切ったよ 雪の結晶
12月31日
チラチラと雪が降りました。遠くの空は晴れていて、家の周りには厚い雲がかかっているような天気で、細かい雪が落ちてきました。
雪の研究をしていた中谷宇吉郎(なかや・うきちろう)さんは「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残しています。
初めてこの言葉に触れた時なんて素敵な表現なんだろうと思い、作ったのがこの雪の結晶の切り絵です。
雪の結晶のイメージ、六角形を白い紙で箱形に組んんで中に電球を仕込みました。
雪の結晶の角から伸びた枝部分は天使のイメージです。
「天から送られてきた手紙」とは天使の歌声のような気がしたのです。
熱がこもらないように切り絵で抜き部分を作りました。背面はこの切り込みのみです。
白い紙のみを重ねると普通は何のモチーフを切ってあるのかわからなくなるのですが、光を通すと、紙の重なり、紙の厚みで陰影がついて何を切ってあるのか浮かび上がってきます。
2022年が明るく照らされる年であることを願って。