現役ゼミ生が解説!『オンライン授業でもグループワークはできるの?』【"ハイブリッドゼミ"を目指して②】
前回に引き続き、オンライン授業に移行するにあたり、私たちが疑問に思った点を中心に、解説いたします。
Q.オンライン授業でグループワークはできるの?
A.同時双方向型なら可能、しかしまだまだ改善の余地はありそう
zoomを用いた同時双方向型の授業では、「ブレイクアウトセッション」機能を活用してグループワークを行っています。
[ブレイクアウトセッションの利用方法]
①ホストのパーソナルページにログイン
②「設定タブ」→「ミーティング」を確認
③「ブレイクアウトルーム」をオン
このブレイクアウトセッションを利用すると、会議から退出せず、何人かずつに分けたグループワークを行う事が出来ます。
ホストは自由に各セッションを行き来することができるため、教授がグループ間を巡回することも可能です。
ブレイクアウトセッションは時間を限定して利用することもできます。
その場合、画面の端に残り時間が出るため、対面授業よりも時間管理が細かくできるようになりました。
上久保ゼミでは前半に書評の発表、後半にCAを行います。
対面授業時、書評は近くの人と4人程度のグループを作って発表し、CAは2グループに分けて行っていました。
しかし、zoomへの移行に際し、書評のスタイルを変えました。書評の時間からブレイクアウトセッションを2グループに分けました。従来は一人10分近く発表・質疑応答の時間を設けていましたが、書評の1人あたりの時間を5分程度に短縮し、CAは通常通りに行うようになりました。
ブレイクアウトセッションに移行する際、少々時間が掛かるため、効率化を図るためにもこのスタイルになりました。事前にグループ分けをする事も可能ですが、出欠確認も兼ね、授業の冒頭でブレイクアウトセッションを振り分けています。
しかし、今まであった大きなグループの中から更に小さなグループを作って話をすることは、ホスト側がブレイクアウトセッションを設けない限り、zoom内では厳しいのが現状です。
上久保ゼミでは全員で話し合うようなグループワークはないためデメリットに感じませんでした。
これに対する解決策として、「一時的にミュートにし、個人間でLINE通話等別媒体で話し合う」を提案します。実際にゼミ生が指導した下級生が活用していました。二者でのプライベートチャットはzoom上でもできますが、複数人で話し合う上ではかなり効率がよい方法ではないでしょうか。
話し合っている内容がホストである教授が確認できない点は今後改善の余地がある課題ではありますが、zoomだけではなく、既存のツールを使えば工夫次第で無限の可能性に溢れているようです。
[まとめ]
☑「ブレイクアウトセッション」を使えばzoom内でグループワークが可能
☑若干の手間が掛かるが、事前に設定することも可能
☑工夫次第では更に使い方の幅が広がりそう
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