DAISETSU Digital Academyに潜入取材!「上川町でeスポーツチームを立ち上げ大会を開催しよう!」2023年11月25日
大会の開催方法を学ぶ
eスポーツ。もちろん知ってはいるけれど、どんな世界が広がっているのか深くは知らない。今回子どもたちと同じ目線で参加しました。
東京から来た講師さんのもと、和やかに始まる会。早く来た子はゲームをしていたりします。
参加者は、小・中・高校生男女が入り混じり10名弱。都会ではなかなか見かけない組み合わせに、とてもほっこりとした気持ちで、ワクワクした気分に。
「前回はロゴとユニホームを作りましたね」と、振り返りから始まった勉強会。
なかなか本格的なロゴが出来上がっており、さすがだなー、と話を聞いていたところ、衝撃のスライドが。
「大会は賞金1.4億円です」
「スポンサーという広告主がつきます」
「大会を開くにはお金を集める人も必要、あとはどんな人が必要だと思いますか?」などなど、
eスポーツの実際の大会を紹介しながら、イベントを計画する為の具体的なお話が進みました。
子どもたちも
「イベント運営者が必要そう」
「宣伝する人も必要だよね」
「会場の手配がいるな」
など、とにかく現実的で、真剣に自分ゴトとして考えているからこそ出てくる、裏方の人たちの仕事まで考えた打合せが続きました。
ワークショップで大会名を考える
後半は、チームに分かれてワークをしながら進めます。「大会名」と、なんと大会当日のナレーションの「台本」!まで作ります。
参加していて感じたことは、世代の異なる子どもたちが同じ場所で同じことに向き合えていること。
学年で分けられることに慣れている子たちには難しいことなのでは、と感じていましたが、この場では、その様子はありません。
上川の子たちは、普段から自然に多世代との交流をしているからこその雰囲気なのかもしれません。
大会名は、大人も交えて多数決。
「色々な人の視点も入れたいから」という投票の理由が、心に響きました。
講師:善浪先生
ーー上川町の子たちにeスポーツを教えてみていかがでしたか?
善浪さん
私は子どもが好きなので、上川町でこのような講師ができることがうれしいです。
ちょっと思春期なのか恥ずかしがってしまう時もあるのですが、みんな協力的でいい子ですよ。
都会の子たちは、世代の違う子たちで集まることがなかなかないと思うのですが、上川町の子どもたちは人口が少ないこともあるからか、高校生が小学生をないがしろにする、といったことも一切なく、みんな仲が良いですね。
ーーeスポーツを通じてどのようなことを伝えていきたいと思われますか?
善浪さん
eスポーツは、年齢も場所も関係なく一緒に楽しめることが良いところです。
子どもと大人がつながれる機会になっているという面もありますが、なにより子どもたちが「楽しんだ」ということが、この企画の成功だと思います。
大会も盛り上がってもらい、eスポーツで楽しんでもらえればです!
上川だからこその学び
「コミュニティスペース」という響きをよく聞いていましたし、なんなら私自身でもそういった場にお世話になることも多くありましたが、人と人の出会う場では、どうしても我と我がぶつかってしまうこともありがちなもの。
PORTOでは、こういった勉強会だけでなく、やりたいことがあって相談しにくる人、宿題をやりにくる小学生、ちょっと雑談しに来ただけの人、コワーキングスペースで仕事をしにくる人、様々な人が出入りしていました。
新しいことを始めに移住してくる人が多い印象の上川町。移住者も元々の住人もとにかく垣根なく、とにかく前向き。
そんな町の雰囲気を象徴する、PORTOという『場』で行われていた縮図のようなイベント。
実際のeスポーツ大会が開催される楽しみと共に、こんなフラットで開けたイベントに参加している子どもたちが、大人になって、どんな楽しいことを計画していくのか、そんな楽しみにもつながるイベントでした。
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