遊戯王の履歴書 その3

2009年後期

当時は制限改訂が半年に一度で8月のVジャンプの発売数日前に2ちゃんねるにフラゲした制限がアップされるというものだった。
猫シンクロ関連のカードの大幅な規制やDDBがリリースから最速で禁止になる等環境の健全化を図った改訂だと感じた。
緩和組のカードでは馬頭鬼の緩和が目玉だった。
制限改訂後、海外産カードが来るまでの環境で私は旋風BFを使用していた。
シュラやカルート、旋風のカードパワーとゴッドバードアタックのおかげで罠デッキに有利がついているのが魅力だった。
この時期くらいにハイカラ横丁という今は閉店してしまった昔の静岡のプレイヤーが集う店に通いはじめてカード以外でもよく遊ぶやまとさんやクロルやコーヒーや静岡の王とんかつさん、2ちゃんねるの人気者ヤハチさんや東海CS覇者のポイズンさんと知り合ったのもこのくらいだった。

シーラカンスの専業だった記憶がある。


有名vtuberの中の人もいたと聞いた。
中々濃いメンツだったと思う。
カードの話に戻るが海外産のカードが来るまでは群雄割拠している良環境だったがシンクロアンデの展開力が凄まじく少し抜けているように感じた。
2009年9月19日

Charge of the Light Brigade

光の援軍が来日し環境が大きく変わる。
海外ではライトロードが暴れておりその理由がこのカードだった。
ライトロードのサーチや墓地肥やしによる初動の安定度を段違いに高め海外環境ではライトロード一強の環境になっていた。

日本では準制限に緩和された馬頭鬼等シンクロアンデのギミックをサブギミックに組み込んだライロアンデが流行。
後にそれを対策した酒呑ネクロやスターライトロードを採用した次元メタビート、通称次元エアトス等が台頭。
環境終盤には次元エアトス等罠デッキに強く出ることができる旋風BFが復権することになる。
ライトロードの一強環境になるかと思われたがメタが回っていた。
次元エアトスは、確かmh杯というDO(現在でいうADSのようなもの)の大会で入賞したレシピが初出だったと思う。
当初は、スキドレバルバのようなメタビートタイプが多かったが次第にアナザーネオスとデュアルスパーク等が入った光デュアル型に移り変わっていった。
このタイプは後のヒーロービートの雛形となっている。

酒呑ネクロに使用されていた酒呑童子というカード。
このカードには逸話がある。
Vジャンプのカード紹介のページで当時の日本代表がリミテッドエディションのカードを使ったデッキを紹介するコーナーがあったそうで酒呑童子のカードを担当することになった人物が無限ループを思いついてしまいカードの効果が公に発表されるまえに内部でエラッタがあったというのだ。
元の効果がどんな効果だったのか本当に気になる。

2010年1月

氷結界の龍トリシューラがリリースされる。

旋風躍進の理由の一つ。
手札フィールド墓地に対象を取らずに触れるカードが弱いはずがなく前評判通りに強かった。
2ちゃんねるのフラゲによって1ヶ月後にはこのカードを先攻で3枚出すことが出来るテーマが来ることが周知されていてライトロード系統のデッキがあまり好きではなかった私はそのデッキをプロキシで回しはじめたのだった。


2010年2月
新規が追加され先攻でトリシューラを3枚出すことができるインフェルニティが環境入りする。
この影響でゲームの付録だったインフェルニティデーモンは1枚5000円程まで高騰していた。
ちなみに先述のトリシューラは6000円程だった記憶がある。
この頃には道具にお金を出し惜しみしない考え方になっていたのでカードがどれだけ高くても必要な物ならば仕方ないため無の感情だった。

インフェルニティは、デッキの性質上寒波を採用出来なかったため初期の構築は罠の踏み越えにくかった。
黄金櫃を採用しスターライトロードのケアでハリケーンを加えるプランは革新的だった。
9月制限も終盤でありフルパワーのライロアンデに喰らいつけるデッキは改訂でインフェルニティと旋風BFの2つしか残らないだろう。
そして今年も選考会期間がやってくるのであった。


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