20220903 物事の手順と学びと
手順を間違えると後で二度手間、三度手間になることがある
でも学びの場ではあえて手順を示されない場合もある
今日は古民家を再生するためのお掃除をするワークショップに参加した
主催するリーダーからはお掃除の心得として
浄明正直と掃除後の瑞気の説明があった
そして古民家の神棚に全員でお参りをして
三々五々参加者がそれぞれできることに手を付けた
一度皆が箒や雑巾で埃を落とし掃除機をかけたところに
誰かが電動ブロアーを持ってきた
ものすごい勢いで風を吹き付けられるから
なかなか取り出せない長押に溜まった綿埃を
一気に噴出させることができる
掃除機掛けをしてすっきりした部屋に
このブロアーを使うとまたたくさんの埃を散らかすことになる
なんとも悩ましかったけれども
目的はこの古民家で暮らせるように
すっきりお掃除をすること
そう思ってあえて脚立を用意
ブロアーで長押に溜まった綿埃を吹き飛ばし始めた
そしてみるみる床は綿埃だらけになっていく
それまでに梁や鴨井、長押の上を掃除してくれた人
綿埃の散らかった床に再度掃除機をかけてくれた人
みんなにとっても申し訳ない
正直なところ
どうして手順を指示を出してくれないんだろうと
リーダーに不満を感じつつも
手を付けた以上は全部したいと思い
ブロアーですべての長押の綿埃を吹き飛ばして回った
誰一人文句も言わずにまた掃除機をかけたり
みんなゴールに到達するために
黙々と自分の作業に集中してくれていた
たかが掃除?
いやいやこんなに奥深い学びを与えてくれる
手順を習って学べる事
手順を知らずに学べる事
掃除が終わった後に
綺麗になった部屋でひとり考えていると
浄明正直の意味がよく解ってきた
そして瑞気に満ちた部屋で
柏手を打つと
家中に住んだ音が響き渡った
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