山とコーヒーと(中山連山編)
暑い日が続いていたのでお休みしていた山歩きを再開。
始まってすぐですが唐突に回想シーンへ。
マスターが中型バイク(エストレヤ)に乗っていた頃の話。
「雨の日でもバイクに乗るのが本物のライダーだろ」
当時のバイク好きの上司に言われた言葉だが、雨粒が身体に当たって痛いので内心「何を言ってるのだこの上司は、乗りたい時に乗ったらいいじゃないか」と思っていたマスター。
もしその上司が山歩き好きならこう言うだろう。
「暑い日でも山に登るのがハイカーだろ」と
それならマスターはこう思うだろう。
「何を言っているのだこの上司は登りたい時に登ったらいいじゃないか」と。
そんな十数年経っても成長していないマスターが向かった先はこちら
ここは阪急電鉄宝塚線山本駅北出口を出たロータリーのとこ。
「宝塚」というワードが出るとざわつく11月に宝塚市の中山を歩いてきました。
今回は中山最高峰を目指す中山コースで
<スタート>
阪急電鉄中山駅
↓
最明寺滝
↓
宝塚ロックガーデン
↓
中山最高峰
↓
天宮塚
↓
中山寺
↓
<ゴール>
阪急電鉄中山観音駅
休憩時間込みで5時間ぐらいの所要時間を予定
いざ出発。
両サイドに畑が残っているのどかな住宅街を歩いていると、通勤ラッシュなのだろうか結構な台数の普通車が割とスピード出して通っていく。
緩やかな坂道で身体がほんのりと暖まり
中山駅から15分ほどでいざ入山!!
樹林帯をしばらく歩いて大聖不動尊をくぐり辰巳橋を渡る先は最初の分岐点が。
右 最明寺滝
左 中山最高峰
複数人のキャピキャピハイキングなら最明寺滝のマイナスイオンを浴びるとこですがロンリーハイカーのマスターは黙って即左ルートへ向かいます。
「ザッ、ザッ、ザッ、、、、」
ロンリーを強調するかのように枯れた落ち葉の踏み音だけが山中に響きわたる。
さて
色づき始めた連山を見ながら樹林帯をゆっくりと歩を進めていくと、、、地形が岩山に変わり初めの難関である宝塚ロックガーデンエリアへ進んでいきます。
スマホをポケットに入れて両腕で命綱を握り
岩上を1歩ずつ登っていくと、、、
本番の宝塚ロックガーデンがこちら。
見上げるくらいの大岩をどうやって登るのか、命綱はなし。
答えは一つ
「進むしかないでしょ」
直立たちは無理なので腰を落とし乾いた岩肌を這いつくばるようにすすむ。この姿は決して他人には見せられぬ。
登り切った先の鉄塔付近に一息つけそうなスペースがあったので「ロックガーデン滑落注意」の表示を見ながらちょいと甘いものでエネルギー補給です。
しばらく続く稜線には秋の草木が咲き自然を感じる事ができ、また木々の隙間から見える宅地開発場やゴルフ場などからは現実世界を感じることができます。
<秋の草木達>
しばらく稜線を歩くと再び登りが続く。
フェンス囲まれた登りをひたすら歩くと、、、
おっ!相変わらず強い風歯吹いていますが辺りの雰囲気が変わる気配、、、
おっ!
唐突な頂上の登場でマスターの気分も上昇。
風は強いですが景色が良く心は達成感で一杯です。この達成感があるから山歩きはやめられないですね。
ちょっと早い時間ですがお昼ご飯を食べようかな。
今回はいつものおにぎりにプラスして始め持ってきたものがあるのです。
それは、、、!
ペペロンチーノ
山でペペロンチーノ。
ここはイタリアンレストランじゃないですよ
立派な山中。山中でペペロンチーノが食べれるなんて信じられません。
お湯を注いでしばし待つ
温かくて美味い。
おにぎりとペペロンチーノ交互食べは最高ですな。
食後のコーヒータイムも忘れずに。
ホッと一息。
余韻に浸ってるので動きたくないですが食後のコーヒータイムを終え下山する準備しながら
目を閉じ再び開けると、、、瞬間移動みたいに下山してないかな、、、さあ妄想をやめて下ります。
帰りの駅は阪急電鉄中山駅。
ルートが複数ある中天宮塚を経由して沢を通ることに。
沢には「太子の霊泉」がありどんなものかというと沢の中の岩から噴水のように噴き出てるんでよね。
割と勢いがよくて不思議な光景です。
頂上から下ること1時間。
土の路面からアスファルトの路面に変わるとそこはもう下界。
民家の庭のもみじがこの日1番の紅葉具合で山登りしてきた身としては何ともいえん複雑な気持ち、、、
中山寺の境内を通り抜けて阪急電鉄中山観音駅に無事に到着。
2023年も色んな山を歩きましたが2024年も継続して登りたいですね。
<マスターの山歩き記録>
日時:2023年11月20日(月)曇りのち晴れ
場所:兵庫県/中山連山
山歩きタイム:5時間3分(休憩含む)
走行距離:9.79km
持ち水:2000ml×1本 500ml×1本
行動食:押し出す羊羹/ペペロンチーノ/おにぎり
<マスターのひと言>
山中のペペロンチーノはあり
かみかわ珈琲焙煎所
河上