アラカンが小声でミセスグリーンアップルを語る
次女と話しつつInstagramを見てたら
私のインスタは今現在
『猫とミセスしか推してこないのか状態』。
それをチラ見した次女、
「え、ママってミセス好きなの?私もなんだけど!ライブ行く?全然当たらないけど応募はずっとしてるの!」
とのこと。
「うーーん、近所のイオンか、ベランダから見えるところに来たら行くかなぁ」
と答えたら
「まだそんなこと言ってんの?ミセスだよ!?」
とキレ気味。
(ワタクシ、ほんとに家に居たい陰キャなのでどんだけ好きでも家で済むことなら済ませたい)
次女のミセス歴はフェーズ2(フェーズ1は5人組。無期限休止から復活したフェーズ2から3人体制に)からで、パッとテレビに映った大森くんを見て
『え、めっちゃ歌上手い、声きれい!誰?』
から入り、
『え、どこのメーカーのアイシャドウだろう、キレイ』
と調べたりして(さすが我が一族のオシャレ番長)、
歌詞も刺さるしすごい好き!…だそう。
私がミセスを知ったのは本当にうっすらと
『僕のこと』の歌詞を聴いて、全体の歌詞を調べ、
すごく繊細で、どハマりする人が多そうな歌詞、曲を作るんだなぁ…
と思ったけど、私自身がここ数年は音楽を聴くことから離れていたので(耳鳴りが常にあるので音は足りてる感じ←この感覚もちょっと異常w)、長らく『ミセスの歌詞は繊細さんに刺さるね』で止まっていた。
それが某炭酸飲料のCMソングのMVが大炎上し、あれはどうなの?という記事を読み、
『ん?あんなに繊細な歌詞を書く人が、差別的表現なんてする?』
と引っかかった。
調べ始めた時にはもうMVは非公開になっていて、炭酸飲料の企業は
「自分たちはそのMVを事前に把握してない。いかなる差別も容認してない」
という結構な突き放しコメントを出していた。
すぐさま大森くんからお詫びのコメントが出て、
その2日後(だったかな?)にはミュージックステーションに出演し、そのCM曲ではない曲を2曲歌ったのだが大きな混乱にはならず
『ごめんなさい、気をつけながら今後も歌での表現はしていきます』
ということで、わりと早めに収束したのかなという印象だった。
企業はまぁそう言うだろうなとは思う。
知っててOK出したなら、その企業もどうなの?ってハナシになるので知らない、関係ないと言いたい。
でも、『知らないなんてことある?』という批判も殺到し、結果的に厳しい発表をしてくれて良かったのかもなと思った。
『ミセスどうしたんだよ』から、『企業もどうよ』に矛先が分散したので。
さて、ここから怒涛のミセスグリーンアップルとは…と調べ始めたのだけど、歌詞についての差別要素ゼロ、問題ないよね?
MVについては誰かがXだかインスタに一部あげていて、あれ類人猿じゃないといけなかったかねぇという話しになり、そこは大森くんも懸念はあったがそのまま走らせてしまったとお詫びにあった。
しかもね、そのお詫びと経緯説明のコメントがさ、個人名だったのよ。ミセスでも、事務所でもなく、
『Mrs.GREEN APPLE 大森元貴』。
全責任を負う覚悟を感じたし、彼だからこそ出せた内容だと思った。
そして炎上直後にも関わらずミュージックステーションへの出演を辞退しなかったのも良かったと思う。
反省してるから出ませんにしてしまう方がある意味ラクだったと思うのだけど、直前だったせいか辞退せず、楽曲を替えて出た。
ミュージックステーション側も出してくれてありがとう…って気持ちになるくらい全体的に温かい印象だった。
次女はもう祈る様な気持ちで見守ってたと言っていて、そうだよね、ファンのみんながそうだったと思うよと答えたら
観たの?
と聞くので
「あらゆるところから動画を拾って観たよ、案外、TikTokから拾える動画が多くて助かったよ」
と言ったら、「え? TikTokやってんの?」とびっくり顔。
やってるワケがなかろう…ミセスを調べ尽くすためにダウンロードしたのさ(笑)
番組内でもなんだか3人とも顔が強張っていて、平静を装いつつ、頑張って話しもしていた。
後ろに座っていた可愛い男子(名前知らなくてごめん、アイドルくんだよね)がうんうんと頷いたり、ニコニコと拍手して盛り上げてくれているようで癒された。
ミセスが歌い終わった直後にタモリさんが「どうでしたか?」と質問したのだけど、
あれさ、すごいよね?
トリだったんだけども、あのタイミングで大森くんにひと言を求めるって、愛じゃない?
打ち合わせしてたとしても、ここで言える場をつくろうって思ってくれた人が居たことに感動したよね。
大森くんもしっかりと「歌を歌える環境に感謝します!」と言っていて、もうJAM'S(ファンダムネーム)は号泣だったんじゃない?
あの瞬間にホッとしたよね?
涼ちゃんもひろぱも頑張ったよねぇ!
上手にしゃべれないのに(失礼!)3人で乗り越えた感!
あぁミセスは大丈夫!
って。
しかもさ、その数日後にはライブで演奏したコロンブスの映像を公式がYouTubeにあげたじゃない?
あれもすごくない?
『MV流せないならこっちを出しますよ、歌はいいんですよ、これがミセスですよ』感にシビれたよね。
MVよりライブ映像の方が盛り上がり方をリアルに見せられるし、あのライブ映像のメンバーもファンのみんなもすごく素敵だったもんね。
ひと通り調べて思ったのだけど、あのMV騒動って結果的にいろんなものを得た気がする。
スケジュール的にタイトな中、5ヶ月連続リリースをして、映画の主題歌、飲料、車…、タイアップっていうの?どれもバシッとハマってたよね?
映画はその映画がより深く心に残るような曲を。車も、そして何より炭酸飲料にピッタリすぎて、もったいないなと思ったわ。
もう一生この曲でいいんじゃない?ってくらい炭酸飲みたくなる曲だったし、大森くんも大好きだった飲み物(いちいち遠回しすぎる!)なだけに、がっかりしただろうねとも思うけど、どの曲も確実に評価され、歌われ、選ばれている。
一企業が否定すると業界全体がピリついて頼みづらくなる傾向があるけども、5ヶ月連続してタイアップが決まっていたのは、強運だなと思う。
一気にミセスを知らしめようじゃないかという戦略だったとしても、月1で楽曲発表って尋常じゃないし、そんな短い間に生み出したとは思えないクオリティ、そのすべてが再生回数やらダンロード数で1位を取り、実力も知名度も、一連のお詫びからの通常運転への戻りの早さも、とにかくミセスってすごいという結果に繋がったもんねぇ、もう驚愕ですよ。
なにしろファンクラブの会員数もすごく増えたとJAM'Sのみなさんのコメントがあって、『この際ファンクラブに入ろう!』って気持ち、すんごい分かるわ〜と。
今まで、ミセスの歌が大好き!とか毎日聴いてる!って人でも、黙ってファンやってた人って相当数いたはずで、その黙って好きだなと満喫してた人たちが今回の件で、もっと近くで応援したい!自分も応援してるって伝えたい!みたいな衝動ってあったと思う。
繊細な歌詞が刺さってた人たちが静かに応援に加わって来た感じに、陰キャの私は萌えるのだ(笑)
でね、このMV問題についての炎上から収束までの的確な対応を見ていて、不思議だった。
ここまでの炎上になった場合、お詫びするまで時間がかかってしまったり、そのお詫びが言い訳がましくて余計にいつまでも言われたり、結果として自粛期間と称して引っ込んじゃったりするけれど、ミセスの対応は完璧だったと思うのよ。
すぐ止める、認める、お詫びする、事実ベースの状況説明、今後どのようにこういう事態を起こさない様にするかの具体的な対策の発表。
責任の所在を明らかにした上で歌番組に出て別の曲を全力でやる。
歌える場があることに感謝するというメッセージをみんなに届けた後で
『これがコロンブスという曲だったんだよー』
と全力のライブ映像を出されたら、さすが!頑張ってーって思うもんね。
こんなに戦略的とも言える対応を短期間でできる人たちが揃っているのに、なんで問題が起きたんだろ?と思っちゃったよ。
仕事をしている中で『お詫び』って本当に肝だと思っていて、トラブルが起きた時にどれだけ早く対応できるか、なにが最善かを決める時に良くも悪くも人間性が出る。
これだけのことを早くやるって結構大変で、昨年から今年にかけて起きてる不祥事って、まーず言い訳が最優先だよね?
そんなつもりじゃないとだけ騒いで謝らない、逆に自分は悪くなかったとか言い出したり…
『最近、こういう人多くない?
自分だけを守ろうとしてるのが見え見えでみっともないけどいいの?』
て思ってた。
自己弁護、正当化したいものだから謝るよりまず『言い訳したい!』が先に立って、悪目立ち。
論点ズレてるし、事実を捻じ曲げて『私はいい人でーす!』って善人キャンペーンとか引くわ〜って。
だから今回、最速で的確な対応できる人たちが揃ってても間違いは起こるのねと思ったり、
大森くんが天才で、全ての決定権を持ってしまっていると…というと語弊があるけれど、信頼、信用の部分で、『元貴が言うならその方向で間違いない!』になりがちだったり、または、スタッフが頑張って形にしてくれたものをマズいかもなとうっすら思いつつ、やってみようかと尊重した中で起きたとも推測できるので、「ちょっとそれは」と思ったらどの立場にいてもさらっと言える場を今後はさらに増やしていくんだろうなと思うと、マイナスな事態ではなかったと思う。
いかにせん、『平然と誰かのせいにして言い訳して自分だけを守る!』ということを良しとしない姿勢はとても共感できる。
かつて大森くんが言っていた
『すべての人たちを置いていかない音楽がしたい』
という言葉の通りみんなで前に進むんだろうなって。
大森くんの天才ぶりがちょと心配だったり、
素直で頑張り屋さんの涼ちゃんとひろぱについても更に語りたいところなんだけど、今日はここまで!
それにしても相当観たよアタシ、短期間で(笑)
インディーズの頃の映像かなぁなんか古いのをあげてくれてる人もいたり、ちょっとしたテレビ出演のひとコマ、ファンクラブに入らないと見られない3人が楽しんでしゃべってるJam Landの動画(今なら公式のYouTubeで観られます)などなど。
そういうのを観てるとほんとに時間が過ぎるのがあっという間で、いやもう異常なくらい観たわ…。
でもね、数日前にも書いたけど、やっぱりね、この人たち楽しいんだなとか、仲良しなんだなというのを遠巻きに観てるのは本当に癒しだし見てて幸せなんだよねぇ…。
そうかー楽しいんだー、良かったねぇって思う。
まとめると、
危機管理大事!
そういう時に人間性が出るし、今まで積み重ねてきた実績や信頼がものを言う。
まずお詫び、
事実説明は言い訳に終始せず、事実ベースで誠意を持って端的に。
今後のトラブル防止策を明確にする。
メリット、デメリットを冷静に見ることで失うものが最小限で済むかもね!
…って、長々書いたわりに、まとめたら6行!!
どんだけまとめる能力低いのよ…。
では、またね
自分の集中力に呆れるばかりだけれども、興味がないものは一切調べないからね
いずれにしろ自分が怖いわ!