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【2024/7/18】サヴォア邸(Villa Savoye)見学

パリから足を伸ばして、ル・コルビジェの代表作の一つであるサヴォア邸(1931年竣工)を見学してきましたので、その時の写真を振り返りたいと思います。

サヴォア邸へのアクセス

サヴォア邸の最寄り駅はRER A線のPoissyです。パリ市内からだと5€でした(現在はオリパラ期間につき6€のようです)。Ticket T+では行けないのでご注意ください。

Poissy駅 A線の終点駅の一つ


Poissyからはバスでアクセスできますが、私は30分歩いてみました。Poissyの街や住宅街もフランスらしくて、散歩道としては飽きませんでした。

サヴォア邸最寄りのバス停

見学

チケットは入口の受付で購入できます。基本9€ですが、18歳未満だと無料になったり、団体割引があったりします。


建物の外まではチケットはいらない

建物内の説明では、ル・コルビジェの近代建築についての5つのポイントが強調されていました。

①ピロティ(Les pilotis)
②屋上庭園(Le toit-jardin)
③自由な平面(Le plan libre)
④自由なファサード(La façade libre)
⑤水平横長な窓(Les fenêtres en longueur)

ピロティは駐車場としての機能も想定されていたそう

地上階から屋上庭園にかけて、スロープで移動できるようになっていて、天気が良かったのもありますが、「建物を散策する」というコンセプトは体感できたように思います。


スロープで地階から屋上庭園まで辿ることができる

また、外から建物を見たときに、屋上庭園の存在を視認できないことにより、実際に庭園に行った際に、建物外部に対するプライベート性を強く感じました。


屋上庭園

全体的に戦前の建物とは思えない部分が多いのですが、水回りに関してはかなり古さを感じました。建物の現代的なモデリングに、居住に必要な技術が追い付いていなかったことも、最終的に持ち主がこの邸宅から離れてしまった原因の一つなのでしょうか。

時代を感じる流し場

まとめ

Poissyはザ・パリ郊外といった感じの落ち着いた雰囲気の街で、サヴォア邸はそんな住宅街の中にたたずむ別荘、といった感じでした。観光客はそこまで多くなかったのでゆっくり見学できました。日本人向けのパンフレットもありました。


Poissyのメインストリート
街中にル・コルビジェの銅像があった
肉屋の標識になぜかサヴォア邸のロゴ 
サヴォア邸がPoissyのシンボル的な扱いとなっていることがわかる

Bienvenue à la villa Savoye à Poissy (villa-savoye.fr)

サヴォア邸 HP


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