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【過去エッセイ】反省文にプロってあんの?若かりし高校時代

今回は、育児の話でも何でもない。

単に、高校時代の過ちを思い出したので書き留めておこうと思った。

若かりし頃の過ちを読んで、クスッとしてもらえればと。

つらつらと書いていこうと思う。長いです。



過去の過ちの数々は、目次から飛んでいただきたい。


中学時代

中学時代にまで遡る。

見た目はどちらかというと、チャラチャラしていた。

勉強は割とできる方だったと自負しており、

テストでは9割超えの点数をほぼ全教科でたたき出し、

提出物も期限内に提出する。

ただ一つ、自分の欠点だったのは、

授業に対して不真面目な姿勢であったこと

授業中は、喋ったりふざけたりと、真剣に取り組まない。

今思えば、他の人には迷惑だっただろうし

先生からすると、鼻につく中坊だったと思う。


高校入学当日、席を疑われる

そんなまま、高校に入学をした。

私の通う高校は、京都府内の公立高校で4番目くらいの偏差値を誇る、理系の進学学科だった。


入学式初日なんか、自分のクラスの座席表を確認して座っていると

クラス間違えてませんか?

と前の席の真面目くんに言われた。

座席表を見ても、自分のフルネームが書いてある。

単純に、賢い人の学科に似合わない見た目だったんだろう。


髪型がファンキーすぎて呼び出される

見た目の話でいうと、髪型を一度だけソフトモヒカンにした。

写真のように整髪はしていないが、まさにこんな感じで。

すぐに、生徒指導の先生に見つかり呼び出しを喰らう。

後述にも登場するが、この生徒指導の先生がとにかく怖い。

見た目は、オールバックの眉無し、ほぼヤクザみたい

加えて、すぐ怒鳴るし口調も荒い。

みんなこの先生にビビッていた。

そんな先生に呼び出されたのだ。もちろん頭髪のこと

お前、それ床屋で居眠りしとったんか?
風紀を乱すから、すぐに床屋行け。
短くしてこいや。
あと、反省文も書け。
今日の放課後に見せに来い。わかったな

授業後、教室に残って反省文を書いた。数人の友達に茶化されながら

反省文は無事に提出し、その日散髪をしに行った。

最終、こんな感じで許された


美術で製作した作品で遊んで呼び出される

そんな呼び出しの話ついでに、別の呼び出しされた話をしておく。

美術の授業で、木の角材を彫刻刀で彫って、ハマグリを作る課題があった。

私は、完成したハマグリでラグビーをした。投げてパスをしてた。

美術の先生に見つかり、担任の先生の耳に入る。

速攻、担任の先生に呼び出される。

自分の作った作品は我が子のようなものです。
投げて遊んでいいものではありません。
もっと大事に扱いなさい。
はい。反省文。
放課後までに見せに来なさい。

また、授業後に反省文を書いた。また、数人の友達に茶化されながら

「お前らも一緒に投げたやんけ」とか言いながら


授業中に漫画を読んでいたのがバレて呼び出される

本題に戻る

前述でもお察しの通り、高校に入学してからも、授業態度を改めることはなかった。

だが、中学時代と違うのは周りの生徒である。

府内4番目の学科ということもあり、平たく言うと、みんな賢い。

授業中に喋り相手になってくれる人などおらず、

当たり前に授業に集中している。

私も中学の時のようにはいかないと察したのか、

真剣に授業を聞こうかと、意気込んだ。

だがしかし、どうしても退屈になり飽きてしまう。

次第に、1人でできる暇つぶしを探し始めた。

その当時、自分の持っている漫画を学校に持ってきて貸し借りをするのが流行っていた。

無論、みんな休み時間や家で読んでいた。

私は、友達に借りた「名探偵コナン」を授業中に読んだ。

教科書でカモフラージュしながら、読んだ。

想像できるだろう。

しかし、長くは続かない。

すぐに見つかってしまう。

事件の名推理に熱中しすぎて、先生が背後から迫るのに気付かなかった。

当然のように、担任の先生にも話がいく。

担任の先生に呼び出される。

授業中に漫画を読むなんて言語道断。
周りの人にも迷惑がかかる。
授業をしてくれる先生にも失礼だ。
はい。反省文。
放課後までに見せに来なさい。

またまた、授業後に反省文を書いた。
またまた、数人の友達に茶化されながら。
今度は私を囲むようにして茶化す。儀式かってくらい

ただ、反省文を書きながら私は思った。
静かに漫画読んでるだけやし、誰にも迷惑かけてへんやん。

この反骨心みたいなものが次の事件を起こす。


授業中に漫画を読んでいたのがバレて呼び出される(2回目)

前述したように、反省の色は当時の私にはなかった。

懲りもせず、また「名探偵コナン」を読んだ。

同じ手口で、教科書にカモフラージュして。

ただ、今回は違った。

皆さんの学校でも、授業中になぜか教頭先生が見に来ている、ってことなかっただろうか。

その日も、そういう日だった。

後ろの扉から教頭先生がひっそりと入って来て、見学をしていたのだ。

それには全く気付かない私は、コナンに夢中になっていた。

教頭先生が背後に迫る。

それでもまだ、夢中だった。

ポン、と手が肩にかかる。

そこからどうなったかはあまり覚えていないが、

とりあえず、生徒指導室にいた。

授業していた先生・担任の先生・生徒指導の先生(前述の人)

が並んでいた。

生徒指導の先生が口を開く

お前、これ2回目やな。
前回で反省してなかったっちゅうことか?
それも、授業中に漫画を読むってどういうつもりやねん!
バァンッ!!!

「名探偵コナン」が机に叩き付けられる。

(友達に借りた「名探偵コナン」やのに、、、)

なんて考えている暇もなく、

お前がなぁ!
将来、名探偵になりたいんです。
って言うんならわかるけどやな!
そのために勉強してますってことか!?

私「はい、名探偵になりたいです。」

咄嗟に口から漏れた。口のフィルターの網目を全てかいくぐって。

担任の先生が大きなため息をつく。

生徒指導の先生には、どちゃくそ怒られるなと思ったが、

そうか。
そうやとしても、授業中に読むのは良くない。
休み時間とか、家に帰ってから読め。
わかったな!
とりあえず、漫画は没収しておく。終業式の日に返す。
はい。反省文。
放課後までに見せに来なさい。

意外な返答すぎて、呆気にとられた。
授業をしていた先生と担任の先生も含めて。

そして、テンプレみたいになってきた反省文を持って解放された。

さすがに、クラス中で話題になっており、戻るやいなや茶化された。

n回目の、放課後に反省文を書いた。

n回目の、友達に茶化された。次は私の周りで、祭壇に祈りを捧げるかのように

そうして、反省文を持って担任の先生のもとへ行く。

これまでの反省文は先生が受け取って、おしまいだったのだが

今回は凶悪性が高いからなのか、

生徒指導の先生と読んでくるから待ってなさい。

と言われた。30分くらい待ち続けた。

戻ってきた、担任の先生から

君の反省文は、素晴らしい。
我々の言いたいことがしっかり理解されていて
君の反省すべき点もわかっている。

意外すぎる返答だった。意外というよりかは、その返答は正しいか?って思えるほどに

教室に戻ると、祈りを捧げる奴らが待っていた。

30分以上帰って来ないから、何かトラブルがあったのかと思っていたらしい。

要するに、野次馬。

一連の流れを説明し、反省文を褒められたことを教えた。


帰り道、友達がこんな一言を漏らす

反省文のプロっているんやなぁ

俺ってもしかして、名探偵より反省文のプロの方が向いてるんじゃね?
なんてバカなことを話しながら帰る。

この事件を最後に、卒業するまで私が反省文を書くことはなかった。


くそ長い話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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Kamikyo
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