2024年8月の総括 | #06 『みあの流離譚』(象るetc.)
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
神湊みあです。
今月で企画が300回になりました。この5年間ずっと同じ信念で1つのことをやり続けたということでもあります。いやぁ、感慨深い。
思い返すと、企画はYouTuberの真似事でもありましたが、自分の好きなものや特徴は何か?を残した作品でもあります。
大学・大学院生活はこの企画 (と友達との本質的な会話)のおかげでアイデアだったり、自分の考えがどれほど偏っているのかといった思考する習慣がついたと思います。認知の歪みがなくなり、自分および他人への見方がずっと俯瞰的になってきていいことずくめです。
昔は自宅という環境の中で自分のやりたい活動に制限がかかっていたり、人生経験が浅く自分の興味がずっと狭かった (というより自分の周りに何があるかを知らなかったような気がします)。でも今では昔よりも高頻度にやりたい行動をアクションできるようになってきています。まあ昔は昔でのんびりと行動することでしか得られないものがある(と信じています)けどね。
こんな感じで続けてきた企画ですが、5年間もやっていると趣旨が少しずつずれていきます。
昔はYouTuberの自由さに憧れて始まった企画も、今では声優の青山吉能さんやいよわさんに憧れてラジオやブログや絵や創作を試みるなど真似する内容も変わってきました。そして自分の理想が膨らんでいくうちに努力しないと真似できないようなことも増えてきました。
企画はこれからどうなっていくのでしょうか。きっと今までの嗜好を編纂する場に加えて、編纂の幅や種類、レベルを拡大していくようになると思います。そしてそれにはたくさんのアウトプット作業を意識しなければお話になりません。
今日読んだ本にも書いてありましたが、自分ができないことと考えるのではなく、今間違っていてもできている動作をより深めていく、崇高に仕立てていくことができれば最高ですよね!
さて前置きはこの程度に。
p.s. 一種の自分史の転換点・区切りの意味を込めて300回&企画5周年記念本を作成し親友に(誕プレのうち1つとして)プレゼントしました。また5年後に今以上に成長した私の記念本を親友に再度プレゼントできるようになれたらいいな。
私を動かす必要がある
創作にはアウトプットが欠かせないものの、このアウトプットはどうやって生まれていくのか?
アウトプットは私の中にあるものが何かと反応して漏れ出たものだと思っています。何かというのは自分が触れる現象や環境全てが当てはまると思います。そして大事なのが、
① 一部分だけを切り取り、できるだけ詳しく説明すること
② 同じものに触れる作業でも視点・環境を変えてみる
の2点だと思います。
①に関して。現象の全てを表現するのは想像以上にコストが必要で作品のボリュームも大きくなります。結果的に現象を成立させるための必要最低限な要素を入れ込むと終了してしまうので、その現象名を聞いて思い浮かぶような凡な印象しか表現できないことが多い印象です。
②に関して。私生活あるあるなのですが、忙しさや日常の変化のなさに思考が停止して、ただなんとなくで行動してしまうケース。これだと人生つまんねーの症候群に罹患しがちなので、印象が変わるように作業を意識する必要があります。昼ごはんだったら触感を意識させながら食べてみたり、開店直後から食べてみたりなどなど。
あと、創作は気軽であるべき!感想を小説風に書くのも作品ですし、目的を持たずパラパラ適当に写真を撮るのも作品になると思います。その気軽な創作の数を単純に増やすことができれば習慣化してたくさんの大きな創作品ができる(かもしれません)。
私は傷つけられたくない人間だ
『私は、自分で全て何とかしようとする。
他人に声をかけて断られることが自分を否定されたかのように
感じてしまうからだ。』
『私は、知り合いレベルの人間におふざけを導入することができない。
他人がそのおふざけによって傷つくのを恐れている。強いては自分が
加害者となることで傷つきたくないからだ。』
『私は過度にやってもらいたいことを勧めない。
乗り気ではないのに薦めることで相手の気分を傷つけたくない。
強いては自分が加害者となることで傷つきたくないからだ。』
これらを踏まえると自分がやらないことで相手が不満に思ったり傷ついたりすることにそこまで罪悪感に感じない都合のいい人間になってしまいます。それに自分がリードするという考え方がないために、結果的にもまた相手を大切にしていないことになります。
だからこそ「結局どう行動しても嫌な顔をされるときはあるんや!」という気持ちをもって、誰にも介入されない自分の主義を作り上げ、それを行動指針にすればいいと思います。
あと、とにかく強引にでも相手を動かしていったほうがいい!
相手との反応が始まらなければ何も出力されませんし、出力されないと自分の反応も増やすことができない…。これは創作にもつながってきます。
ただそれが難しいのも事実。きっと相手から何か言われるたびに自責の念にとらわれ、涙袋をぱんぱんに腫らすのだと思います。それでも傷ついてもかまわないぐらいの覚悟を持つことができるように何かアプローチをしないといけないのでしょう。
私が責任をもって相手を楽しませるようになるまで。
第7回自転車旅行の旅 ~around 関西
ではさきほどの「一部分だけを切り取ってできるだけ詳しく説明すること」の指針に則り、振り返っていきたいと思います。
1日目 道中
正直今回の自転車旅行は標高差もそこまでではありませんし、距離もそこまでではないし…と舐めた気持ちがありました。その目を覚ますように、いつも自転車旅行で通っている国道3号線の何気ない歩道の段差に躓いてしまい、腕をケガしてしまいました。のちほど直径3㎝ぐらいの瘡蓋ができることになります。しかもチェーンも絡まってしまい直すのに時間かかったりして大ピンチを迎えましたが、無事続行。その日のお風呂は傷口がめちゃくちゃしみて痛かった!
1日目 フェリー
自転車旅行でぐらいしか使わない交通手段、フェリー。果てしなく続く海の壮大さにすべてのストレスと悩みを放り出したくなります。フェリーが出発してからしばらくは海をひたすら眺めていました。フェリーのバイキングや寝床には子供連れのファミリーや20代の若者たち、年の差カップルなど様々な背景を持つ人たちがいました。全く違うけどこの空間にいるという共通点を持っているのはなんだか仲間感が出ていて不思議な気分です。
2日目
京都八幡市で食べた昼ご飯について。石畳の小道を抜けて、キンキンに冷えた木造の建物に来店。扉を開けるとき木の掠れた音と風鈴の音、冷気をぶわっと浴びて夏を感じます。メニューを見てみると木の葉丼や他人丼などが目につきます。調べてみると実家でよく食べていた丼でした。そういえばうちの母方の実家もこのお隣の市なので、知らないうちに文化を享受していたということでしょうか。夏バテ気味かつ京ネギが食べたかったのでカレーうどんを選択。白飯も頼み、カレーうどんの具を乗っけると箸が止まらない美味さ!会計後の「おおきに~」で関西になじんだ感触です。
3日目
自転車が伊勢市駅に到着したのが20時20分。そこから1分で鵜方行の近鉄に急いで乗ります。鵜方で降りるとどこからかともなく太鼓の音が聞こえます・・・が調べても祭りは催されていない模様。あれは彼岸から帰ってきたものたちなのでしょうか?
盆を感じつつ、本当は伊勢海老をはじめとした居酒屋で地方の魚をいただきたかったのですが、21時半ぐらいでどこもシャッター街が続いていました。よって魚民かガストかのチェーン店2択に迫られ、ガストへ。店員がペコペコしながらごった返しの客を対応しているのが印象的でした。こういうチェーン店って旅先にあると安心するのですが、頼ってしまうとここにきた意味が薄れてしまうような気がして。彼らとは適度な関係を取りたいなとつくづく思っています。結局パスタとハンバーグというプチ豪華をかましてその日は幕を閉じます。
4日目
クマが先日出没した山間の奥伊勢を国道42号線とともに渡り、紀北町、尾鷲市へと向かいます。こういう山道を走っている時こそ自転車旅行してんなという気分になれます。道の駅では鹿肉のバンズに地元大台町の茶葉のパティが使われているいかにもハンドメイド感満載のハンバーガーとポテトのセットを頼みました。疲れに肉の油と旨み、ポテトの塩味が沁みます。アイスコーヒーの苦みと冷たさで体をリセットしたのちに体の汗も乾いてきました。席を立って店を出る直前には、道の駅らしく地元の花火大会の写真展示も行われていました。なんだか町が躍動していてこっちまでうれしい気持ちになりました。
道の駅マンボウでは奥伊勢で採れたものを使った商品がずらりとならんでいました。マンボウの商品もあって文化の違いを感じるなど。めちゃくちゃ買いたい気持ちでいっぱいですが、すぐに家に持って帰ることができないので買うのは断念。この執筆後に何個か買っておこうかなと思います。
5日目
先日の夜にホテルの大画面でYouTubeの熊の殺人事件7選を見て恐怖でホテルから出たくないぐらい怖かったですが無事に山間を通過できました。車もこの日は熊野花火大会らしく交通量が多かったというのも私にとっては熊に襲われない要素でもあり心強かったです。ただ峠を下る道は数㎞にわたる渋滞で、常にブレーキ80%で下らなければいけなかったのが玉に瑕でした。熊野では歩行者用のトンネルを含む小道を通りました。トンネル内のひんやりとした真っ暗さと出口の灼熱とした真っ白さがコントラストになっていて夏を感じました。ここも人がごった返していて、これだけでも祭りを体験した気分になれました。
5日目 夜
人生初の和歌山上陸、そして人生初のサイクルトレインでした。電車から眺める夕暮れの海の景色は私がこれからここで別の人生を歩むんだと思ませんばかりの気持ちになるほど孤独感を味わせてくれます。電車で食べる関西しょうゆ味のポテチ、肉野菜炒め弁当、キンキンに冷えた烏龍茶、さわやかな味のレモン羊羹。正に放浪者って感じです。こちらから見たら乗客は地元の人たちなのですが、逆から見たら部外者感半端ないだろうな~という気持ちになりました。
6日目
夕方の大阪の都会になぜか懐かしい気持ちが芽生えてきます。確かに親せきの家が大阪にあるので夕方の外の景色も見たことはあるのですが、この街は初めてです。フェリーでは行きで既に食したものと同じバイキングしか食べられないので外食をすることにしました。とはいってもチェーン店の五右衛門です。どうしてもパスタが食べたかった・・・(パスタ中毒者)!青山吉能さんがよく食べるという紅ズワイガニと帆立のクリームソース温泉卵添えを提供20分に対して6分で食べます。提供の間には551蓬莱の肉まんの店舗位置とフェリーまでの道を暗記。この段階で充電は8%ほどで焦りが見えてきました。とは言え特に問題なく趣向の19時50分に対して19時20分に渡船場に到着しました。
7日目
あとは新門司港から自宅へ帰るだけなのですが、14時までに帰らないといけない事案が発生!休憩もなるべく減らして急いで自転車を漕ぎます。
・・・とはいえ腹が減ってはチャリは漕げない。道中の海老津ラーメンによることに。何回も通ったことのある道でしたが意外と食べるのは初めて。気分でちゃんぽんと餃子を頼んだものの、1番名物は焼き飯らしく後悔。次こそは頼むぞと決心しながら提供された飯を食べますが普通に美味しく手満足しました。
ここからは時間的に間に合わないと判断して輪行をすることにしました!半ば強制的に自転車を袋に詰め込み無事に自宅へ時間内に間に合い無事旅行は達成できました。
こぼればなし
近況報告をします。
① 弟のオープンキャンパスに家族で同行しました。はじめはうじうじしている弟の肩を押し、いろいろな体験をさせました。こう書くとめちゃくちゃ保護者ですね(笑)
私は私で自分の学部とは異なる理学部や工学部の展示品を見回りました。パンフレットをもらいすぎて紙で手を切ったのだけが嫌な思い出。ひ~~思い出すだけでも痛い!!
② ぼざろRe:Re:観ました。前編に比べるとネタのシーンも多く緩いな~と感じる部分もありましたが、OPをはじめとした曲演奏の部分などは流石でした。『星座になれたら』の演奏シーンもめちゃくちゃ良くて聴けば聴くほど涙が出るのをこらえて感動してしまっている自分がいます。
③ 最近親友といっぱい喋ることができ、自分の過去を振り返ったり自分の思考を客観的に判断してもらったりなどができて満足です!来年から離れ離れになると思うと中治り現象みたいで嫌ですが・・・。とにかく悔いの残らない残りの生活を共にしていきたいですね。
④ 8月30日は台風直撃で午前中に帰りました。早く帰って自分のことができるのに加えて、普段怒らないことが起きる珍しさにうきうきしている自分がいました。平日にZoomで共同作業しながら夜更かしってラボ生活直前の日常を思い出します。あの頃は不安ごとが少なくて元気だったな~。
⑤ うえすたんでステーキを食べました。ステーキって本当に食べる機会がなくていつか食べに行こうと思い早数年。どうせなら今まで行ったことのないお店に行こうとのことで、本店をチョイス。
メニューには赤身、ヒレ、サーロイン、うえすたんオリジナル肉と並びます。うえすたんオリジナル肉は繊維が多く安い部位とのことで次に安い赤身をチョイス。商品はレアで提供されました。早速口にほおばると、柔らかい歯ごたえでめちゃくちゃおいしい!今まで日和ってミディアム注文していましたが、これからはレアで注文しようかしら・・・。つけあわせのにんじんとじゃがいももほくほくで甘くて美味しかったです。
終わりに
最近読み手が読みたくなるわくわく感満載の文章が書きたいなと思いつつ、メソッドの確立に試行錯誤しています。行間を開けすぎても相手にはうまく伝わらないのです (そこから生まれる良さもあるのですが)。
9月もすでに色々な人に会う予定が入っております (当社比)。今までは人間関係の変化に恐れてせっかくのチャンスも断ったりしてきましたが、こういうイベントを機に少しずつ広げられていったらいいなとは思います。
では今月の総括はこのあたりで終わりにしたいと思います。
それではまた。
神湊みあ
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