20230817 弱さとは
ヒト以外自らの #弱さを嘆く 生き物はいないですよね
他の生物にはそういう精神構造はないのでしょうから
では何故ヒトだけが弱さを嘆くのか
ヒトの祖先が狩りをして暮らしていたころは、狩りの道具があるからこそ生き物を獲って食べることができるし、肉食獣に出会った時にその道具で相手を追いやることができることを、そしてその道具を同じヒトに向ければ
いともたやすく相手を傷つけられることをよく解っていた
そう道具がなければ、ヒトがどれだけ弱い生き物かということをしっかり理解していたのでしょう
誰もがみな弱いということを知っていたからこそ、そこに共生の知恵が生まれ、互いに手を取り合って暮らしてきた
ところが現代社会に生きる私たちは
ヒトがいかに弱い生き物であるかということを忘れてしまっている
子供の頃に飼った虫や魚はいとも簡単に死んでしまうのに私達は死なない
可愛がっているペットが死んでも私達は死なない
身内の誰かが病気で亡くなっても私達は死なない
そういう観念を植え込まれているので、自らの死の恐怖に氣づいた時、私たちは恐れおののく
では、これだけ安全で食べるのにも困らないこの世の中に死の恐怖などあるのでしょうか
実は周囲と共生できない時、それが死につながということをヒトは本能的に理解している
だから共生するべき社会に帰属しているために必要な何かの欠如に氣づいた時に死の恐怖を味わう
それが弱さの根源なのだと思います
でも共生に必要なものなんて本来ないのです
今の世の中そんななにかを持っていなければ生きていけない、そんなものなんてないのです
持っていない同士が支え合うから共生なのですから
持ってないことを隠さず、自らを認めて、助けを求めるだけ
それでいいんです
ヒトはもともと弱い生き物ですから
長さんが言っていることってそう云うことなんでしょうね
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