山とコーヒーと(比叡山編)
こんにちはマスターです。
2022年1月から唐突に始めた山歩きも年内最後となりました。
「比叡山」
比叡山を選んだのは登山YouTuberの「こうたろさん」が歩いていた点と同世代という点が決め手ですね。
それでは〜。早速〜。2022年のラストを締めくくる山へ行ってみよっ!
(こうたろさんの決め台詞)
こうたろさんが気になった方はこちら
↓
ここはAM8時のJR湖西線比叡山坂本駅。
さっ。
寒い、、、
暖房の効いた電車から降りるとキンキン冷えた空気に今季最大寒波がプラスされてなんだか冷凍マグロになった気分になりましたがゴールの京都府修学院駅目指して山歩きスタートです。
<今回のルート>
①JR比叡山坂本駅
↓
②日吉大社
↓
③延暦寺
↓
④大比叡(山頂)
↓
⑤修学院駅
日吉大社の門前町は所々に歴史を感じる要素がありますが想像より現代的にシンプルでコンビニが一軒ある程度でなぜか蒜山ジャージー牛乳の自販機と耳が痛い看板がありました、、、
10分ほどで日吉大社に到着。
先が長いので今回は鳥居だけ潜ってスルーします。
大比叡山頂までは複数のルートがあり最短ルートを下調べした結果日吉大社を左折します。
この辺りを歩いているぐらいから身体の芯からじわっと温まり自然と歩く速度が上がります。
比叡山坂本駅から30分ほどで無動寺谷口登山口に到着。
気温1度の中いざ比叡山へ進山!
針葉樹林道を進んで行くと早速「ガサっ!」と草むらが揺れ、音がする方向へ視線を向けると先頭の野生鹿Aと目が合う。
目が合うと急いで急斜面を登る鹿A.B.C.D。
「驚かせてしまったか、、、」
山歩きをしていると結構な確率で野生動物に遭遇します。
野生動物の棲家である山へ人間が侵入しているわけなので当然といえば当然なのですが。
さらに進んでいくと
「引き返せ〜」
マスターの行手を阻むように両脇の木々の幹同士が激しく音を立て揺れRPGならこのへんでイベント突入の展開ですが急な石階段を登って心臓がバクバクの状態なのでそれどころではございません。
石階段を登り切ると道幅が狭まり備え付けの
貧相な鎖を掴み進んでいきます。
強風に煽られたこともありこれがまぁまぁ怖かった。
デンジャーゾーンを抜けて「遠見岩」に到着。
展望が良いのでここらで小休憩です。
休憩中でも風が吹き荒れ、収まる気配がないのでフードをかぶって前進します。
フードを被るとバルタン星人を彷彿させるシルエットになりますがここは背に腹はかえられません。
小休憩後はしばらく急登ゾーンです。
途中には展望感がゼロのミニ展望台や平安時代の歌人紀貫之の墓やまったく見えない景観説明板などがあり比叡山の景観には事欠かないですね。
「ガガガガガガッ」
突如辺りに響く機械音。
自然満載の山中にケーブルカーが下っていきます。
どうやら比叡山延暦寺まではケーブルカーで昇り降りが可能のようで途中下車が可能なミニ駅舎がありました。
ケーブルカーを利用される方はこちら
「比叡山坂本ケーブルカー」
文明利器に負けるか!
と我ながら変な対抗心でケーブルカーの脇を自力で登るマスター。
そしてふと気温計に目をやると0℃の表示。
吐く息は白く足元に目をやると地面も白い。
その白い正体は、、、
「雪」
今季最大の寒波の影響かケーブル延暦寺駅付近まで登ってくると雪が積もっていました。
スタートから2時間程でケーブル延暦寺駅に到着。視界が開け眼下に広がる琵琶湖の景観が素晴らしいのでしばらく眺めておりました。
「この景観を眺めれることが山歩きの醍醐味の一つですね」
「ぐぉぉ〜んんん」
琵琶湖を眺めている最中ちょいちょい聞こえていた身体の中に響く鐘音。
その正体は反対側の延暦寺。
大比叡山頂へ行くには通るルートなのでケーブルに乗ってきた方々に混じって延暦寺へ向かいます。
通常延暦寺内へは拝観料を払って入りますが
山頂へ向かうハイカーは延暦寺内のお堂を見学しないという条件ならなんと無料。
ハイカーの方は入り口で忘れずに山歩きの旨を伝えてくださいね。
延暦寺内を最短ルートで通り抜けるとあたり一面真っ白な世界へトリップ。
雪を見るとテンションが上がるのは幾つになっても変わりませんな。
初めてのスノーハイクと初雪にテンションが上がるマスター。アイゼンやピッケルなどの装備を持っていないので足場を確認しなからゆっくりと歩みを進めていきます。
ちなみに気温は言うまでもないですがマイナスです。
これはダイヤモンドダスト??
画像ではわかりにくいですが木々の間から陽光に照らされてきらきらと光っているんです。
これでキタキツネが出てきたら北の国からの世界ですよほんまに。
しばらく歩いていくと、、、
突然の大比叡山頂が姿をあらわし
登頂!!
比叡山坂本駅から歩いて3時間ほどで山頂に到着です!
この山頂は案内板などが設置されておらず
うっかり通り過ぎる可能性があるのでYAMAPなどで位置情報を確認しながら探してください。
山頂に着いて安心したのか急にお腹が空いたのでおにぎりタイムへ突入です。
今回はいつものおにぎりにプラスしてチキンラーメンを持参しました。
雪山でチキンラーメンをどうやって食べるのかというと、、、
うっ、美味っ。
雪道を歩いて疲労した身体にじんわり染み入り山で食べるチキンラーメンは最高ですね。
おにぎり→チキンラーメン→おにぎり、、、の無限ループでマスターの体力も回復!
おにぎりタイム後はゴールの京都の修学院駅を目指して下山開始です。
京都側の比叡山も積雪があったり倒木も多々あったりするので滑ったりしないように気をつけて下山していきます。
半分ほど降りてきたら京都の街並みを眺めるビュースポットに到着。ここでコーヒータイムをとり最後の一踏ん張りする準備をします。
冬の山コーヒー「KANNAGI」は深々と冷える山中によく合う深煎りコーヒー。
チキンラーメンとは異なる染み入る味わいが美味いですね。
コーヒータイム後は「雲母坂」と書いて「きららざか」と読む下りを一歩ずつ下っていきます。
雲母坂は落ち葉で埋め尽くされていましたが
平坦な箇所もあり比較的歩きやすく、だんだん京都の街並みが近づいてくるのと車や人の生活音が耳に入ってくるのでゴールに近づいてきているのを実感します。
京都側の登山口を出て音羽川沿いを歩いていくとゴールの叡山電車修学院駅です。
ゴールの叡山電車修学院駅に無事到着。
今回は雪の山歩きやアルコールストーブを使ったり冬の山コーヒーを飲んだりと初めて尽くしで濃密な内容だったので身体は疲れましたが気分は充実した山歩きでしたね。
来年もマスターはマイペースで山を歩いていきたいと思いま〜す。
<マスターの山歩き記録>
日時:2022年12月19日(月)曇り
場所:滋賀県/京都府比叡山
山歩きタイム:6時間36分(休憩含む)
走行距離:12.8km
持ち水:2000ml×1本
持ち湯:500ml×1本(コーヒー/ラーメン用)
行動食:おにぎり3個 チキンラーメンミニ
チョコトリフ/黄金糖
雪の山歩きは自分の意志とは裏腹に鼻水がでる。
かみかわ珈琲焙煎所
マスター