に記事の内容を動画にするなどといった行為は控えていただけたら幸いです。
記事の内容について、動画で用いる場合などは一言確認を頂けると幸いです。(これの定義は正直、曖昧なところはあるけど、念のため。)
どうぞよろしくお願いいたします。
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