②-1 OS

◎基本ソフトウェアと応用ソフトウェア
→コンピュータはハードウェアだけではなく、ソフトウェアも必要です。
せっかくハードウェアがそろっていても、ソフトウェアが無ければコンピュータを操作することはできません。
※ゲームソフトがあってもゲームソフトがなければゲームできないのと同じです。

■基本ソフトウェア
→ハードウェアと応用ソフトウェアの間に位置し、それぞれの管理・制御をする重要なソフトウェアです。
■応用ソフトウェア
→「メールをやり取りする」「文章を書く」等の特定の目的に応じて必要になるソフトウェアです。
◎OSについて
→基本ソフトウェアはオペレーションシステム(OS)ともいいます。
OSにはさまざまな種類があり、コンピューターの種類によって必要となるOSが異なります。

<OSの種類>
■windows
[windowsコンピューター用のOS]
■MacOS
[MACコンピューター用のOS]
■UNIX
[ワークステーション用のOS]
■Linux,FreeBSD
[UNIXに似せて作られたPC用のOS、現在はPCだけではなくサーバーや携帯電話にも使用されている]
■Android,IOS
[コンピュータの機能を併せ持った多機能携帯電話であるスマートフォンやタブレット型のコンピューターであるタブレット端末用のOS]
◎OSの利用
1台のPCに複数のOSをインストールすることも可能で(マルチブート)
その場合は起動時に使用するOSを選択します
OSはPCの電源を切るまでずっと動作し続けて、ユーザーはこのOSを使って周辺機器を操作したり、OSに必要な応用ソフトウェアをインストールしたり使用することができます。"応用ソフトウェアを選ぶときはOSの種類とバージョンに合ったものを選択します"
■BIOS
→PCの電源を入れてOSが起動するまでの間、ディスプレイには黒い画面に白い文字が表示されます。
実はハードウェアとOSの間にはもう一つBIOSという小さなソフトウェアがあります。
BIOSはハードウェアの制御を行っていて、OSが起動次第その役割をOSへ引き継ぎます。
BIOS→OS→応用ソフトウェアの順番です。
◎OSの役割
■ユーザーの管理
→OSに登録されているユーザーだけがコンピュータを使えるようにユーザーを管理します。
■ハードウェア資源を管理する
→CPUやメモリ等、限られたハードウェアの資源を効率良く使えるようにうまく仕事を割り振ります。
■タスクを管理する
→ジョブやタスクがたくさん発生した場合に効率よく処理できるように実行する順番を管理します。
■データを管理する
→データを「ファイル」「ディレクトリ」というまとまりで管理します。
■周辺機器を管理します
→マウスやプリンタ等の周辺機器をユーザーがスムーズに使えるように手助けしてくれます。

★プラグアンドプレイ
→最近のOSでは新しい機器をつなぐと自動的に適切なデバイスドライバの組み込みや設定してくれるものが多くなっています。これを「挿してすぐ使える」という意味でプラグアンドプレイと呼びます。
◎仮想記憶方式
→ユーザーがソフトウェアを起動すると、補助記憶装置に保存されているソフトウェアのデータがメモリに呼び出されます。そのためメモリの容量が大きければデータ量の大きいソフトウェアやたくさんのソフトウェアを同時に使うことができます。ですがメモリ容量には制限があるためそうはいきません。そこでOSは補助記憶装置の一部をメモリの代わりとして使うことでメモリの見掛け容量を増やします。

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